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  • Subject: 「ファミリー」の意味とは?
  • From: aki
  • Date: 1999年8月10日 21:42:03

     はじめて寄稿します。友人から吉原がチーム批判を行ったと聞きました。正直言って、ああ、やっと誰かが口火を切ったのだと思いました。
    こうなること、つまり、今の札幌の不振は去年の入れ替え戦の福岡戦の時からある程度予想が出来たからです。
     あの時負けたにもかかわらず、サポーターはコンサド−レ・コールを繰り返していました。そして、社長への謝罪要求も・・。
     一体あの時サッカーをしていたのは誰だったんだろう?一方的に責められる社長だったんだろうか?もちろん翌日のマスコミはサポーターのチャントに対して、美談と書きたてました。本当にそうだろうか。僕には彼らの行動がとてもアマチュアに見えて仕方がない。
     かつて札幌の監督であったウーゴ・フェルナンデスが、札幌を評して「ファミリー」と言った。確かにチームとしてはそうだったかもしれない。しかし、クラブ自身がファミリーとなってしまっては、本来プロフェッショナルにあるべき厳しさなるものをも奪ってしまったような気がする。
     プロフェッショナルとはプライドの強い連中が集まってくるもののはずだ。本来、ファミリーという言葉とは相容れないもののはずである。
    それをあの歴戦の名将がわかっていなかったはずはない。フェルナンデスの意図はこうだったのではないか。メンバーの意思は「ファミリー」の様に通じている、と。
     だから、吉原の発言は別に驚きません。プロであって、チームの成績が悪ければ、当然出て来る事だからです。やっと札幌もプロチームらしくなってきたと思いますよ。彼の発言を「代表に入ったからって調子に乗った」と取るのは自由だと思います。ただ、デルチャコでパラグアイのDFに遊ばれたコウタを実地で見てきた者にとって、彼の発言はよっぽど腹に据えかねたものだと考えます。二十歳そこそこの若者が初めてホンモノを見たんだから・・・。だれでも上を見るでしょ?
     だから、僕はこれを読んでくれたみんなに言いたい。「僕らもプロになろうよ。」日本代表がW杯の予選で苦戦していた時、確かにサポーターの力が大きかったと思う。でもその力とは、グラウンドであげた黄色い声援ではなく、UAE戦のあとに集まった、マスコミには「フーリガン」と書かれた人達であったはず。あの時から初めて日本は「サッカー」を始めたんだから・・・。
     僕の書いていることは札幌の理念には沿わないかもしれない。でもこれだけは確か。世界中で、誰からもプレッシャーのないチームに栄冠は訪れたことはない、っていうこと。
     息子の出来が悪ければ、ひっぱたいてでも正しい道を教えてやるのが「ファミリー」なんじゃないかな?その役目をもうそろそろ札幌サポもになうべき時期だと考えます。 以上

     まだまだ、書きたい事はたくさんありますが、この辺でやめておきます。色々な人と話したいと思います。もし良ければお返事ください。



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