新監督がフェルナンデスシートを提案

 今シーズン、その手腕が注目される新監督のフェルナンデス氏。現在、オーストラリアで合宿中だが、ファンとの触れ合いをはかるためのアイデアをいくつかもっていることが明らかとなった。
 一つは、フェルナンデスシートの提案。これは、フェルナンデス監督のポケットマネーで、シーズンを通して子供たちをホームゲームに招待しようというもの。選手や監督などがこのような招待席を設けたものとして、最近では、川崎の前園選手が有名。97年シーズンの川崎のホームゲーム17試合のシーズン券を総額400万円で買い取り、子供たちを招待することになっている。実現されれば、コンサドーレが96年シーズンに行っていた「みらい倶楽部」のプライベート版といったところになる。
 もうひとつは、サポーターの人達の交流を目的としたもので、母国ウルグアイの応援歌をサポーターの人達に教えたいとのこと。これは、札幌の応援をまだみていないので、よろしければと断った上でのコメントであったが、こんなことを提案した監督は、Jリーグを含めても初めてのことだろう。スペイン語の歌詞を翻訳もしますとのことには、頭が下がります。
 以上のことが実現するかどうかはまだ未定だが、選手同様サポーターの人達も家族とよぶ、同監督らしい発案。これら以外にも、思いつけば、いつでも提案していきますとのこと。