HFCの定時株主総会開催、初の単年度黒字を計上

この日、HFCは札幌市内で定時株主総会を開いた。この定時株主総会は毎年年度末に開催されており、5回目になる。総会では2000年度の決算報告がなされたが、それによると7479万8000円の黒字を計上、初の単年度黒字となった。収入も支出も昨年度の総会で発表されていた2000年度の事業計画にほぼ従った額でおさまり、はじめて事業計画通りに推移した年度といえる。このため累積赤字は少し減って、28億8698万3000円となった。

新年度事業計画では、収入14億4千万円、営業外収入2億8千3百万円、費用17億2千万円で、数百万円であるが、二年連続の黒字を見込む。

新年度計画では、スポンサー収入は5億円(70社)(昨年度は64社(3億3千万円))、サポート-シップスポンサーは150社(昨年度は97社)。ドーム効果で入場者数増加を見込み入場者単価を1929円に見込む。2年連続の黒字決算をめざす(5百万円程度)。スポンサー等と協力して道外からのツアーやパック観戦者を増やす。ユースチームが固定的に使える練習場の確保をめざし、トップ・ユースの一貫指導をめざす。などが明らかにされた。

また、今後の方針としてファンクラブ会員を1万人へ増やす(現在は8千名ほど)、オフィシャルホームページを充実し情報の公開に努める、後援会の収入を確保する(LAWSONのロッピー端末からの入会手続きを可能にする)、2002年W杯に向けてCVSの組織を強化する、Jリーグの「ネクスト10プロジェクト」に関連してJリーグ当局と協議する、ファンクラブや持株会の会員特典を見直して収入増を計る(単価の増大)。などの目標が掲げられ、実現に向けて頑張っていくことになった。

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