W杯開催地決定を受けてドーム建設計画前進

 W杯開催地決定に札幌市が選ばれた翌日、札幌市では市議会総務委員会が開かれた。この中で札幌市は、ドーム建設用地は97年度中に取得する意向を明らかにした。土地取得の期限について公式の場で話が出たのは初めて。このため、土地取得に必要な100-150億円が用地取得費として予算に計上される。ドームの建設予定地は、豊平区羊ヶ丘にある北海道農業試験場の一部で、最寄りの地下鉄東豊線「福住駅」から約1kmの距離があるが、地下鉄の延長乗り入れは行わない方針。遊歩道の整備やシャトルバスの運用で対応するとしている。
 またドーム建設の方は、年明け1月にコンペが行われ、既にコンペ参加を表明している10企業・合同体の案が提出されることになっている。2月中に審議され、採用案(最優秀案)が一つに絞られ、発表される。98年工事着工、2001年完成となる予定。