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Subject: Re: J2クラブを語りましょう:第八回-アビスパ福岡
From: Dion Berger
Date: 2003年1月30日 18:54:57
Reply-to: J2クラブを語りましょう:第一回-モンテディオ山形 By Dion Berger

久々に再開して、福岡からです。

アビスパ福岡

監督         松田 浩
コーチ        大熊 裕司
コーチ        倉田 安治
コーチ        倉吉 和哉
GKコーチ      ジェニュイル・セルジオ・カーサグランデ
フィジカルコーチ   ジョアン・アントニオ・カンジド・ダ・コスタ
コンディションコーチ 藤野 英明

(データは背番号/選手名/ポジション/生年月日/身長/体重/前所属、□=移籍、○=新人)     
  1 大神 友明     GK 1970/06/07 182/75 ジュビロ磐田 
  2 立石 飛鳥     DF 1983/06/09 174/65 鹿児島実業高校
□ 3 セルジオ      DF 1975/09/19 184/74 アルビレックス新潟
  4 川島 眞也     DF 1978/07/20 188/84 サンフレッチェ広島
○ 5 千代反田 充    DF 1980/06/01 182/75 筑波大学
  6 篠田 善之     MF 1971/06/18 168/66 中京大学
  7 宮崎 光平     MF 1981/02/06 165/60 サンフレッチェ広島
  8 原田 武男     MF 1971/10/02 173/72 セレッソ大阪
□ 9 アレックス     MF 1983/04/16 173/78 川崎フロンターレ
 10 宮原 裕司     MF 1980/07/19 178/73 名古屋グランパスエイト
□11 久永 辰徳     MF 1977/12/23 172/65 横浜F・マリノス
 12 塚本 秀樹     GK 1973/08/09 179/73 明治大学
□13 ベンチーニョ    FW 1971/12/18 181/75 川崎フロンターレ
 14 古賀 誠史     MF 1979/08/07 171/71 横浜F・マリノス
 15 山田 祥史     MF 1981/11/04 180/72 アビスパ福岡ユース
□16 水谷 雄一     GK 1980/05/26 187/77 セレッソ大阪
 17 大塚 和征     MF 1982/07/07 163/52 熊本国府高校
 18 江口 倫司     FW 1977/04/22 182/75 ヴィッセル神戸
 19 林  祐征     FW 1983/10/05 187/80 小松島高校
 20 米田 兼一郎    MF 1982/07/02 177/69 鹿児島城西高校
 21 藏田 茂樹     DF 1972/06/22 177/77 セレッソ大阪
 22 二宮 一拓     MF 1982/11/23 183/67 情報科学高校
 23 宮本 亨      DF 1982/12/03 175/65 下関中央工業高校
 24 太田 恵介     FW 1979/04/24 195/89 福岡大学
 25 岩本 昌樹     MF 1983/10/30 181/64 大分高校
○26 増川 隆洋     DF 1979/11/08 191/92 大阪商業大学
○27 沖本 尚之     MF 1984/06/13 169/67 サンフレッチェ広島ユース
○28 小川 久範     DF 1984/05/22 176/68 アビスパ福岡ユース
 29 福嶋 洋      FW 1982/07/14 180/72 駒場高校
○30 神山 竜一     GK 1984/11/10 188/85 立正大学淞南高校
○31 首藤 啓祐     MF 1984/10/05 172/65 アビスパ福岡ユース
 32 平島 崇      DF 初芝橋本高校
 33 加藤 寿一     DF 1981/05/28 180/70 如水館高校
    
主な退団選手
小島 光顕(DF、31試合)
内藤 就行(DF、27試合1得点)
野田 知(MF、16試合)
服部 浩紀(FW、20試合4得点)
呂比須 ワグナー(FW、19試合6得点、引退)
廬 廷潤(MF、33試合5得点、釜山)
飯島 寿久(DF、34試合1得点、引退)
サボ(DF、17試合1得点)
アレン(FW、24試合10得点)

去年は開幕前の監督人事やチーム構想から迷走、シーズンが始まってみれば昇格争
いどころか8位の座を巡って最後まで鳥栖や水戸と争い、シーズン終了後には選手
の大量解雇、といいところの本当になかった福岡、でも今年のJ2ファンの間での前
評判はなかなかに高く、ノブリンも有力チームの一つに上げています。

理由の一番大きなところは、データ欄の生年月日を見れば分かる通り、その選手層
の若さにあるでしょう。計算してはいないのですが、平均年齢は一番若いのではな
いでしょうか。立石や林という辺りは、ユース代表に推す声も多く高いポテンシャ
ルを見せていますが、数年前はやや迷走の趣きもあったこのクラブの若手育成方針
もようやく秩序をもったものになってきつつあります。地元に東福岡高校という優れた高校を有しながらなかなかその卒業生を入れられませんでしたが、宮原や古
賀、千代反田という選手達が少しずつ集まってきました。
そういう編成の方向性がはっきりしてきたことで、力を取り戻してきているという
向きが多いのではないかと思います。

監督には、降格危機にあった神戸にチームとしての形を与えて残留させた松田浩氏
が就任しました。名前ではなくその時の実力を重視する選手起用、そして現実をそ
れと割り切ってのオゼアス大作戦で残留という仕事をきっちり果たした辺りの実績
は評価できます。こういう監督人事は、福岡のような立場のクラブにとっては悪く
ないのではないでしょうか。

補強では、日本人ではそれぞれレンタル中だった水谷、久永の二人を呼び戻しただ
けですが、外国人では実績のある3人を引っ張ってくるという堅実なものです。
これも好評価の一因でしょう。

どん底の中でも、最後には多少の光明を見せていた福岡、今年は大ブレイクが期待
されていますが、面白い存在です。


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