[第十一節]in宇都宮:東京ガス戦

東京ガス戦見てきました。

まずは、サッカー専門誌風の採点から。(10点満点)

GK 白 井  8
DF 後藤(静)5
ペレイラ 7
富 樫  5.5
(渡 辺) 5
村 田  5
MF 後藤(義)5
(川 合) 4.5
朝 倉  5
浅 沼  4.5
オテーロ 5
FW 加 藤  5
(吉 原) 5.5
金   4.5

上の採点の通り、ペレイラと白井は非常に良かった。今日のMVPを決めるなら、 文句なく白井でしょう。神懸かりなセーブを連発しました。

試合ですが、展開的にはほぼ互角だったと思います。
コンサドーレサポーターは、10人ぐらいでしたが、元気でした。

先制点は前半10分、相手ゴールから35mほどの距離からのFKをペレイラが 豪快に決めました。ほとんどカーブのかからないシュートで、ゴール左上角に、 糸を引くようなとはまさにこのシュートのことをいうすばらしいシュート。

前半はコンサドーレがやや優勢でしたが、特に光ったのはペレイラの守備、 僕の上の席に座っていた子供などは「東京ガス首位なのに弱いね」といっていま した。

しかし、後半になると一転して東京ガスペース。後半13分に相手のパスをカット し、ゴール前の加藤(?)へ、ゴールキーパーと1対1になった加藤(?)は、 キーパーの頭上を越すループ。しかし、相手DFがゴールライン上でかろうじて クリア。

このへんから、コンサドーレがおかしくなり、ほとんど一方的な展開。 殴られながらも辛うじてたっているボクサーのように、ふらふらになりながらも 相手の攻撃を防いでいましたが、後半27分、東京ガスの奥原が右45度の角度 から低い地をはうようなシュートをきめ同点。

その後、相手のパスミスを拾ってからの速攻で、何とか得点をとろうとしますが 結局無得点。そしてPK戦へ。

結果はご存じの通り5-4で負けました。

この試合、GKの白井は非常に悔しかったらしく。試合後全選手がサポーターに 向かって挨拶にいきましたが、白井だけは憮然とした表情で、サポーターに挨拶 なしで引き上げてしまいました。

この試合全般に言えるのは、パスミス、トラップミスが非常に多いということ。 特にこの傾向は後半以降に顕著になっており、選手の疲れによる集中力の欠如が 原因ではと思います。

そうはいっても、コンサドーレもなかなかやるもので、相手のパスをカットして からの速攻で、それなりに攻撃していました。ただ、金や、川合、オテーロが判 断が遅く(サポートする選手の動きも悪いが)チャンスをことごとくつぶしてい ました。

もっとも、相手が首位の東京ガスで、非常に守備が安定していたということも付 け加えておきたいと思います。


 今日は、各選手の活躍に注目して観戦するつもりでしたが、試合に 夢中になってしまい、当初の目的はあまり果たせませんでした。つた ない文章ですが、各選手の印象をまとめてみました。

白井 淳 【評価 8】
 今一番乗っている選手です。ゲーム中は再三ファインセーブを見せ、 観客を喜ばせました。ハイボールにも強く、完璧といってもいいでし ょう。
 唯一の失点は、DFのミスが原因と思われるので(村田?)、これ はしょうがないでしょう。

 今日の白井選手の出来からいって、PK戦になったときは、「勝っ た」と思いましたが、5人全員に決められてしまいました。惜しかっ たのは4人目で、体に当てて一旦は止めたものの、ボールはバウンド してゴールの中へ、つきがありませんでした。

 ただ、PK戦では、相手の選手が蹴る前に動いてしまい、相手に動 きを読まれていたように感じたので、これからそこを改善して欲しい。

 試合後サポーターに挨拶なしで引き上げてしまったことは、マイナ ス印象ですが、PK戦での負けに、自分自身に腹が立っていたのでし ょう。

ペレイラ 【評価7】
 現時点でコンサドーレの得点ランキングトップです(^ ^;;  守備でもほとんど完璧でした。ただ残念なのが、クリアボールを相 手に渡してしまうシーンが何度かあったこと。

 もっともこれは中盤に原因がありそう、とにかく今日の中盤の運動 量が少なく、特にボールを持っていないときの動きの量・質が悪かっ た。
 朝倉にもう少し動くよういいたい。

 試合前、東京ガスのブラジル人選手(アマラオ?)と談笑していま した。

金 錘成【評価4.5】
 評価は厳しいですが、相手のマークが厳しかったということも、言 っておかなければなりません。

 しかし、FWは常に相手のマークの中プレーするわけですから、も う少しがんばって欲しい。
 とにかくシュートの数が少なかった。もう少し強引にシュートして もいいのではないでしょうか。

吉原 宏太【評価 5】
 後半15分?からの登場。これまた評価は厳しいですが、結構フリ ーでボールを持つ機会があったものの、得点することができなかった ということが、マイナス印象。

 右サイド、左サイドと縦横無尽に動き回り、相手にとって驚異を与 えていたと思います。しかし、それでも他のコンサドーレの選手から 「こーた、動け」と声がかかっていました。

 この選手について評価したいのは、後半相手にペースを握られ、攻 撃も単調になってきた時に「つないで、ね、つないで」と声を味方に かけていたことです。
 新人離れしたこの落ち着き、物怖じしない発言、大物です。

 試合前、仲間の選手にボールを蹴って当てて喜んでいたり、水をか けたりしていました。試合前にこの脳天気さ。大物です。

(記事提供:松本淳)

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