Jリーグ2ndステージ終了

 この日、札幌厚別競技場で行われたJリーグ2ndステージ第17節横浜フリューゲルス戦で、コンサドーレ札幌は初めて挑んだ98Jリーグを終えた。最終節を飾れなかったコンサドーレ札幌は、2ndステージ8勝9敗の10位で終了した。この日の試合には、J昇格後初の四連勝、ステージ勝ち越し、ホームゲーム勝ち越しなどいろんな記録がかかっていたが、残念ながら、来年以降におあずけとなった。

 今年コンサドーレは念願のJリーグ昇格を果たし、J1残留をクラブ目標にJリーグを戦った。そのため、参入戦回避のボーダーラインと見られた年間順位10位以上を目指したが、1stステージは勝ち星が伸びず16位で終了。巻き返しをはかった2ndステージでは、開幕連勝で調子にのり常に中位をキープ。しかしながら1stステージの出遅れを挽回するには至らず、15節終了時にJ1参入決定戦出場が決まってしまった。最終的な年間順位は14位で終了となった。

 残念ながら、J1参入決定戦で、J1残留を賭けて戦うことになったが、J初年度のコンサドーレは、一年生チームとしては健闘した。昨年の神戸は、17チーム中16位。一昨年の京都、福岡は、それぞれ、16チーム中15位と16位。今年のコンサドーレは18チーム中14位で、ここん所の昇格組の中ではそこそこの成績である。また観客動員数に関しては、この日の最終戦で15172人を記録し、ホームゲーム20万人を突破、年間20万3195人をホームゲームに動員した。一試合平均11953人は、Jリーグ全体で9位。選手年棒総額が4億8千万円でJ18チーム中一番安い札幌としては良くやったほうではある。

 グラウンド以外にもいろんなことのあった一年で、年の初めには丸井今井の元今井会長の失脚、最近ではフェルナンデス前監督の電撃解任など、サポーターを心配させる出来事が続いた。この日戦った横浜フリューゲルスに起きた不幸な出来事を見るに、今は来年も応援するクラブが有ることを素直に喜びたい。チームには残りJ1参入決定戦と天皇杯に全力で戦ってもらいたい。