【2014W杯ネタ5】FIFAワールドカップブラジル大会で導入されている新しい試み

FIFAワールドカップブラジル大会では、いくつかの新しい試みが導入されている。1.はすでに日本国内の試合やJリーグへの導入も決まっているが、2.や3.もいづれ導入されるかも。3.は規模が大きくなるのでちょっとむずかしいかな。

1.6月から適用されている新しい競技規則
2.バニッシングスプレー
3.ゴールラインテクノロジー

6月から適用されている新しい競技規則

今大会では、FIFAが6月から国際的に適用を開始した新しいサッカー競技規則が適用されている。

数点の変更点があるが、一番大きな変更点は、アンダーシャツなどにメッセージを書いて掲示することが一切禁止されたこと。選手がゴール後などに、シャツをめくってアンダーシャツを見せて、メッセージをアピールすることがよくあったが、これが禁止された。

メッセージは内容を問わず、表示することが禁止された、個人的、政治的、宗教的、なんであってもダメ。表示する箇所も、アンダーシャツだけでなく、身につけるモノ全てが対象となった。

これを破った場合は、大会主催者あるいはFIFAによって罰せられることになっている。

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バニシングスプレー

今大会では、バニシングスプレー(vanishing spray)の審判による使用が認められている。

バニシングスプレーとは、フィールドの芝生の上に一時的に線を引くことが出来るスプレー。書かれた線は、数分後に自動消滅する。フリーキックの際などに、壁の立ち位置の制限やFKの位置などを明示するのに使われることが多い。

すでに導入されている国のプロリーグやFIFA主催の国際大会などでの使用実績をうけて、今大会で導入された。

ブラジル大会の開幕戦、ブラジル-クロアチア戦で主審の西村雄一氏が早速使っていたので、記憶されているかたも多いだろう。これが、ワールドカップでは初めての使用事例。

ゴールラインテクノロジー

今大会では、ボールがゴールラインをわったかどうかを判定する装置(ゴールラインテクノロジー)が導入されている。最終的なゴールの判断は、あくまでも主審に任されているが、それを補助する装置として導入されている。ゴールインしたときは、審判の腕につけている腕時計にGOALと表示され、10秒ほど震動することになっている。

2012年クラブワールドカップ(日本)、2013年コンフェデレーションズカップ(ブラジル)でテストされ、2014年ワールドカップブラジル大会で導入された。


埋め込み状態での再生は出来ないようなので、YouTubeのサイト上で再生して下さい。


埋め込み状態での再生は出来ないようなので、YouTubeのサイト上で再生して下さい。

今大会の認定システムは、GoalControl社のものが使われている。GoalControl社の紹介ビデオも、YouTubeに動画をアップされている。

複数のカメラにより、ボールの軌道をリアルタイムに追跡、サーバーで計算され、ゴールラインを割ったかどうかを判定するシステム。

ブラジル大会では、1次リーグ、フランス-ホンジュラス戦のフランスの二点目で適用された。これが、ワールドカップでは初めての事例。

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