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Subject: Re: 2003年から札幌ドーム冬期利用可能に?
From: 北極星
Date: 2001年1月30日 19:33:38
Reply-to: Re: 2003年から札幌ドーム冬期利用可能に? By Puffy

: ドームがインパクトないかな〜?

: 冬季間に屋外(屋内?)のゲーム(サッカー以外の)できるのは北海道には必要だったのでは。春先や晩秋のゲームだって組めてシーズンが伸びるのは、サッカーにとってもいいことなのでは。
: 梅雨が無いからって、雨が降らないわけじゃないし、野球とか雨で試合が中止にならないし、サッカーとかも雨のときはずっといいコンディションの試合がみられるのでは。
: 収容人員だって本当はそんなに(4万6千)いらないはずなのにW-CUPのために無理したって気がするんで、確かに割高になってる気はしますが、それよりも、これ以上収容人員の大きなオープン型のスタジアムこそ不要なのでは?

ドームの建設費、いくらかご存知ですか?
また、それを現在ならびに将来の生産年齢人口で割ると、どの位になるか考えてみてはどうでしょうか?
しかもこれに償却コストが上乗せされるのですよ。
一般論でたとえば雨があたらないからドームがいいといっているのではないのです。
サッカーで考えてみましょうか。
年間のホームゲームは、15〜20試合しかありません。あとの日はどうしますか?
野球?どこのチーム?
西武?で、何試合?せいぜい30試合でしょうね。
これらを加えても50日にしかなりません。
同じ使用頻度で、しかも少ない使用頻度なら建設費の安い方法で十分だったのでは。

サッカーでは、下半身への負担が大きいため、人工芝は不可とされ、ご承知のように生芝でなければ、ゲームができません。
このようなことは、近年では、野球でも同様であって、アメリカの野球場では、人工芝から再び生芝へと転換するところが多くなっており、わが国でも間もなく同じ道をたどるものと推測されています。

とすると、今の札幌ドームで生芝を使えるのか?といった議論になってしまうのです。
そしてこのことは、建設構想段階から検討され、コスト面からの検討結果として屋外育成、屋内搬入となったのです。
つまり、札幌ドームでは、インドアとはいっても、プレイできる期間を長くはできないということです。(インドア施設で育成しておき、それをドームに搬入するならできましょうが、その方法でもコストがかかり過ぎるとのことで、計画段階でボツになったはずです。)
ドームは確かに屋内施設です。しかし、何もしなくともそこに搬入した芝が育つと考えないでください。今のシーズンでしたら、当然マイナスの気温になってしまいますので、わずか2週間に1回の使用であっても、日常的に暖房をしなければならないのです。

では、インパクトがないとは?
横浜7.0万人、埼玉6.3万人、静岡5.1万人、宮城4.9万人で、新潟、神戸、大分、長居と札幌ドームは同じ位(4.2万人でした。)の収容人員です。
もしオープン型だとしたら、10万人のスタジアムでもドームよりは安くできたでしょう。こちらの方がインパクトはあったのでは。(ソウルのスタジアム。8万人だったと思います。)
それでしたら、間違いなく、ワールドカップ決勝は札幌で行われ、世界に誇れる施設となったはずです。



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