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  • Subject: 札幌の行く末
  • From: 北海道びいき
  • Date: 1999年8月16日 11:28:42

     最近どうしたことか、私の家族が札幌の試合に一喜一憂することが多くなった。

     妻は妻で、試合内容、戦術までに口を出し、長男は長男で、私がぶつぶつ試合内

    容に文句をつけていると、「おとうさんはどっちを応援しているの!」等と言って

    くる。

     みんな北海道唯一のプロチーム、札幌を愛しているんだなと、つくづく感じる。


    昨日の試合、確かに感動した。

     ただ一つ気になることがある。

     勝利して、歓喜の札幌の中にあって、岡田監督が競技場を去る時の表情が...

     何か、覚悟をして臨んだ試合に、その覚悟が後数分で現実のものとなろうとして

    いる絶望感の中で奇跡が起き、そしてその奇跡が勝利に変わり、ある覚悟が当面過

    ぎ去った安堵と言うか、いやそれだけ覚悟した試合であのような結果に信じられな

    く、心の中では、身の震えが止まらない何とも言えない気持ちが私には想像された。

     岡田監督は、恐らく昨日の試合を入れてこれからの3試合が、今季の札幌の行く

    末を決定付けると考えているのだと私は思う。

     そして、その3試合で1敗でもすれば、ある決断をすると。

     過ぎたことは仕様がない。

     でもこのチーム本当は現在、少なくとも上位3強位にはいたはずだ。

     確かに運もなかった。

     また、シーズン当初の選手、サポーターの意識に甘え、楽観視があったことも現

    在の順位に影響してると私は思う。

     
     喜びには浸りたい。

     でも、J2いや、J全体を取っても、毎試合これだけの観衆を集めるチームがど

    れだけあることか。

     そしてこのチームは、どれほど北海道民に愛されていることか。

     有り得ない話しだが、このチームを無条件でJ1に上げて欲しい位思っている。

     口には出さないが、J組織の方々も心の中ではきっとそう思ってるに違いないと

    と感じているのは私だけだろうか。


     本当は言いたくない。

     本当は言ってはいけない。

     どうして、J2に落ちたのか!

     どうして今、この成績なのか!

     そして... 時間を戻してくれと...


     
     ”このチームを、無くしてはいけない”

     

     

     



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