初めての経験になりそうなこの1ヶ月

前節ヴェルディに敗れて4位に転落。3位の徳島とは勝ち点同じで得失点差の4位。残りは4節4試合。さしずめサッカーの試合なら、後半始まって0-0の同点、でも引き分けで終わりではダメ、といったような状況か。残り試合が減るに従って、タイムアップまでの残り時間が減っていく。大分戦終了で後半15分。草津戦で後半30分。湘南戦で後半45分が終了。東京FC戦はそれこそロスタイム。といった感じで残り3週間あまりをすごすことになりそう。個人的には、昇格決定は最終戦までもつれこむと思っている。

コンサドーレ札幌はこれまで三度昇格を経験しているが、全て優勝しての昇格。そのパターンは、開幕ダッシュに成功しそのまま逃げ切り。今シーズンのように、どんけつ近くから這い上がり、残り数試合で昇格ライン上をうろうろしているようなことはなかった。また、逆に昇格できなかったときは、この時期昇格断念となっていることがほとんど。すなわち、コンサドーレ15年の歴史の中で、今季のような戦い方は経験したことながない。

このことは、今、全てのコンサドーレサポーターが未知の状況にいることを意味する。古くからのサポーターも新しいビギナーサポーターもみんな初めての経験の中にいる。一戦一戦の結果に一喜一憂。その都度、精神状態はどうかなってしまうかも知れない。

でも、せっかく初めての経験をしているのだから、慌てず騒がず最後の試合が終わるまで渾身の応援を行いたい。その結果がどうなろうとも、未知の経験をしているこの状況を堪能したい。苦しい状況ほど、結果がすばらしいものになったときの感動は大きいものになる。このことは、今でも語られる、コンサドーレの名勝負の数々をスタジアムで経験したことがあるサポーターなら分かるはず。そしてハッピーエンドでシーズンが終わることができたなら、それは今後語られる名勝負の一つとなる。

全てのサポーターに、コンサドーレの歴史の生き証人になれるチャンスがある今、

「仲間を信じて最後まで戦え」

 
 

※太字の標語は『サポーター有志の皆様によるメッセージ横断幕製作・掲出および写真撮影について』より引用です。