コンサドーレ札幌北海道後援会が解散することに

コンサドーレ札幌北海道後援会が解散することを決定した模様。サイトなどでの公式発表はされていないが、後援会会員にむけて解散する旨の案内が郵送されている。

現在の後援会会員は、ファンクラブであるCLUB CONSADOLEへ統合となることが文面で説明されている。各地区後援会は、コンサドーレを応援する組織として今後も活動を続けていく模様。

対外的な公式発表がまだされていないため、詳細は不明であるので、以下は私感。

後援会は、98年にHFCの経営が傾いた際に、金銭面でのサポートを目的として設立されたコンサドーレを応援する人たちの団体(従ってHFCとは、組織上は独立した団体)。当時、会員は1万人近くまで増え、1億円ものお金を寄付金としてHFCに渡すなど大きな貢献を果たした。この実績は、金銭面でサポートしただけでなく、コンサドーレが人々の支持を大きくうけているということを対外的に示すことにもつながり、コンサドーレ支援の流れへと繋がった。その後援会も現在では会員数は1000人くらいまでに減少し、毎年行っている寄付金も数百万円規模で推移している。後援会費から運営費を除いた全額を寄付金に充当しているが、会員数が少なくなると運営効率が悪くなる。

クラブやスポーツ団体によっては、後援会がファンクラブの位置付けで存在しているところがある。コンサドーレはファンクラブも組織としてあったため、設立当初から、後援会とファンクラブの違いに迷うサポーターが多かった。位置づけとしては、会費のほとんどがグッズや運営費に消えてしまうがコンサを応援する人たちにより楽しんでもらうためのファンクラブ、会費をほとんど寄付金にまわして金銭面でのサポートを目的とした後援会という位置づけであるのだが、名称からだけでそれを理解するのは難しかった。

現在では、2004年から個人によるスポンサー制度(パーソナルスポンサー)ができたこともあり、後援会の機能のうち、金銭面でのサポートはそちらへ移行することが可能の状況にある。残りの応援面でのサポートはファンクラブ(CLUB CONSADOLE)へ統合といった流れなのかも知れない。来季J2に降格し、経営面でのスリム化など、いろいろ方策を打ち立てていかなくてはいけないHFCとしては、既存の組織の再編・統合などにより、より効率的なプロモーションができる体制を整備するということなのかも。パーソナルスポンサーは1口1万円からで、後援会費2口分に相当しちょっと敷居が高くなるが、頑張れコンササポといったところか。

関連外部サイト

  • コンサドーレ札幌北海道後援会 – 後援会の公式サイト

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