【寄稿】すいか隊活動報告2(作業内容編)

文・写真/リンダ

今回は「作業内容」について報告します。

まず、練習が終わったら(練習には間に合わず、「すいか隊」の作業のためだけに練習場に来る人もいますが)、ショップ(赤/黒のテント)の前にテーブルを出しますので、初めて参加する方は住所・氏名などの登録をして下さい。ホルダー入りのIDカードとスタンプ台紙が給付されます。

入隊登録テーブル


隊員IDカード

前回も書きましたが、グラウンド内に入るので「かかとが無い靴」という条件があります。また、練習終了後にすぐ作業を始めるので、選手からサインをもらっている暇などはありません。

試合と同じように雨の日も練習をするので、「すいか隊」の方も、雨の日でも作業を行ないます。雨具は各自で用意して下さい。(ショップではポンチョを売っています。)使い捨ての手袋なら、多少は「すいか隊」で用意してあります。

  1. 「すいか隊」専用のビブスを配付しますので、一般人と区別するために着用して下さい。
    • 報道陣でさえ、許可なくグラウンドには入れません。「すいか隊」とは、それほどの『 Mission Impossible 』なのです。(^^;)
  2. グラウンドの入り口で、靴の底を消毒するために、薬剤が入ったトレイに靴を浸します。
    • 繁殖力が強い、変な雑草が侵入しないためですが、最近は省略しています。
  3. 使う道具は、芝の種を混ぜた砂が入ったバケツと、空のバケツと、芝を刺し起こすためのフォークのような道具です。
    • ホーマックで売っていて、「根起こし」と呼ぶ道具らしいです。
    • 三種の神器(バケツは清水鋼機提供、フォークは北ガス提供、軍手は自前)
  4. 初めて参加する方には、専門家(グラウンドキーパーさん)が、めくれた芝を直す模範を示して指導してくれます。
    • 最初はその作業が「神業」に見えますが、慣れればそれなりに出来るようになります。
    • グラウンドキーパーさんによる初心者への講習
  5. 選手がボールを蹴る時に軸足を踏ん張りますが、その時に芝がズレることがあり、それを元に戻すのが主な作業です。
    • ズレた芝(や砂)を戻すのに、まずフォークで芝を少し浮かしてから、結構な力で地面を叩いて、なるべく芝同士を「縫合」するように努力し、足りない場合は砂を入れます。
  6. 傷んだ芝は、補修が早ければ早いほど、回復も早いそうです。
    • 最近分かったんですが、初期に適切な処置をしなかった部分は、後々まで傷跡が残っています。
    • GKが立つ場所と、ディドコーチがGK練習用にシュートを打つ場所が、最も傷むので(笑)、ゴールマウスの位置を時々ズラしています。
  7. ちぎれてしまった芝はどうしようもないので、空のバケツに回収します。
    • 最初の頃は、「こんな風にめくるのと戻すのを繰り返していて、一体、いつになったら芝が根付くんだろう?」と不安でしたが、さすがに春になると根が張ってきて、フォークが刺さり難くなり、芝の葉も元気に硬くなりました。
  8. 作業時間はおよそ1時間程度で、真面目に作業をすると汗をかくくらいです。
    • 隣の「からくり時計」の音が鳴ると、ホッとしますが、中腰になって傷んだ箇所を探したり、しゃがんだり立ったりを繰り返すので、日頃の鍛練が足りないと、かなり腰にきます。運動不足やストレスの解消にはなりますが・・。
  9. 作業が終わったら、道具やビブスを返して、受付テーブルで台紙にスタンプを押してもらいます。
    • スタンプ30個が一つの目安のようで、噂では、ご褒美として「レストランの割引券」とか「サインボール」とか言われています(あくまでも噂)。
  10. スタンプ台紙には、表・裏合計60個まで押せる枠があり、30個たまるとIDカードに一つの「トータルポイント」が付きます(まだ見たことはありませんが)。
    • IDカードには6つの枠があるので、スタンプに換算すると180個(回)分です。

【作業風景】

(後方はレストラン棟、テントショップ、からくり時計塔)

石水(参謀総長)さんも、底が平らな靴を履いて作業

【余談】
※練習場のレストランは、5月下旬頃にオープンするようで、突貫工事中です。
※練習日程の更新や変更は、 「すいかのホームページ(http://www2.odn.ne.jp/suika/main1.htm)」 が最も早いです。
※夏場は暑いだろうなぁ(作業の後のビールや、すいか、ミルキーロッキーは美味いだろう)とか、夜間練習の後は照明に虫が寄ってくるんだろうなぁ、というのが、目下の心配です。