第14回アジア大会開催、日本準優勝

この日、第14回アジア大会サッカー競技の決勝戦が釜山オリンピックスタジアムで開催された。初の決勝進出を果たした日本代表はイランと対戦した。
アジア大会のサッカー競技は五輪と同じ規定で、U-24の選手に3名までのオーバーエイジ枠が認められている。しかしながらこの大会をアテネ五輪に向けての強化試合と位置づけている日本サッカー協会は二年後に五輪代表となるU-21日本代表をオーバーエイジ枠を使わず派遣した。
グループリーグDの三試合を全勝で一位抜けした日本代表は、8強のそろう決勝トーナメント準々決勝でグループC1位の中国と対戦。中国も日本と同じくU21代表を出場させている。先月の親善試合では苦杯をなめた日本代表だったが、今回は押されながらも中国を1-0で避け、準決勝へ。タイとの対戦となった準決勝は、3-0で快勝。アジア大会初となる決勝戦出場を決めた。
決勝の相手は、準決勝で地元韓国を破ってきたイラン。試合の方は前半はお互い無得点ですすむも、後半開始直後にイランが先制点を決めペースを握る。後半43分にも追加点を奪われ0-2。それでも、終了間際に中山悟志選手(G大阪)が5試合連続となるゴールで1点を返す。残念ながら試合はこのまま終了。悔しい準優勝となった。
この大会にコンサドーレ札幌からただ一人参加している藤ヶ谷陽介選手は残念ながら、全6試合で出番無し。1試合に一人しかでられないGKというポジションの特性もあるが、同選手にはベンチでさらに悔しいアジア大会となったに違いない。今後の奮起が期待される。

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