コンサのJ1参入決定戦始まる

 この日、ホーム&アウェイで行われるJ1参入決定戦二回戦の初戦が行われた。ヴィッセル神戸とJ1残留を賭けて対戦することになっているコンサドーレ札幌は、神戸ユニバ競技場でのアウェイの試合に挑んだ。試合の方は、前半、神戸・永島のPKで1点先制されると、流れをつかまれたのか、続けて失点。0-2で後半を迎えた札幌は後半立ち上がりに棚田のゴールで1点返すと、リズムをつかみ、試合の主導権を握った。しかしながら、ホームのサポーターの声援を受けた神戸の守備陣を崩せず、このまま1-2で終了。初戦を落とした。

 試合はこの後、室蘭で11/26(木)に第2戦が行われる。初戦に星を落としたのは痛いが、二試合の総合成績で勝利が決まるこの大会では、充分挽回が可能である。勝ち抜けるチームの決定方法は、二試合の勝ち点(90分勝:3点、Vゴール勝ち:2点、PK勝:1点)、得失点差、入れ換え戦ポイント順位(札幌:15位、神戸:16位)の順で決められる。今回、神戸は勝ち点3を獲得。コンサドーレが勝ち抜けるための条件は点差に関係なく90分以内で勝つことである。もしも同点で延長に入ったなら、その時点で札幌の負けが決定する。

 “Jリーグ史上一番の真剣勝負”と、言われるこのJ1参入決定戦。既に1回戦は、11/19に福岡-川崎Fの組み合わせで行われ、この日2回戦が行われたわけだが、評判通り、厳しく重苦しい試合ばかりである。サポーターにはしばらく、胃の痛くなる日が続くことになりそうである。