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Subject: コンサユース、ベスト8の壁厚く…(クラブユース選手権詳報)
From: 横浜のニセえぞひぐま@ユース担当(再起不能)
Date: 2000年8月01日 12:48:42

福島県のJヴィレッジで行われております「第24回日本クラブユース選手権(U−18)」についてです。

まずは重要なお知らせがあります。
この大会に出場するコンサドーレ札幌ユース(U−18)の選手へ差し入れを贈るため、
去る6月25日(日)の湘南戦(平塚)のコンサ側サポーター席において、「ユース応援基金」を募り、
その合計金額はこちらでご報告させていただきました。
これを元にHFC育成部と相談のうえ、ミネラルウォーター、スポーツドリンク、麦茶など、合計18箱(204リットル分!)と、
ウィダーインゼリー20個を調達し、選手の元へお届けいたしましたことをご報告いたします。
保坂不二夫U−18監督からも「皆さんに心から感謝いたします」とのお言葉をいただいております。

さて試合。
グループDに属したコンサの初戦は昨年の準優勝チームである湘南。
前半はほぼ試合を支配され、これといった好機を作れず。
ただしこれは「暑いので、前半は抑えて後半勝負」という作戦通りだったとも言えます。
事実後半になると一進一退の攻防となり、何度か相手ゴールを脅かすものの、
崩しきれていない形でのシュートが多く、有効打にはなり得ません。
が、逆に決定機も許さず0−0のまま推移した後半32分に、これまで攻守に渡って冴えていた
湘南MF杉本が2枚目の警告で退場となります。残り8分(注/今大会は40分ハーフ)はコンサが押せ押せとなるも、
あいにくこちらも切り札のFW新居が足を痛めてピッチを退いており、スコアレスのままタイムアップ。
ほぼゲームプランを実践できた反面、攻撃面で迫力に乏しく「勝てた試合」を引き分けてしまった悔しさが残りました。

○湘南ベルマーレ 0−0 コンサドーレ札幌
メンバー(札幌のみ。名前の前の数字は登録背番号。後のカッコ内数字は学年)
GK12相川雄介(2)、DF2石谷友志(2)、4西村公基(2)、5木崎太郎(3)、14増井貴輝(2)、
MF7伊藤正浩(3・主将)、18伝庄優(1)、16小林瞬(1)、10苫米地勇樹(2)、
FW9三上尋輝(3)、11新居辰基(2)
途中出場=MF17竹下大亮(1)、FW8谷内弘樹(3)、MF6中村拓朗(2)

初日にも増して酷暑となった2日目。今大会の優勝候補のヴェルディとの対戦。
3年前、当時全員1年生で参加し、0−14という屈辱的大敗を喫した相手です。
そのときの雪辱を…と、仙台大学に進学している昨年までキャプテンだった増永くんも応援に駆けつけました。
試合前のコイントスに勝ったコンサは、まず強風を背にするエンドを選択。
気合の入った守備で押し寄せるヴェルディの攻撃を凌ぎ続けたものの、
前半19分(計時は公式記録より)に右サイドをオフサイドぎりぎり(オフサイドではなかったです)で相手FW富澤に破られて、
中央に詰めてきたFW藤本に右足で合わされ先制を許します。
これ以後も守りの面では大きな破綻を見せなかったコンサですが、中盤を構成できず、
強い追い風に乗せたボールに対する戦術面での微調整ができず(すなわち、せっかく相手の裏にボールが抜けても
出足が遅かったり球足が長すぎたりしてFWが届かずにチャンスらしいチャンスにならない)歯がゆい展開。
なんとか風上に立つうちに追いついておきたかったところなれど、0−1で折り返し。
後半、負傷のため先発を外れていた新居と個人技に優れる小林(この2人、一見したところ兄弟のようだ^^;;)を投入するも、
前がかりになったサイド(特に右サイド)を再三破られて深い位置まで持ち込まれ、次々と決定機を作られます。
15分には林に左サイド(コンサの右サイド)を単独スニークされ、右足で決められ0−2。
24分と29分にも左を食い破られて中央で待つ清水(こいつすげぇよ…さすが“ヨミウリ”の10番背負ってるだけあるよ)
に連続得点され0−4となるに至っては、さすがに猛暑による疲労もあいまって足が重くなってきてしまいました。
しかし、「なんとか一矢報いてほしい!」という願いは結実します。
32分、中盤やや右サイドの小林がターンして出したボールが、オーバーラップしていたDF西村の足元へ。
相手DF田中に寄せられ、シュートコースを潰されかかりながらも堪えて粘って右足で放たれたグラウンダーのシュートは、
ゴール左隅に吸い込まれていきました。今大会初得点であると同時に、ヴェルディユースとの通算4回目の
公式戦での対戦でも初得点ということになりました。
喜びも束の間、終了間際には田村にもダメを押されて1−5で敗戦。
湘南が塩竃に不覚を取ったため、明日(2日)の塩竃戦に勝てばグループ2位の可能性も残っておりますが、
準々決勝には6つの各グループ1位と、2位の中から成績上位の2チームしか進めないため、
この時点で最大でも勝ち点を4にしかできないことになったコンサユースは、準々決勝進出がかなり苦しくなりました。
(注/後刻、A、B、Fグループで2戦2勝=勝ち点6のチームが2つづつ出たため、コンサは敗退決定)

○ヴェルディ 5−1 コンサドーレ札幌
メンバー
GK12相川雄介(2)、DF2石谷友志(2)、4西村公基(2)、5木崎太郎(3)、14増井貴輝(2)、
MF7伊藤正浩(3・主将)、6中村拓朗(2)、17竹下大亮(1)、10苫米地勇樹(2)、
FW8谷内弘樹(3)、9三上尋輝(3)
途中出場=MF16小林瞬(1)、FW11新居辰基(2)、DF15浜本伸孝(2)

<感想>
差は縮まって来ている。しかしここからの閾値の「差」がとてつもなく大きい。
塩竃戦の勝利と、Jユースカップでの勝利を期待しています。

<ビョーキ>
昨年から「倍増」しました(^^;;;
30日はタイコ入りで10人(動物も含む)で応援。31日も平日にもかかわらず4人(動物も含む)いました(笑)。
今年は応援らしい応援やっていたのって…結局オレたちだけかぁ?



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