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Subject: コンサドーレはアンビシャスに上場できるか
From: スーパー銭湯
Date: 2001年8月05日 15:52:30

8/2付けのニッカンスポーツでサポーター持株会でアンビシャス上場が議題に
上がったとの記事があった。

ある意味、やっと「株式会社としてあるべき議論」が出てきたと評価はしたい。
だが、このコンサ上場の是非を問う前に、まずはっきりと自覚しておきたいことがある。

昨年年末のいわゆるサポ持株会窓口の公募増資の是非についてである。
これを最初聞いたときの感想は「ホンキかよ?!・・」という驚きとあきれた感想を
自分は持った。おそらく、他の一般経済人も同様な感想であったはずだが。
債務超過でいまだ黒字に一度もしたことのない会社が、再建計画さえ示さず、
一般から資金を募る・・・。

その後、新聞ではサポが「仲間を募って」とか「5万円のない子供たちの資金を集めて」
とか伝えていた。老夫婦の貯金から何百万とか。いわば、「女、子供、老人」からまで
HFCは株主募集したわけだ。

サポが呼びかけた資金は募金ではない。貸付金でもない。株式だ。
その際、だれが、どんな会社案内をしたのか、どんなリスク説明をしたのか?

これで感じたことは、「HFCは潰れることもできなくなった」ということだ。
万一潰れたときの社会的影響を考えるとどんなになるか気が滅入るはずだ。

HFCは昨年、補助金をもらいながらやっと初めて黒字となった。
だが補助金がなけなれば赤字のままなのは変わりないのだ。
赤字が続く以上補助金をつぎ込み続けるしかない。

以上をふまえた上で、サポ持株会から出たという上場案を検討してもらいたい。

サポ持株会が、自前で資金調達の道を探るため、アンビシャス上場を目標に掲げる
のは、株主の権利を守る上でも当然の権利なのだ。
それに対して、慎重論を述べるのなら明確な財政基盤をどうするつもりか、
あきらかにする必要があるだろう。

入場料収入だけでまかなうという目論見だから今年、来年のドームの数字が
どうでるかではっきりするのだろう。しかし、その時で間に合うのだろうか。

上場に向けた経営体制にするなら、現在の経営体質のほとんどが否定されるのは明白だ。

ある時はスポンサー、ある時は大株主、ある時は副社長、ある時はサポの立場で発言
する人がコンサではなくては成らない人である。
経営のトップは役人の出向者で無給の会社。

上場するべき体制、経営刷新がなされ投資家に認知される程度になれば、コンサは
個人的には10億程度は楽に募集できると推察する。





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