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Subject: Re: 市民クラブについて
From: スーパー銭湯
Date: 2003年1月01日 12:23:53
Reply-to: 株式会社としての問題 By スーパー銭湯

親会社のない(尻拭いする親がいない)株式会社のコンサにとって赤字が増えると、
債務超過であるため、倒産や、行政支援、あるいは減資して第三者への譲渡といった
市民クラブのコンサの危険性があることを述べました。
(ただ、これは既に多くのサポが認識の度合いの差はあれ、知っている事と思います。)

一方、「市民クラブ」とはなんなのか、その意味する理念はなんなのか、

母胎のない中で、設立では有志がクラブを誘致し、その後の行政支援も受け、
昨年は増資によりサポーター持株会が筆頭株主になりました。

「市民クラブ」が与えられるものでもなく、他人に創ってもらうモノでもない。
 市民自らが築き上げるものであることとすればその道を進んでいるはずです。

ところで、その「市民クラブ」は現在HFCという株式会社の所有物です。
そして株式会社は株主のものです。
(よって「市民クラブ」コンサドーレはHFCの株主の所有物となります。)

市民クラブは、市民の支援なくして成り立たたい理念ではありますが、
その運営や利益処分は市民とは別個の主体が決めることとなります。
たとえ、行政が株主に入っていても決定するのは議会ではなく「株主総会」です。

市民クラブだから応援もするが、だめな会社なら支援なんかしたくない。
これが、そういうねじれた感情を引き起こすことにもなります。
理念と現実のギャップがあると思えます。

そして、株式会社であるコンサには、以下の矛盾する関係者の調整をしながら
市民クラブの運営が求められます。

・株主は会社の「経済的利益」が第一。
  極端な例では、コンサドーレがJ2でもJ1でも利益になるならかまいません。
  むしろ、無理な補強をして失敗し、会社が潰れることが損となります。
・スポンサーは「広告的価値」が第一。
  HFCの収入が減る心配より、安いスポンサーで広告的意味を求めます。
  
・ファン(あるいはサポ)は「おもしろい試合」が第一。
  運営会社が市民クラブでなくとも赤字でも良い選手の良い試合が見たい。

・行政は地元住民の要望が第一。
  株主の利益や試合内容より、まず地域にメリットがあることが一番。

これらの主体が入り交じって、コンサドーレは運営されています。
この調整は難しい問題だと思えます。

そのため、経営能力のある第3者の経営が望ましいモノと考えます。
どこにいるのか、誰がいるのか問題ですが。

ちなみに、私のサポート理由は行政のそれに近い立場です。
    



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