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Subject: Re: 悔しい・・・けど来季の陣容の話
From: Dion Berger
Date: 2002年10月28日 08:36:23
Reply-to: 悔しい・・・けど来季の陣容の話 By 札幌天使

: 来季の予算の規模というのはどうなるかはわかりませんが、必要な選手の慰留をしっかりと
: 全力を尽くしてやってもらわないといけません。

下のスレでも書きましたが、選手の慰留に最も必要なのは、来季にむけた具体的な
チームのビジョンに他ならないと思います。
クラブのビジョンとして、「時間はかかっても若い世代を育てて基盤を」という事
のようですが、これが勘違いにならないことを望みます。

どういうことか。
「勝つ経験」をさせなければ、若手の育成など夢物語ということです。
勝てない経験を山ほどさせたところで、選手の成長にはなんの足しにもならないと
いうことは、ここ数年のJシーンを見ても自明の事です。
ただ「若手中心に陣容を組み、ただ試合に出せば成長する」ということはあり得な
いので、そのためにも、「一年でのJ1復帰」をサポが一丸となって要求するべき
だと思います。
この二つが両立しないとは言わせません。京都はそれをやり遂げたのですから。
(むろん京都は主力を軒並み放出してなお、才能のある若手、堅実な中堅を多く
有していたからこそできたわけですけれどね)

今年を見れば分かる通り、札幌は負けても客が入るような、地域に密着できたクラ
ブでないことが証明されました。勝たなければ客は来ないのです。逆に勝てば、
新潟や甲府のように客が入るのです。観客動員数が、直接的にも、或いはスポン
サーへのアピールポイントとして間接的にも経営のキモである札幌にとって、客が
入らないと言うことは無限の先細りループを意味します。


: 言うまでもないですがとくに山瀬、今野両選手は札幌の財産ともいえるこれからの選手達です。
: 他クラブの触手が真っ先に伸びることが予想されますが何とか残留をしてもらいたいものです。

以上の視点から、一年でのJ1復帰が目標でない限り、彼等にとって札幌に在籍する
ことは時間の無駄以外の何物でもありません。クラブから明確なビジョンを示され
ない限り、どれだけ引き止められようとも絶対に札幌を出るべきです。
私は彼等の札幌残留を強く望むものですが、このように言わざるを得ません。


: これら単独、複合の要素で流出があるわけですが、限られた予算ではあろうかと思いますが何とか引き止めてもらいたい。

エメ、ウィルを積極的に引き止めなかった理由として、「一人の選手に大金をかけ
られない」という経営方針がありましたが、これは明らかに誤りであることが、札
幌より遥かに年間予算の少ない仙台の戦い(2ndは去年の札幌のような失速をしてい
ますが)からも分かります。新社長にはこの点についての熟慮を望みます。


: 一線級のGKをどうしてももう一人連れてこないといけないと思います。
: 山瀬、今野のことも同様で、攻撃に変化をつけられる選手、攻撃の芽を摘むことのできる選手
: というのを最低でも一人ずつ連れてこなければいけない。

日本人の補強については、多くを期待しない方がいいでしょう。
「補充」はできても「補強」は難しいと思います。99年に洋平、名塚を取れたのは
よくやれた方だと思います。
自分から好き好んでJ2のクラブに来るような選手は一人としていません。
パターン分けすれば
・クビになった選手
・戦力として扱うとは言われているが使われていない選手
・上二つのうち、J1の誘いから漏れた選手
となるわけですから、「一線級」の選手は望むべくもない。
(播戸の場合は、こちらから吉原が移籍した、という事情もあってレアケースとして扱いたい)
例えば都築は今ガンバで出場機会を得られていませんが、彼には多くのチームから
誘いがくるでしょう。その中で札幌を選ぶ、とは思えないです。
獲得するとすれば、鹿島にレンタルされている市原の高嵜、彼辺りを狙えないか、と思うのですが。

従って、戦力補強の大きなポイントは外国人選手ということになります。
エメ、ウィルの経験からやたらと外国人獲得に消極的な意見を聞きますが、初めか
らJ1昇格を念頭に、J1昇格後のチームの柱となりうる選手を選び完全移籍で獲得す
る、これであれば、仮にその選手の年俸を払えなくとも移籍金で儲けられるのです
から文句はないでしょう。
今年の最大の泣きどころであった、「展開力のあるセンターMF」これなどは日本人
でそれをできる選手が少ないのですから、外国人に頼らざるを得ないわけです。
それと「長身を活かした」得点力のあるFW。この二つは譲れないところです。

何にせよ、クラブには後ろ向きになるな、といいたいですね。
とにかくまず一度は、「一年での復帰」に本腰を入れてほしい。
小クラブとして生き残る道はその後で考えても遅くないと思うからです。



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