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Subject: 山に籠ろう
From: 中年MF
Date: 2006年5月20日 08:23:39

人気タレントだった石田ひかり(最近お姉ちゃんしか見ませんが)さんのお父さんが、青島健太(元FW:清水エスパルス⇒鳥栖フューチャーズ⇒その後不明)と娘の交際を聞いて、彼氏に対して「山に籠もれ!」と言ったそうです。当時、周囲から才能は認められながら、エスパルスでFWのレギュラーに定着できていなかった男に対して、「娘が欲しくば、修行を積んでその世界のビッグネームになってから取りに来い。」と、極めて端的な見解を娘の父が述べたかどうだか真意は定かではありませんが、アスリート育成の観点からは大変意義深い一言だと思います。前園正聖しかり、柳沢敦しかり。
現在の鳥栖FW新居辰基の成功も「山に籠もる」ことができたからでしょう。これも本人が望んでそうなったとは言いがたいですが、結果として、鳥栖移籍が自分のサッカー人生を危機感を持って一から見つめ直す絶好の機会となったことはどうやら間違いないようです。
今の札幌のボール・ポゼッションサッカーを成功させるためには、一つのトラップ、一つのパス、一つのシュート、一つの判断の正確性を確実に上げていかねばなりません。リスクを背負って攻めるサッカーをしている訳ですから、一つのミスで情勢が急変してしまいます。私は、今の札幌のサッカーは結果は未だ出ていないが非常に魅力的だと思っており、是非熟度を上げてほしいと願っております。ストッパーの加賀や池内のオーバーラップはその典型です。ただし、それだけリスキーだということを個々の選手が危機感を持ちながらも萎縮せず理解して修行することが必要だと思うのです。札幌のような環境では、おらが街のヒーローになってしまいがちでチヤホヤされ、山に籠る状態は創りづらいと思います。だからこそなおさら、選手には、自らのサッカー人生を一から見つめ直し、山に籠って修行を積んだ後、心を解き放って存分にプレーして欲しいのです。



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