コンサドーレのホームゲームにて「ホームゲームご招待券」向けの整理券を初めて配布

この日、札幌ドームで開催されたコンサドーレ札幌のホームゲーム(J1_2ndステージ第5節清水戦)で、初めて「ホームゲームご招待券」向けの整理券が配布された。「ホームゲームご招待券」は、ファンクラブ会員や持株会会員の特典として毎年配られているB自由席の無料招待券。一枚で一試合無料で見ることができる。当日決められた時間に、先着1500名までに整理券を配布というアナウンスが事前にされた。「ホームゲームご招待券」による入場者数を事前に制限することを具体的な数とともに発表した初めてのケースとなる。ちなみに、これまでも「制限することがあります」とアナウンスされたことはあった。
招待券の券面の裏にはチケット完売の際には入場制限が行われる旨記載されているが、実は、これまで「ホームゲームご招待券」での入場が制限されたことはほとんどなく、札幌ドーム開幕戦となった横浜Fマリノス戦(7/21)などくらいである。完売試合でも招待券を使った人が入場できる余裕があるのは、前売りチケットを購入しても都合で当日これなくなる人が一定の割合で必ずいるからで、販売席数の5分から1割ぐらいと見込まれる(試合によって異なる)。昨年までホームゲームの完売試合が数試合しかなかったという事情もあり、招待券を利用する人の数がその範囲内に収まっていたため、これまでは制限が行われなかった。
しかしながら、今年はホームゲームの前売り完売が続き、完売試合で招待券の利用率が高くなっている。とりわけドームの人気が高くなっているようだが、招待券には以下のような潜在的な特徴があり、ドームでの招待券の利用者が増えるとB自由席に入りきれず、あふれるという状況に落ちいる。
招待券は全部で数万枚発行されている(一年にファンクラブ会員(約8千人)一人に一枚、持株会(約一万人)一人に二枚を配布)。全員がかならずしも使用しないのだが、もしも利用が集中すると大変なことになる。招待券はその年限り有効のため、翌年に持ち越されることはない。
招待券を使う人の数はスタジアムの収容数に比例して増えると予想される。招待券はB自由席には入れる券だが、札幌ドームと厚別では、B自由席の席数は実はほとんど同じ。札幌ドームは収容数は厚別の倍だが、A自由席が多くなっている。
厚別は指定席から完売して最後にB自由席が完売する傾向にあるが、ドームでは見やすくなったB自由席の人気は高くA自由席より先に売り切れる。人気の高い席ほど当日の欠席率は低くなる。
前売りを購入しても都合でこれなくなる人は席種に関係なくでてくるが、招待券はそのあいた分のうちB自由席の分しか割り当てられない。
以上のようなわけで、招待券での来場者の数が無視できないくらい多くなってきたと言うことのようで、今後は、前売り完売の試合で招待券を使用する予定の方は注意が必要かも。整理券の配布のお知らせなどは、配布される場合は公式ホームページ上で事前にアナウンスされるはずなので要チェックのこと。