お前はもう死んでいる

この記事の目次

意味

(1)人気漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウの決めぜりふ。
(2)札幌と浦和が試合をするときに、スタンドにお目見えすることがある横断幕の台詞。最近のは「札幌おまえはもう死んでいる!」になっているのかな。

経緯

2000年6月4日のJ2の試合、駒場での浦和-札幌戦で、札幌サポーターが「田北おまえはもう死んでいる!byエメルソン」という横断幕を試合前に初めて掲出した。田北は当時浦和の正GKの田北雄気選手。エメルソンは、当時札幌のゴールゲッターだったエメルソン選手。この年31得点を決め、J2得点王になることになるエメルソン選手の攻撃力はすさまじいものがあった。札幌サポから見れば、「エメルソンのゴールは戦う前から決まったも同然。相手GKは何をしても無駄だぜ」といった意味を、大人気漫画だった「北斗の拳」の主人公の決めぜりふにかけて作った横断幕。しかし、これに怒った浦和サポによってこの横断幕は,試合後もっていかれてしまった。

そしてその後、この横断幕は札幌と浦和が対戦する試合でたびたび登場することとなる。

ともにJ1に昇格した2001年、2002年の対戦では、「洋平おまえはもう死んでいる!byエメルソン」という横断幕となって、浦和側のスタンドに掲出された。洋平は当時の札幌正GKの佐藤洋平選手。作り直したわけでなく、オリジナルの横断幕の田北の部分に洋平という布をかぶせたものだ。2001年の最初の対戦、6/23の駒場では「洋平おまえはもう死んでいる!byエメルソン」という台詞でスタンドに掲出された(観戦記)。当時は、「byエメルソン」は違うだろうと突っ込みが入っていたが(エメルソン選手は、2001年に札幌から川崎Fに移籍していた)、2001年シーズン途中にその川崎Fから浦和にエメルソン選手が移籍してからは、そのまま使えることとなった。

その後、札幌と浦和が対戦する度に、スタンドに掲出された。浦和との対戦は札幌がJ1にいるときだけだったので、2008年と2012年の話となる。変わらないのは、オリジナルの横断幕が使われ続けていること。ありがたいことに浦和サポが大切に保管してくれているということだ。

台詞は「札幌お前はもう死んでいる!」となっていることが多い。田北の部分に札幌という文字の布をかぶせている。エメルソン選手はもう日本にいないが、byエメルソンの部分は、そのまま掲出されていたりする。エメルソンの部分が赤黒の縞になっているのが、オリジナルの名残りである証しだ。

サポ仲間で話題になるときは、「お前はもう死んでいる断幕」とか、「エメルソン断幕」とか、「あの断幕」とか呼ばれたりしている。

最近では、再度J1昇格した2017年札幌ドーム、2018年厚別で浦和と対戦したが、横断幕は登場しなかった。昨今の流れで、過激なものはスタンドに掲示できなくなったらしい。

この横断幕の由来を知っているサポは「あっ、あの横断幕だ」となり、知らないサポは「過激な台詞だなあ」とか「けしからん」となる横断幕でもある。

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