まもなく完成!宮の沢白い恋人コンサドーレ札幌練習場


まもなく、札幌市宮の沢に新しいコンサドーレ札幌の練習場が完成します。10/9にオープン予定のこの新しい練習場は、現在芝のグラウンド部分や概観がほぼ完成していて、外回りの部分などの工事が行われています。上の写真は、隣接するイシヤチョコーレトファクトリー内の喫茶ラウンジなの窓からのもの。完成の暁には、グラウンドに隣接するゲストハウスにレストランのような喫茶の出来るコーナーが設置される予定なので、そこからの眺めの方が、練習する選手達の様子を間近に見れて最高だとは思いますが、現在は、ここからの眺めが最高でしょう。ちなみに、イシヤチョコーレトファクトリー内に入るには、入場料が要ります(工場内見学兼用)。

00.02.05「イシヤチョコレートファクトリーと石屋製菓コンサドーレ札幌専用練習場のお話
新しい練習場の概観や場所などは、春先に紹介した上記の記事を参考にしてください。ちなみに練習場の名前は、宮の沢白い恋人コンサドーレ札幌練習場になるようです。


練習場奥側から、イシヤチョコレートファクトリー側を臨む。ちなみに、工事中の練習場を見に入ったこの日、イシヤチョコレートファクトリーに新しくからくり時計塔が完成して除幕式が行われていた日。からくり時計には、ドーレくんの人形も登場するとかで、こちらも見に行ったのだけど、メインの目的は建設中の練習場を見ること。で、ファクトリーでの式典会場をうろうろしていたら、石屋社長直々、練習場を案内してくれることに(恐れ入ります)。で、ヘルメットをかぶらされて工事中の練習場の方へ。ちなみに、からくり時計やファクトリー内のある売店の小話はまた次回。


現在建設中の練習場、なんと約2000人分の見学席が用意されます。で、これが、その見学席の写真。練習場のうち三面をコンクリートで出来た階段式ベンチが囲う。

↑がその工事中の写真。

↑はそこに取り付けられる赤いベンチシート。

写真はないですが、ゲストハウスや選手用のクラブハウスも建設中でした。まだ鉄骨の段階でしたが、概観はわかります。当初アナウンスのあった、とりあえずマンションは見送られたようです。

練習場の奥にあたる部分。ここには、キーパー練習用の砂場や、ヘティング練習用のボールぶら下げ機などが作られる予定。この練習場が造成する前、この一帯はすごく傾斜のある野原みたいな所。そこを掘り下げ、平らにしたのだけど、その時、生えていた木を一本そのまま残してある。そのうち、“コンサドーレの木”とでも名付けられるのだろうか。もしかしたら名称公募されたりして。

この練習場は、石屋製菓のお金で現在造成されています。25億円ほどかけているのですが、完成後は、毎年維持費に約3500万円ほどかかるそうです。そこで、ユニークなアイデアが。この練習場を囲むネットやフェンス部分に広告を募集するというもの。約200枠ほどの広告ですが、全部うまれば、これでほぼ維持費をまかなえるようになるらしいです。看板の種類は、3種類。大きなものから、一年あたり60万、40万、15万円となっています(看板制作料、掲出料含む)。一番安いものなら、大きなサポーターズクラブならサポーターズクラブで看板が出せるかも(^^)。一番安いものでも、大きさは、180×74cmあります。ちなみに、右の募集要項によりますと、第一次募集締切8/25、第二次募集締切9/20となっています。結構引き合いがあるとか。今年に限ってはシーズン途中からのせいか無料で、支払う費用は2001年度分になります。

日本でも希な立派な専用練習場ですが、やはり練習場の命は芝。芝の養生にはかなり気を遣っているようです。下の写真は5月の時点でのこの練習場の様子(写真提供:斉藤龍昭さん)。芝を養生するために、白いシートで一面覆っています。決して雪ではありません(^^)。この練習場の芝の下には、融雪用の配管が通してあったり、排水が良いように砂利の配合がされていたりと、いろいろな技術が詰め込まれています。ここら辺の話は“石屋製菓”のホームページに掲載されています。その他、完成予定図のパースなども。新しい練習場のオープンは、10/9(体育の日)です。この日は、オープイングイベントが予定されています。

【関連ホームページ】
石屋製菓ホームページ