第5回サポーター集会議事録-「サポーターからHFCへの要望事項」へのお返事

第5回サポーター集会議事録(追加分)
「第5回集会」は、いつもの回以上に質疑応答が活発に行われました。そのため、時間内に質疑できなかった要望・質問等もありました。それらは、後日、HFCから文書の形で、集会の主催者の方へ回答されました。それが、第5回サポーター集会議事録(追加分)です。これも、グッズショップに置いてある議事録には掲載されています。


「サポーターからHFCへの要望事項」へのお返事
お返事が大変遅くなり、申し訳ありません.全てのご質問にお応えし切れたか自信はありませんが、今後もこうしたご意見、ご質間を拝聴させていただけれぱと思います.より多くの方へお伝え願えればと考えます。

(株)北海道フットポールクラブ


●後援会の継続依頼に選手のサインや「よろしく」の一言があれば効果抜群では。
「後援会だより」の中で、そういう企画を検封しております。
●後援会の依頼はトップだけでなく事業所単位で依頼しないとだめ。
各企業の従業員の方々にも加入促進を進めていただくよう、各事業所単位に依頼をしております。
少しづつではありますが、効果が現れ始めてきております。
●ファンクラブ会員のメリットが少ないのでは。(会費と相殺くらいしてほしい)
他クラブと比較して良いところ、悪いところがあると思いますが、無料招待券(或いはオリジナルグッズ)の他、シーズンチケットやグッズの割引等も含めますと会費分位のメリットとなっております。また、事務コストや人件費もあり、現状では大幅な経費増となる企画は難しく、アイディアを絞って、会員の皆様に喜んででいただける企画を今後も検討していきます。
●OSCであるメリットが少ない。
0SCはファンクラブ会員であることが原則であり、その中でクラブの公認団体として活動を奨励するものであります。登録人数に関わらず登録料は一律であり、ファンクラブ会員以上のメリットはつけにくい状況です。何よりもOSCのメリットは、コンサドーレのロゴマークやドーレくんを使用したオリジナルの応援フラッグを製作できること(HFCの承認が必要)であり、またガイドブック等での活動紹介ということであると考えています。
●FAX/電話の自動応答、インターネット・ホームページによる情報提供をもっと。
今年の2月からチームインフォメーションの電話サービス(011-207-5323)を開始しております。どうぞご利用ください。また、インターネット・オフィシャルホームページ(http://www.menkoi.net/consadole/)も、即時性とボリュームアップに努めます。
●アウェーの試合のテレフオンサービスをしてほしい。
上記のチームインフォメーションをご利用ください。また道新スポーツのコンサ情報(0180-99-1111)、J’sゴール(0180-99-1156、011-251-0056)もご利用いただけれぱと思います。
●買い物袋などでコンサをPR。
面白いアイディアだと思います.流通系のスポンサーにお話ししてみようと思います。
●企業・販売店内展示用にコンサグッズを格安で配布してコンサ色を広めては。
スポンサー各社にはご提案すると同時に、お申し入れがあれば対応しております。
●ドーレくんがあるのになぜスヌーピーグッズが今春から販売されるのか。(ロイヤリティーは?)
Jリーグのオフィシャルグッズとして各クラブに提案があり、Jリーグのマークや日本代表の商標を用いたスヌーピーバージョンのコレクションが登場しました.各クラブのユニフォームをアレンジしたスヌーピーシリーズについては、Jリーグが希望クラブを募って制作しており、コンサドーレとしてもJリーグの全体政策に協力することと、お子さんを中心により親の広いファンサービスのため製作することにしました。ロイヤリティは、Jリーグ一括管理で、後で各クラブに配分されます。
●昨年アンフェアー反則金をいくら払ったのか.今シーズンの対策は。
昨年度の反則金は、40万円でした。反則にも故意で悪質なものと、勢いがつきすぎて止めきれなかったものなど、様々です。フェアプレーに徹するのはあたりまえですが、余り過剰に反則プレーを意識しすぎると、かえって消極的なプレーしかできなくなることもあります。チームとしては、選手教育の中で触れなければならない間題と考えています。尚、反則金については選手負担が原則ですし、評価の対象となります。
●コミュニケーション不足となるシーズン中の獲得はやめたほうがいいのでは。
シーズン中の補強に関しては、あくまでチーム戦力の状況によりますので、今年はしないと現段階で断言できるものではありませんが、コミュニケーション不足となるような多数の選手の獲得はないと考えますし、現在そのような計画もありません。
●ユース強化・育成のためユースのリーグを創設しては。
他チームとも連絡を取りながら、実現の可能性を考えていきたいと考えます。
●シニアチームを創設して公募により社会人リーグに参戦してほしい。
残念ながら、現在そのような構想はありません。ただし各地域にそういうチーム(北海通各都市)ができると、その中からトップチームに入る等のことも考えられますし、考え方としては発展的で面白いと思います。
●総合スポーツクラブに向けて、他競技との問係を深めて欲しい。(大会の支援など)
おっしゃるとおりです。実親に向けて検討させていただきます。ただ、他競技ではありませんが、今年度から知的障害者対象のサッカー教室に共催の形で参画し、Jリーグの理念でもある多くの人々にスポーツを楽しんでいただき、スポーツを通して豊かな社会を築くことの一歩につながればと考えております。また、オフィシャル・ダンシングチームであるコンサドールズのジュニアユースチームの活動を拡大させ、コンサドーレの広がりの中で、女の子中心にスポーツとしてのダンスドリルを広めていけれぱと考えております。
●海外クラブとの対戦を企画してほしい。
ぜひ実現したい構想ですが、資金の面、長く続くリーグ戦、11月中旬から4月中旬までピッチが使用できない現実を考えると、すぐには難しいといわざるをえません。
●若手選手を留学させてほしい。
海外のチームとの提携が実現できれば、難しい間題ではないと思います。クラブ側もぜひ実現したいと考えています。
●外国からサッカー留学生を受け入れることはできないか。
上の質問と同じです。
●サツカー選手の巡回指導だけでなく、指導者の育成もお願いしたい.
サポーター集会でもお答えしたとおり、既に北海迫サッカー協会主催の指導者講習会等に育成普及部の指導者者を講師として派遣するなど、協力体制を構築してきておりますが、コンサドーレにはS級資格者もおりますので、今後各地域でサッカー協会と協力させていただいて、積極的に活動していきたいと考えております。
●もっと経済効果をアピールして公的資金の理解を得るような努力をしてほしい。
昨年、札幌市が行ったスタジアム調査によると、観戦者1人当たりの平均消費額は、7,285円であリ、15,000人が観戦した試合の1試合当たりの観戦者総消費額の推定は、約1億1千万円となっております。昨年の厚別15試合における観戦者の年間総消費額では、約10億5千万円に昇ると推定されています。また、このアンケート調査及ぴHFCの決算見込みから推計される「コンサドーレ札幌」の経済波及効果は、総波及額で、約27億9千万円との結果を出しています。

さらに、このアンケート調査では、「熱烈なサポーター群」を中核としながらも、「女性・多世代・ファミリー」を特徴とする新たな観客層が広がっており、また、札幌市外からの観戦者数が増加しているとしており、以下の通り総括しています。

  1. コンサドーレ札幌の試合開催により誘発される消費行動は、地域経済に対して一定の需要創出効果をもたらしている。
  2. 1年間に15回、毎回1万人以上、年間18万人(平成11年度実績)の観客を集める高い集客力をもったイベントプログラムは道内では希である。
  3. コンサドーレに対する認知度、観客が一体となって応援するスタイルへの興味、家族が一緒に楽しめるスポーツプログラムとしての評価が、性別、世代、地域をこえて幅広く浸透しつつある。
  4. 札幌市の第4次長期管合計画のなかで、産業振興の重点分野として「集客交流産業」が取り上げられているが、コンサドーレ札幌はスポーツ分野における集客交流プログラムの一つであり、今後の産業振興、都市経営のための貴重な資源として位置づけられる。
以上のような考え方が、コンサドーレを支援・応援いただいている皆様には、共通してあるのではないかと考えますが、今後もコンサドーレの存在価値についてよリアピールすると伴に、手作り運営の姿勢を鮮明にし、ボランティアの皆様等の協力もいただきながら、市民・道民チームとしてのあり方を追求していきたいと考えております。
●岡田監督にお願い。試合終了後にサポーターに対してアピールして。
試合終了後は、記者会見やミーティング等で大変忙しくなります。また、試合に集中しており、次の対戦への修正点など、頭の中はサッカーのことでいっぱいという状況です。しかし、ペンチから引き上げるときなど、できるだけサポーターの皆様にご挨拶させていただきたいと考えますが、ご理解の程よろしくお親いいたします。
●シーズン中にもう一度サポーター集会を開いて。
●集会ではチームと経営問題の二つの分科会にできないか。
先日開催されたサポーター集会は、サポーター有志の皆さんの主催でHFCがご招待を受けた形になっております。今後とも、こうした機会があれぱ、積極的に参加させていただきたいと考えます。分科会形式でというご提案に関しましては、主催者側との話し合いの中で調整させていただきたいと思います。また、HFC主催の会議としては、例年通り0SC代表者会議、場合によっては昨年実施したような0SC代表者会議の拡大版(一般の方々の参加も可)という形で考えております。
●クラブ運営のプロ育成のため、一般公募・留学・他国クラブとの提携を考えてほしい。
クラブ運営のプロとは、いかなる人材を指すのか。なかなか難しい間題であると思います。ヨーロッパなどでは、ゼネラルマネージャーというポストがあり、会社経営からチーム編成・強化に至るまでクラブ運営の全体を統括している責任者を置いているクラブもあります.日本のおいてもゼネラルマネージヤーの肩書きを持つ人材を配置しているクラブもいくつかありますが、その責任範囲はどちらかというとチーム編成・強化であり、強化部長のイメージが強いものです。Jリーグでも、クラブ運営のプロを養成しようと、昨年からJクラブの経営層やチーム強化の責任ある立場の人々を対象に、ヨーロッパのクラブから講師を招聘してゼネラルマネージャー講座を開催しています。日本の各Jクラブもそれぞれ母体の違いや、今までのクラブ経営の経緯に違いがあり、また日本とヨーロッパのクラブ経営や生い立ちの違いから、全てをヨーロッパ方式にできるわけではありませんが、こうした取り組みの中から、Jリーグ流のクラブ運営のやり方やそれを実践できる人材の育成に取り組み始めたところであります。ご指摘の通り、クラブ運営のプロを育成することは非常に重要なことであると考え、現在は日本の他クラブとの情報交換やJリーグでの勉強会などを通して、HFC流の経営手法を改善していくよう努力して参るつもりです。
●フロントの人材を公募しては。
今年度の職員の採用汁画は、現在のところありません。今までも、定時採用を行ってきてはおりま
せんので、一部、人材派遣会社からの派遣を除いて、公募という形での採用はあまりありませんでした。今後、職員を採用する場合、採用したい職種によって、一番合理的な採用方法を選択していきたいと考えております。その中で、コスト・採用労力も勘案した上で、公募の方法が良い人材を確保できると判断した場合、公募での人材採用もあると考えます。
●営業活動で人手の足りないところをサポーター(OSC、CVS)を使ってくれないか。
スポンサーやチケットに関する営業で、サポーターの皆様に全くお任せするというのはいろいろ
難しい間題があると思います。ただ、お話を聞いてくださる企業やお店をご紹介いただけるのは大歓迎ですし、サポートシップスポンサーなどでは実際にご紹介いただいたりもしています。皆様が、スポンサー企業の商品やサービスをご利用いただくことも、私共の営業の大きなサポートになっております。ポスターやチラシを周りの方々に配布したり、職場に張り出したりという告知活動も大変助かります。そうした間接的なご協力を今後もお願いできればと思います。
●サポーターの意見を経営に取り入れてほしい。例えば持ち株会の代表者をサポーターで選び、株主総会に出席させたり、経営に参加させる意志はないか。
サポーターの皆さんのご意見を経営に反映させたいという考えはあります。その方法については、今後検討させていただきたいと思いますが、今までも、例えばこうしたサポーター集会でのご意見や、OSC代表者会議でのご意見、またボランティアスタッフの皆さんからのご意見なども社内で検討し、取り組んでまいりました。
持ち株会については、理事長に代表として株主総会にご出席いただいておりますが、会員の皆さんは、全員が広い意味ではサポーターということもできますが、中には経済界の方々や一般の方々など様々な方々がいます。例えぱ、理事のメンバーにサポーターの方に入っていただいて、理事会でご意見を頂戴するなどの方法はあると思います。

どなたをしてサポーターの代表とすればよいのか、また全てのご意見を経営に取り入れるというのは、収拾がつかなくなり混乱することにもつながりかねないので、一実上困難であるにしても、今後、別な形で皆さんのご意見を聞ける体制について検討していきたいと考えております。
●ホームページ内の「応援メッセージ」を経営問題に問する問題提起を受け付けるものに変更して。
大きな赤字を抱えており、サポーターの皆様に経営面でご心配をおかけしていることを大変申し訳なく思っておりますが、ホームページの応援メッセージのコーナーはチームに応援の声をいただける貴重なものと考えており、今のところ内容を変更する予定はございません。FAXやお手紙でいただいた経営面に関するご意見は、これまでも、これからも貴重な声として経営或いは運営の参考にさせていただきます。
●厚別のDJが選手名をコールする時に、DJ「GK背番号1 佐藤!」、サポーター「洋平!」という
ようにコールできないか。(トイツ・リーグで事例あり)。
面白いアイディアで検討したいと思いますが、ビジュはどうすれば良いでしようか。コールは、札幌方式があってもいいと思いますが、現在DJはそれぞれ各自のパーソナリティを活かして演出しており、競い合っている状況で、それがまた試合を面白くしている要素でもあると思います。また、メンバー紹介はJリーグの公式試合運営規定に定められており、キックオフまでのタイムスケジュールの中できちんとなされなけれぱいけません。あまり時問を掛けられるものでもなく、更に積極的にコールに参加しようというお客様ばかりでもなく、演出の強制はできないと考えます。エンターテイメント性とのバランスの中で考えたいと思います。