2002年Jリーグ開幕

 W杯イヤーの2002年、Jリーグがいよいよ開幕した。柱谷哲二監督を新たに迎え、リニューアルした新生コンサドーレ。昨シーズンは当初の目的のJ1残留を果たし、今季はさらなるステップアップを目標に準備を重ねてきたのだったが、その札幌闘将丸の船出は厳しいものとなった。
 Jリーグは今季から週末は分散(土日)開催。2002年J1リーグは前日の3/2に、昨季の各ステージチャンプの登場する二試合で開幕。第1節2日目の日程となったコンサドーレにとっては、この日がJリーグ開幕日。コンサにとって開幕戦がアウェイなのは恒例のことで、今季はサンフレッチェ広島のホーム、広島ビッグアーチに乗り込んだ。
 今年も遠方ながら数百人のコンササポがゴール裏を固める中、新しいシーズンのキックオフの笛が吹かれた。千里の道も一歩から、優勝への道も一勝から、大事な開幕戦だったが、ホーム広島に前半15分に先制点、30分に追加点を奪われる。すぐに山瀬功治選手が1点を返し、1点差で前半を折り返すも、後半に入って前掛かりになりバランスが崩れたところをつかれ3失点。終わってみれば、1-5の大敗を喫した。これで、トップと勝ち点3差ながらも得失点差がきいて、98年第3節(3/28)以来の最下位となった。
 昨季と異なり開幕黒星となった今季、果てさてこのあと何が待っているのだろうか。波瀾か感動か、それとも想像を絶するようなドラマだろうか。今年も厳しく苦しい試合が毎節続く、長く熱いシーズンが始まった。