【BBS CLASSIC】ひぐまの今野選手襲撃レポート

※【BBS CLASSIC】は掲示板ページの投稿の中からルポ風の記事を小話の部屋に転載したものです。

ひぐまさんの、コンササロンへの書き込み
===============================
発言番号:コンササロン12188番
日時:2001年1月04日
件名:ひぐまの今野選手襲撃レポート
-------------------------------

でわ、「ひぐまの今野選手襲撃レポート」です。

試合は昨日とは打って変わって、東北は中盤もガンガン攻撃参加し、逆にFWも精力的に守備をこなす活発な内容。(つまり昨日の広島皆実戦は“まずは守備ありき”的な試合でした)東北は前半16分に先制し、堅い守りで明徳義塾の反撃を食い止めますが、35分に趙のゴールで同点に追いつかれます。後半6分、右サイドを攻め上がったMF6森山が勝ち越しゴールを挙げ、そのまま逃げ切って2-1で東北が初のベスト8入り。

<試合終了後・スタンドで>
きょうもスタンドで見ていた石井肇チームコーディネーターに
ひぐま「今野、いいですね。どうやって見つけたんですか?」
石井「いや、まぁ…はははは(笑)、じゃ、またね」(と、かわされる^^;;)
※注/石井氏とは毎年高校サッカー観戦で顔を合わせています

今野の評判を聞きつけてか、あるいはただ単にヒマだったからか、きょうは10人近い関東コンササポが三ッ沢に。東北高校ベンチのすぐ上まで行き、バックスタンドの母校応援団に挨拶を済ませて戻ってくる選手達の中から今野を見つけ、
コンササポ「今野ぉーーーーーっ!」「コンサドーレだぁーっ!」「札幌で待ってるぞぉーっ!」
チームメイトとともにはにかみながら笑顔で応える今野。女性コンササポの中からは「かわいいー *^^*」の声も。
■ひぐま「おーい今野ぉーっ! 白い恋人のCMに出られるぞーっ!
※いや、ホント、たぶん起用するでしょう

<三ッ沢球技場外で>
「話聞けますかね? 待ちましょうか?」と、きょうも一緒に観戦していたコンサライブの永井さんと「取材」モードに突入。待つことしばし。東北高校の選手では最後の方になってようやく今野が引き揚げてきます。しかも記者を3人も引き連れて(^^;;;
■ひぐま「(がりっがりっと爪を研ぎながら)をー、今野くん。お疲れさん。日本一しつこいコンサドーレのサポーターです。数あるチームの中からコンサドーレを選んでくれてありがとう!」(と、握手を求める)
■今 野「あ、ありがとうございます」(と、鋭い爪にたじろぎながらも握手)
■ひぐま「きょうは昨日とかなり違った展開になっていたけれど、あれは戦術を変えていたの?」
■今 野「はい。きょうは最初から積極的に行こうということで」
■永 井「体調が悪かったとかそういうことじゃないの? 昨日よりも目立ってなかった印象があったけど」
■今 野「いえ、そうじゃないです。戦い方を変えただけで」
■永 井「昨日は(広島皆実の)9番の選手をマークしていましたよね」
■今 野「はい。きのうはそうやってマークする選手が居たからよかったんですが、きょうは特にそういう役目は無くて、かえってどーしたらいいのかな…と、戸惑ってしまったところはありました」
■永 井「マークする選手がいた方がやりやすいのかな?」
■今 野「そうですね。今度(準々決勝)はまた誰かマークする相手を見つけないと」
■永 井「自分の得意なプレーとかはありますか?」
■今 野「インターセプトですね」
■永 井「サッカーを始めたのはいつ頃? 最初から今の位置(ボランチ)だったの?」
■今 野「小学校のときからです。最初はハーフ(中盤)で、ちょっとセンターバックとかもやっていました」
■ひぐま「僕らは昨日もここで見ていたんだけど、すごく頭のいい選手だなって印象を受けました」
■今 野「(照れながら)そうですか、ありがとうございます」
■ひぐま「しっかりと守っているし、迂闊に飛び込まないし。で、攻撃に2回上がって2点でしょ?特に2点目の切り返しなんか見事でしたよね」
■今 野「(ますます照れながら)ありがとうございます^^;;」
日刊スポーツの北村記者「きょうは相棒の森山くんがゴールしましたね。彼は“きのうは泰幸(今野)がゴールしたから、きょうは俺の番だ”って言っていましたよ」
■今 野「あははは、はしゃいでましたよね」
※注/ボランチコンビを組む森山が決勝ゴール。喜びすぎてユニフォームを脱いでしまい警告を受けた
■北 村「彼とは中学時代(山田中学)から一緒ですよね。何かプレーの面での約束事とかあるのですか?」
■今 野「いえ、もう小さい頃からずっと一緒にやって来ていますので、お互い何を考えているのかだいたいわかりますし」
■ひぐま「でも、よくまとまったチームですよね。前(FW)の3人がフィジカル強いし、体を張ってキープできるし」
■今 野「ええ、もう、前が強いのですごく守っていてやりやすいです」
■ひぐま「コンサドーレの練習とかには参加していたのですか?」
■今 野「いえ、ないです」
■ひぐま「試合は見たことある?」
■今 野「それもないです」
■ひぐま「じゃ、入団して厚別に来たら驚くよ。もう360度真っ赤っかのサポーターだから。ね、安部さん」
スポーツニッポンの安部記者「ええ、そりゃ凄いですよ」
■今 野「そうですか(と、目を輝かせる)」
■ひぐま「それじゃ、入団のお祝いに、これをあげよう(と、ひぐまが首に巻いていたマフラーを無理矢理今野の首にかける)。この柄(注/adidas製の赤黒縦縞に白の縁が入ったもの)は、今年のウチのユニフォームと同じ柄なんだ。この間買ったばかりだから、まだ臭くねーから(笑)」
■今 野「あ、どうもありがとうございます」
■ひぐま「じゃ、コンサドーレのサポーターに何かメッセージを!」
■今 野「活躍しますので、応援よろしくお願いします
※と、バスに乗り込む

<その後、彼を追っている日刊スポーツ東北の北村記者に聞く>
■北 村「彼は本当に純朴ないい高校生ですよね。とても素直で頭がいい選手ですし。富山国体の宮城県選抜には入っていましたが(各年代の)代表歴はまだないのです。でもU-20代表の西村監督も“合宿に招集してみたい”と話していました。昨日はコンサドーレの石井さん(チームコーディネーター)に話を聞きましたが“明神のようなタイプだ”と言っていましたし、いい選手に育ってくれると思います。…でも…有望な選手はみんなベガルタじゃなくってよそに行っちゃうんですよね(泣)」
※一昨年のU-17ナショナルトレセンには招集されています。

ってことで、彼が中盤の底で奮迅の活躍を見せる東北高校は準々決勝に進出。
1/5(金)14:10~ 「東北高校 vs. 富山第一高校」(三ッ沢球技場)
※ひぐまわ駒沢で「国見-清水商」を見るつもりでしたが、清水商負けちゃった(T_T)のでひぐまも三ッ沢行きます!