[第十八節]in甲府:ヴァンフォーレ甲府戦

「MOMOさんの観戦記」

スタメンはこんな感じでした。
    ルボシュ 吉原
      木島
  後藤義   浅沼
      パベル
村田達 ペレイラ 冨樫 後藤静

コータとルボシュのツートップ。ルボシュってのは初めて見ましたが、ひょろ っとしててでかいっすね。まあパベルはここのポジションやってる時が一番安 定してていいと思います。比較的相手からのプレッシャーの少ない状態でボー ルコントロール出来るのがいいのかもしれない。時々私好みのサイドチェンジ パスも見せてくれました。

出だしはいきなりの甲府ペース。いきなり右サイドを突破されクロス。なんと か防いだかと思ったら今度は左サイドを突破されてクロスボール。なんとなく イヤな立ち上がりでしたけど、防いでいるうちに次第にコンサドーレのペース にはなってきたと思います。

「眠っていた」(高橋監督談)前半もそれなりにチャンスらしきものはあった と思うんですけど、モノに出来ず。後藤キャップがゴール前で相手GKの坂本 と一対一って場面が何回かあったんだけどなんであんなとこにいたんだ?(^^; あと、結構強烈なミドルも結構あったんだけど(浅沼とパベルだったかな?) ゴールには至らず。

攻撃時にミッドフィルダーの木島、義一、浅沼、パベル、フルバックの村田達、 静臣あたりでは結構テンポ良くボールがまわってたと思うんだけど、FWの2 人が結構役立たずでしたね。

ルボシュはただ単にデカいだけで(^^;キープ力はあまりなし。長身を生かし たポストプレーってのを期待してたんだけど、そういう感じではなかったです ね。チームに慣れてないだけなのか、それともただ単にでくのぼうなのか(^^; もうちょっと見てみましょう。もしかすると急に化けるかもしれないし。

コータも東ガス戦の時と違って走ってることは走ってるんだけど、ボールには あまりからめず。たまにボール持っても無理にドリブルで駆け上がって、玉砕 すること5万回(^^;専門用語でいうところの「持ちすぎ」ってやつですね(^^; もっと周りを使うことをしないとどんどん孤立して行っちゃうんじゃないかな。

守備面は右を突破されることが多かったような。甲府のバロンが左サイドをダ ーっと上がってくるんだけど、上がって来てるのはバロンだけでサポート全く なし、中央にクロス上げようと思っても誰もいなくて、左サイドに孤立ってパ ターンの連続で助かりました。

後半の出だしも前半と同じ様な感じ、FKとかでチャンスもあったんだけど、 どうしても点にはならず。業を煮やしたかペレイラがチョロチョロと前に上が りはじめる。ペレイラが攻撃しはじめるってのはあまり良くない傾向なんだよ なぁ。

後半15分くらいのところで、木島に代えて加藤を投入。加藤は前線に入って コータは2列目に。甲府はDFラインを割と押し上げていたこともあって、加 藤が相手DF裏のスペースに飛び出すというお決まりのパターンもあったんだ けど、昨日の加藤は速いんだけど結構プレーが雑で(それが加藤だという噂も あるが(笑))、トラップがデカかったり、ゴール前でコケたり、もったいない 場面が多かったですね。

失点の場面は加藤投入の数分後。大柴右からのCKを遠藤がヘッドでゴール。 その直前にもペペのFKをバロンがきれいに合わせてひやっとする場面があっ て、なんとなく失点しそうだな~って雰囲気ではありました。

その後もVゴール男の川合をルボシュに代えて投入したり、最後には後藤キャ ップの代わりに入れた中吉をDFラインにまわして、ペレイラを中盤に上げて 攻撃させるという特攻フォーメーションも見られました。ペレイラのいない 「どうにでもなれディフェンス(^^;」は去年までを思い出すようで懐かしか ったけど、あまり見たくないなぁ(^^;結局ゴールは奪えずそのままゲームセ ット。甲府さんには悪いが取りこぼしですね。うーん、この敗戦でだいぶ厳し くはなったけど、望みは断たれたわけではないので、気持ちを切り換えて次節 からまた頑張ってほしいものです。まだまだ何があるかわからんからね。

それにしてもサポーターの人数増えましたね。去年の韮崎の試合の10倍以上 はいました。なんたって去年雨の韮崎で太鼓たたいて応援してたサポーターは 一人だったからなぁ(笑)。

(記事提供:MOMOさん)


「永井謙一郎さんの観戦記」

自慢じゃありませんが今季の札幌の負け試合を 全部観ている永井です(トホホ・・・)。随分久しぶりですんません。 いやあ、負けるとは思わなんだ。ゴール裏から観たカンジでは甲府で コワかったのは11番バロンが安定してるかな?というのと、 6番仲田のディフェンスがちょっとキツいか、というくらいで、 甲府の攻めで「うわ、アブねえっ!」という迫力はあまり感じなかったん ですが。キチンといるべきところにペレイラ様はいてくれたし、 パベルも中盤の底で攻守ともに(割合でいうと守りの功績が大)健闘 していましたし。

茶木も去年のプレーを知る方々の「試合を勝手に面白くしてくれる スペクタクルなプレー(笑)」みたいな主旨の評がありましたけど、 ミスキックが一度あっただけで、まあよろしいじゃありませんか。 攻撃もね、いいんですよ、別に。麻雀でいうところのイーシャンテンまで 詰めてくれるし。相手DFのウラにパス出して、そこに加藤が走り込む なんざ、「お客様からお金もらえるプレイ」クラスには充分イッてると 思いますね。

で、ダメなのはそのイーシャンテンをテンパイ、そしてツモ (またはロン)にもっていけないところ。 センタリング上がったあー!あああ、誰もいない。 または、誰も上がってねえ、しょうがねえ、後藤キャプテンが行くー! ってオーイ、そういう時はコータとかルボシュだろー!はああ・・・。 本当に後半の加藤の1対1がなんとかなっていれば、っつーとこですか。

福島戦と山形戦で露呈されたと言われる「選手間の約束事がちっとも できてない。なんかバラバラ」ってのはこの目で見るまでは半信半疑 だったのですよ。だって1ヶ月のインターバルでそういうのは 解消されて当たり前なのに。 コータもねえ、サポーターの間での信頼もすっかりガタ落ちだし、 MOMOさんからは「コータはもうクビ」論(笑)まで飛び出るほど。 拝啓ルボシュさま、貴方は立ってるだけでいいのよ、もう。 「俺は足も結構長いんだぜ」とボール持つ甲府選手の背後から足を 伸ばして守備しなくてもいいの。 はてさて大分戦のFWは一体誰になることやら。「不動のメンバー」 だったら試合前に興ざめしちゃうからね。

結論。守りの布陣はすっかり固まっている。あとは前線だ。 あれ、いつから札幌は守りのカタいチームになったっけ?

(記事提供:永井謙一郎さん)


ドリブルで突破をはかるパベル選手  左腕をギプスで固めながらもプレーをするパベル選手。 (写真提供:金子和代さん)
吉原宏太選手 (写真提供:金子和代さん)
自陣ゴール前での攻防 (写真提供:金子和代さん)
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