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Subject: Re: オイオイ! 若い選手を育てろよ!
From: Dion Berger
Date: 2001年12月03日 08:22:00
Reply-to: Re: オイオイ! 若い選手を育てろよ! By オーロラポール

: いや、そうではなくて。
: ちゃんとしたリーグ戦で使ってみろよってことです。
: 説明不足ですいません。

岡田監督は少なくとも依怙贔屓でメンバーを決めた事は私の知る限りなかったと
思います。また、機会はどの選手にも平等に与えられていたと思います。
現に岡田監督体制になってから戦力外にされた選手で、岡田監督について恨み言を
言って去っていった選手はいないように思います。
そういう監督のもとで「使われなかった」という事実は、なかなかに重いものが
あると思います。


: 山瀬、今野、藤ケ谷は直接、コンサのジュニアやユースから
: 育ったわけではないからねぇ。「若手の育成」の意味がズレてる。
: 練習見てダメだからぁ、では済まないと思うけど。
: どうしてダメなのか? が大切だと思うのよ。
: だって、ユースで認められてトップに来たんでしょ。

: そんな選手がトップの中で開花しない。あるいは腐っていく環境が
: 将来的にコンサというチームの不安材料となるわけで、
: 金のあるチームなら「いいじゃん。他からとれば?」でいいけど、
: ちょっと悲しい現実すぎないかい?

: この辺の問題は監督一人の問題ではなく、チーム全体の問題でしょう。
: 特に結論を下したフロントは自らを恥じる事を忘れてはならない。
: その恥を知りつつ、今後の若手育成を考えなければならないでしょう。

: 結果は覆らないけど、これはコンサの歴史に残る最初の悲劇だ。
: 道民だって、北海道の選手が活躍するのが見たいだろうし。

: なんでみんな、そんなに冷静なのか?
: 失敗だった。ではあまりに軽いよ。
: このケースは…

じゃあ、どうすれば良かったと。
本当に選手として下り坂を迎えるまで15年でも20年でもチームにおいておくべき
なのか。
或いは、入団即ベンチ入りレベルの選手以外は絶対にユースからの昇格を認めない
とするべきなのか。
おっしゃるところの「悲劇」を出さないためにはそのどちらかしかないのでは?
どちらもあまり現実的な話とは思えない。

ヨーロッパのクラブにおいても、ユースから「使える」レベルの選手を輩出できるの
は何年かにほんの一人か二人と聞いています(アタランタは際立った例外)。
若手の育成では現在世界トップレベルのフランスにおいて、呆れるほど贅沢な環境
のナショナルトレーニングセンターにおける育成でさえ、代表はおろかプロ選手にな
れるのはほんの一握りにすぎません。
「若手の育成」というのがどれだけ難しいかは、この一事をもって容易に想像できる
事でしょう。
コンサドーレにおいてユースからの昇格第一例が失敗したからと言って、そういう話
を知っていれば、「極めて残念だが、仕方が無い」以上の感想は持ちようがありませ
ん。

「プロとして即通用するレベルの選手」がそう簡単に出る訳もない以上は、「現状で
はプロとして厳しいが磨けば珠になる資質のある選手」をとりあえず入団させて、あ
とは機会を与えて本人の自己研鑽に期待する以上のことはできないでしょう。
遠国の一例をもって、HFCの罪を鳴らしたり育成プログラムの根本的誤りを指摘する
には到らないと思います。



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