[第10節]in駒場:浦和レッズ戦

「中原裕之さんの観戦記」

『どう表現すべきか???』

  浦和レッドダイヤモンズ 2-1 コンサドーレ札幌
  10月14日(水)埼玉県浦和市 浦和・駒場スタジアム 19:00キックオフ

  私は今板橋に住んでいる。従って、浦和市駒場はJの本拠地としては一番近い。(だから試合後は浦和ファンの友人とゆっくり飲んでしまったわけだ。)でも、駒場スタジアムは最寄り駅の浦和駅、北浦和駅からだと徒歩では遠い距離である。私は、浦和駅で降りて、2kmばかり歩きスタジアムへ行った。減量には非常によい運動だったが、試合前に疲れてしまった。。。

 さて本日の試合の感想は。。。。。実は言葉を失った、そんな感じでした。言葉を失ったといってもロスタイムの出来事のことを指していない。どう評価していいのかわからないそんな試合だったのである。

 今日のシステムを前日知って、まず言葉を失った。4-5-1の1トップ。左のMFに柏よりレンタル移籍した棚田の起用。そして1トップは吉原であった。さてこの起用が吉と出るか。。。。
#でもびっくりしたのは札幌のスタメンだけではない。浦和のスタメンもびっくりだった。。。。

 試合はいつもの通り^^;;、札幌は攻めらっれぱなし。しかし、浦和のシュートは吹かしっぱなし。これは仙台での再現か。。。。本当に浦和のシュートはびっくりするぐらい入らなかった。そういう時は必ず悪いことが起きる。それは突然やってきた。前半41分、浦和・土橋が吉原を突き飛ばし2枚目のイエローカード!→一発退場。しかし、これが札幌にとって大きな落とし穴となる。直後にカウンターをくらい浦和1点先取!本当に直後であった。札幌応援席の真ん前の出来事であるから、あ然の5乗ぐらいの迫力があった。(2回目の言葉の失い)

 後半は人数が少ない影響で、もしかしたら2ndステージはじめての攻めっぱなし状態に入る。特に棚田の積極的な動きが最高。豊富な運動量は柏での全盛期をほうふつさせるすばらしいもの。ワンパターンだった今までの札幌の攻めを見事に多彩なものとなる。バルデスが途中交代で入ってからは、ますます攻撃にさえが出てくる。(ただ、バルデスの調子はイマイチだったが。。。)しかし、ゴールポストには入らず。このまま行くのか、コンサドーレ。

 しかし、後半39分にやっと、やっとが起こった。コーナーキックから古川が落とし、そこにいた吉原にどんぴしゃり!!!同点!!!本当にやっと、やっとの出来事だった。私がその時叫んだ言葉は“やっと決めやがったか!”

  だが、2分後札幌ゴール裏をまたしても無言状態にさせた。後半43分、中盤からのカウンターで数的不利な状態になり、ベギリスタインに完膚なきまでゴールを決められた。1-2。またしても終盤にやられてしまう。

 あとは何にもなく、試合終了。非常に悔しい敗戦となった。

 後半は札幌が攻めっぱなしで惜しいシーンがたくさんあるように見えたが、ゴール間際の浦和の守備とそこで行う”汚さ(いい意味です)”は見事だった。大多数が浦和有利の判定になるのは、やはり浦和のうまさと見るのが妥当だと思う。(つまり、審判に対するプレゼンテーションがいい証拠だと考える。)

 収穫は棚田。彼のおかげで多彩な攻撃ができるようになった。今後が楽しみだ。

 驚いたのは札幌の応援の数。アウェイ専用席は300席あるといわれているが、それのはるかに超える人数が駆けつけていた。そのぐらいの期待があるのに、札幌は関東で全敗。正直いって、いい加減勝利をみせてくれ~。。。。といいたいけど、それは平塚戦まで取っておきましょう。

 最後に浦和の応援について。全盛期の過激さは消えたが、6年間の重みを感じすごく感心した。その象徴が、福田が交代する時の全体から湧き起こる”拍手”ですごく感じた。さすが浦和のサポーターである。

(以上記事:中原裕之さん)