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  • Subject: Re: コンサを取り巻く環境について
  • From: 河内りえ
  • Date: 1999年12月10日 20:43:25
  • Reply-to: コンサを取り巻く環境について By redblack

    : こんな記事を見つけました。

    : 道新 12/8 HPより

    : 「財政が苦しいのに、なぜ、HFCを支援するのか」、「そんな金があれば福祉や除雪に回すべき」。同市が財政支援の検討に着手した八月上旬以降、これまでに、市民の声を聞く課に手紙やインターネットで寄せられた市民の意見は三十一件に上る。このうち、支援に反対の意見は十九件と全体の六割を占めた。

    :  福祉や除雪と同義ににコンサドーレが語られるこの土壌に、本当のスポーツ
    :  文化が根付くのかと疑問に思います。(そんなもの必要ないんだという方には
    :  この話は関係ありませんが)
    :  この投稿をされた方は自分にとって必要なモノだけに予算が付けば満足なんで
    :  しょうね。。。

    あなたもそうでしょ。コンサにさえ補助金付けば満足なんでしょう。誰だって自分の必要なものに予算付けて欲しいと思うのは当然なんですよ。ただ、個人個人の要望をすべて叶えるほど行政も金持ちじゃないのはわかるでしょ。
    税金の使い道ってね、「わたし」が必要ではなくても、金を出すべきと考えられるものを民間がお金出さないような所に投入するの。福祉も道路も除雪もそう。行政はそういうところにお金を投入してるの。
    例えば、自治体が地方債発行(借金ね)してまで、福祉予算を増額するのはどう?
    いいと思う?駄目だと思う?
    同じく、自治体が借金してまでHFCの運営費の尻拭いするのはどう?
    いいと思う?駄目だと思う?
    前者と後者の例で、借金してまで予算付けなければならないのはどっち?
    自分の生活が公共サービスが充実してない切迫した人なら、誰だって「プロ」サッカーチームに税金投入されるのオカシイと思うでしょう。コンサよりも目の前にある雪の山を何とかしてくれ、巡回介護の回数を増やしてくれって思うのは当然じゃないですか。
    文教予算も大切ですよ。動物じゃなくて人間なんだから、文化的な生活をするのは人間が人間たる所以ですからね。でもね、akiさんが以前おっしゃっていたように、コンサは税金投入の順位が高いとはどうしても思えないんだけど。

    文化文化っていったって、基本は民間資本と受益者で賄うべきものなの。民間が手を出しにくい所だから、コンサートホール建てたり、公園整備なんかもやるんでしょ。
    プロサッカーチームの運営はどう?
    民間資本ばんばん入る余地あるじゃない。実際に何億も入ってるでしょ。試合という興行やってて、スポンサー収入ある団体なんだから、独立採算性があって当たり前で、むしろ税金に頼る方がオカシイと思うけど、どう?
    育成事業なんかは、そりゃ税金の補助あった方がいいとは思うけどさ。チームの維持は自前でやるべきでしょ。受益者も含めてね。

    : 市議会でも水面下では財政支援をけん制する動きがあった。市内のいくつかのスポーツ団体からは「なぜ、サッカーだけ」との疑問の声が寄せられた、という。

    :   プロスポーツ(経営問題とは別です)のチームだからではないでしょか。。。 

    プロスポーツだから税金投入OKなんですか???わっかんないなぁ。アマならわかるけど、コンサってプロチームですよね。
         
    :   ホームタウン札幌のチームとして存在があるからですよ。

    ま、地域振興の為というのであれば、自治体が税金投入する理由も何とかなるのかな。でも、札幌はすでに200万都市。充分振興してると思うけどね。産業も娯楽も十分すぎるんじゃないのかなぁ。そうそう、じゃあさ、道が出すことは無理ですよね。ホームタウン札幌なら。

    :  札幌の都市景観賞を受賞したサポーターの応援風景。全国的にも評判の高い
    :  このサポーターがいる一方で、こうした意見があるのも事実です。
    :  こういった記事に触れる度に、果たしてこの街は本当に「文化都市」を掲げる
    :  街なのか疑問に思わざる負えません。文化って決して高尚で教科書や一部の
    :  先生方が持ってるモノじゃなくて、自分たちの身近にあるもの。大切にしたい
    :  ものなんじゃないかと思うのですが、それを理解しようとせずに語られるので
    :  あれば、そんな土壌のこの札幌は「文化都市」を掲げるのはやめてしまえばい
    :  いんですよ。クラシック音楽や造形芸術だけが文化じゃないんですから。

    それはそれ。理解することと、税金出すことは別次元の話。人それぞれの趣向を理解してるとかしてないとかの話じゃなくて、理解・尊重はしてるんですよ。でも、個人個人の娯楽に税金は出せないって、税金投入に反対する人は云ってるの。根づかなければ文化じゃないの。根づくって、「それ」を趣向している人口の大小ではないよ。「それ」を趣向する人間が例え少数でも、「それ」に興味のない人も、それを文化だと認識してるものが文化であって、大金食うってみんなわかっているけど、興味はなくともクラシックのホールや造形芸術はみんなが文化だと認識できてるでしょう?
    税金投入肯定派の皆さんがよく根拠に使われる都市景観賞の話だって、思惑含みの施策で選ばれた都市景観賞なんて、何の根拠にもならないですよ。

    200万都市で平均11,000人そこそこしか人が集まらないでしょ。コンサのホームゲームの同じ日に、丸山球場で巨人-阪神戦やってどっちが人集まると思う?数ではないって書いたけど、スポーツ文化と仰るなら、大衆はどっちを支持するのかな。
    北海道のスポーツで、浮かぶのは原田とか清水だよね。少なくとも、本州にいる大学時代の友達に聞くとそうゆう答えだし、あたしもそう思う。コンサとどっちが「スポーツ文化」として認知されてる?何でサッカーを文化文化ってのたまって税金くれくれ云うのかな。
    文化だから税金くれくれ云う理屈もオカシイって。
    プロだから税金くれ?プロならプロらしく税金に頼ることの方がオカシイっての。

    コンサさえあれば北海道のサッカー文化は成り立つらしいから、HFCは潰れてもいいわけですよね。ホームタウン制でいうのなら、HFCは潰れてもクラブチームのコンサは札幌に残るんだから別にいいじゃないの。リーグや選手のレベルはともかくとしてね。リーグや選手のレベルを維持させる、運営会社を維持させるために税金投入されるんなら、そこに文化ってあるんだろうかね。教えてよ。


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