Jリーグナビスコカップ決勝トーナメント始まる

 JFLのシーズンは終盤、我らがコンサドーレもJ昇格・JFL優勝にむけて秒読み段階に入っているが、その間を縫うように、Jリーグナビスコカップ決勝トーナメントが始まった。春先に行われた予選リーグを勝ち抜いた、8チームによる決勝トーナメント大会。札幌は、JFLのチームながら予選リーグを勝ち抜き、トーナメント出場を決めていた。
 決勝トーナメント準々決勝の相手は、Jリーグ1stステージを制覇している鹿島アントラーズ。2ndステージも、代表組に選手をだしながらもそのチーム力は落ちることなく4位の成績を納め、現在、国内クラブの最高レベルを誇るチームと行っても過言ではない。来季、J昇格が、既に夢ではなくなった札幌にとって、腕試しには最高の相手。ホーム&アウェイでトーナメント形式のこの大会、まず第1戦は、札幌のホーム厚別競技場で、鹿島を迎えておこなわれた。
 夜7時からのナイターで行われたこの試合、観客は約13000人入った。ホームでは圧倒的な強さを誇る札幌は、試合開始から積極的に攻め、鹿島と五分の戦い。先制点を奪われるも、前半終了間際に追いついた。決して守りに入ることなく、互角の展開に厚別を埋めた札幌サポーターは大興奮。後半も一進一退の攻防を繰り返すが、終了間際に追加点を奪われ、2-1で負けた。試合終了後の札幌選手達の無念そうな顔が印象的であった。
 ホーム&アウェイのこの大会。第1戦は落としたが、まだ半分が終了したにすぎない。次の試合を勝てば、充分勝ち抜ける可能性を持っている。第2戦は、18日(土)カシマスタジアムで行われる。札幌イレブンの頑張りに期待したい。