浅沼達也選手が現役引退、コンサドーレの巡回コーチに

北海道フットボールクラブは、浅沼達也選手の現役引退と来季巡回コーチに就任することを発表した。それによると、浅沼選手は今季限りで引退。来季は、コンサドーレ札幌青年部に所属し、北海道内でのサッカースクールなどを通して、道内でのサッカー普及活動に携わる。

浅沼達也(あさぬまたつや):1970年7月13日生まれの28歳。埼玉県浦和市出身、帝京高校-東京農業大学-1993年東芝サッカー部-1996年コンサドーレ札幌。東芝サッカー部社員選手として、96年に札幌へ。運動量のある中盤の攻撃的MFとして活躍。その年のシーズン終了後、社員選手としては唯一人、札幌とプロ契約をかわし、プロ契約選手へ。しかしながら、二年目に行った大量補強を受けて、出場機会が減少していた。

本人のコメント:「コンサドーレ札幌で選手として活動し、多くの皆様にご声援いただいたことを心から感謝しています。今後は、道内の企業に就職し、北海道フットボールクラブへ出向社員でコンサドーレ札幌スタッフの一員として北海道のサッカー普及活動に貢献していきたいと思います。北海道は広いため、コンサドーレ札幌に接することの出来ない道内の子供達にサッカーの楽しさを伝えることが出来ればと思います。また、自分の指導がきっかけでプロサッカー選手になれる子供がいたらやりがいもあります。今後も、コンサドーレ札幌へのご支援をお願いいたします。」

コンサドーレ札幌の前身、東芝サッカー部の時代から在籍し、現在でも現役でクラブに残っているのは、浅沼選手と村田達哉選手の二人。浅沼選手の引退で、札幌の礎を作った選手が、また一人いなくなることになる。今後は、サッカーの普及活動を通じて、コンサドーレ札幌の真の212のホームタウンを実現するために、活躍して欲しいと思う。