コンササポーター主催のサポーター集会が開かれる

 この日、札幌市の教育文化会館でコンササポーター主催のサポーター集会が開かれた。コンサドーレは、今期、JFL優勝とJ昇格を決めたが、クラブの厳しい経営状況から、厳冬更改、丸井今井会長の本業での解任など、暗い話題の多いオフになっている。この様な状況の時こそ、サポーターがクラブを支えていかなければいけないのでは、との思いでサポーター有志が主催して今回の集会がおこなわれた。
 コンサドーレが好きなら誰でも参加できる集会には、100名を越えるコンササポーターが集まった。会を呼びかけた柳沼さん(OUR PRIDE)、小西さん(N-LIGHTS)、坂田さん(ALWAYS)、西田さん(ML-CLUB)(カッコ内は各人の所属サポーターズクラブ名)の四人と、HFCから参加していただいた石水副会長、鈴木事業本部長、中川広報、高橋営業部マネージャーの四人が、壇上に並んでのパネルディスカッションの様な形で行われた。
 柳沼さんの司会進行で、「HFCの経営環境について」、「サポーターのクラブ支援について」、「フラッグプロジェクトについて」、「来季の応援について」、「サポーターネットワークについて」などのテーマについて話合いが持たれた。それぞれの議題の途中には質疑応答の時間が取られ、参加者は常日頃疑問に思っていることなどをだしあった。
 サポーターは、HFCの経営の状態や、現在展開中のカンバッジ署名キャンペーンの詳細、選手の補強や更改情報など、マスコミなどを介して上っ面の情報しか手に入らず、やきもきしていただけに、今回、HFCの方から直接説明を受けることができて、有意義な時間を過ごした。また、後半は来季にむけてのサポーターの応援などの話題をメインに、ビッグフラッグプロジェクト、サポーター応援ソング、応援スタイルについてなどについて説明や話合いが持たれ、盛況のうちに会は終了した。
 これまで、サポーターが一堂に会する会と言えば、HFCが主催するOSC(オフィシャルサポーターズクラブ)代表者会議だけであった。この会義は、HFCがサポーターの意見や考えを聞く有意義な会議であったが、最近ではOSC自体の数が増えたたたため討論などがしにくくなったのと、OSCに所属していないサポーターには情報が伝わらないなど、の問題点も指摘されていた。このような状況を踏まえて、今回のような誰でも参加できる集会が開かれた経緯があるだけに、今後の展開が期待される。この集会は、シーズン開幕前の2月頃に再び開かれる予定。

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