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Subject: Re: J2クラブを語りましょう:第六回-川崎フロンターレ
From: Dion Berger
Date: 2003年1月23日 23:28:28
Reply-to: J2クラブを語りましょう:第一回-モンテディオ山形 By Dion Berger

六回目は川崎です。

川崎フロンターレ

監督    石崎 信弘
コーチ   高畠 勉
コーチ   エジソン
GKコーチ 古川 昌明

(データは背番号/選手名/ポジション/生年月日/身長/体重/前所属、□=移籍、○=新人)
  1 浦上 壮史     GK 1969/02/07 183/83 清水エスパルス
  2 伊藤 宏樹     DF 1978/07/27 183/74 立命館大学
  3 佐原 秀樹     DF 1978/05/15 184/74 グレミオ
□ 4 アウグスト     DF 1968/11/05 179/73 鹿島アントラーズ
  5 箕輪 義信     DF 1976/06/02 187/71 ジュビロ磐田
□ 6 山根 巌      MF 1976/07/31 170/63 大分トリニータ
  7 鬼木 達      MF 1974/04/20 168/66 鹿島アントラーズ
  8 久野 智昭     MF 1973/09/25 170/68 東京農業大学
□ 9 バルデス      FW 1697/03/12 182/76 大宮アルディージャ
□10 ジュニーニョ    MF 1977/09/15 173/64 パルメイラス
 11 伊藤 優津樹    MF 1974/04/07 173/65 コンサドーレ札幌
 12 サポーターズナンバー
 13 寺田 修平     DF 1975/06/23 189/81 東海大学
 14 茂原 岳人     MF 1981/10/06 180/71 ヴィッセル神戸
 15 塩川 岳人     MF 1977/12/17 168/62 大分トリニータ
 16 黄川田 賢司    FW 1974/10/28 179/71 コンサドーレ札幌
 17 吉原 慎也     GK 1978/04/19 185/76 横浜F・マリノス
 18 今野 章      MF 1974/09/12 165/56 ジュビロ磐田
 19 林  晃平     MF 1978/06/27 175/68 ガンバ大阪
 20 長橋 康弘     MF 1975/08/02 172/70 清水エスパルス
□21 石塚 啓次     FW 1974/08/26 184/82 東京ヴェルディ1969
 22 木村 誠      DF 1979/06/10 171/66 駒澤大学
 23 玉木 晴一     MF 1982/04/26 177/69 今治工業高校
 24 黒津 勝      FW 1982/08/20 179/69 花咲徳栄高校
 25 神崎 亮佑     DF 1982/06/21 178/72 草津東高校
○26 中村 憲剛     FW 1980/10/31 175/64 中央大学
 27 我那覇 和樹    FW 1980/09/26 182/72 宜野湾高校
 28 相澤 貴志     GK 1982/01/05 189/84 新潟江南高校
 29 藤木 亮以     DF 1983/09/08 179/72 川崎フロンターレユース
 30 渡辺 匠      MF 1982/03/15 178/70 桐光学園高校
 31 鈴木 洋平     GK 1983/10/14 185/76 川崎フロンターレユース
 32 岡山 一成     DF 1978/04/24 187/74 セレッソ大阪
○33 飛騨 暁      MF 1984/04/18 172/60 四日市中央工業高校
 34 小林 康剛     FW 1980/06/15 183/74 鹿島アントラーズ
   
主な退団選手
アレックス(MF、20試合1得点、福岡)
ベンチーニョ(FW、36試合16得点、福岡)
マルキーニョ(MF、26試合4得点)
マーロン(FW、23試合12得点)


「黒魔術師」ノブリンがチームを率いて3年目、天皇杯ではベスト8にもなり、
J2ファンの間では広島と並んで前評判の高い川崎です。
昨年かなりの活躍をした4外国人を全て切った判断には驚きましたが、その代わり
にアウグスト、バルデス(東芝時代は石崎監督とチームメイトだった)と日本での実
績充分な両選手に、大分から勝手を良く知る山根を加入させる堅実な補強が目につ
きます。外国人を除けば陣容が変わらず基本がしっかりしていてそこに少ないなが
ら計算できる補強、加えてアクセントとしてさすらいの天才石塚が機能すれば、や
はりJ1昇格の有力候補に数えられて当然でしょう。

ただし、バルデス、アウグストの両ベテランがJ2の長丁場にどこまで耐えうるか
そこは未知数です。また、これもJ2ファンの間で言われる事ですが、人望やチーム
作りの点で申し分ない名将の石崎監督ですが、戦術面での若干の硬直(相手に合わ
せる守備戦術、外国人に依存する割合の高い攻撃)という点での批判もややあるよ
うです。無論それは石崎監督の名声を地に落とすほどの瑕ではあり得ませんが、し
かし崔大植があとあとまで批判した99年最終節、或いはウィルの交代を随分逡巡し
た00年浦和第4戦など、心当たるところがなくもないのが気掛かりです。
まあ、逆に言えば、不安要素としてはこの程度をあげつらうくらいしかないという
程に、減点要素が少ないのが今年の川崎ではあるのですが。

ちなみに石崎監督の記者会見では昇格争いのライバルに広島、新潟、湘南、福岡と
いう名前を上げました。これは私の意見も全く同じです。
あとは、札幌の名前を忘れていた事をノブリンに思い出させることができればいい
のですがね。

もう一つ個人的に注目なのは、どこのチームでも入団して2年で出場機会の殆ど
ない選手は戦力外にしていますが、川崎は3年たってもまだそういう選手をチーム
に残しています。これは他のクラブに比べても希少なことで、もってクラブの方針
を察する事が出来ます。主力に若手が少ないというのを意識しているのでしょう。



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