スーパーインポーズ新旧ホームスタジアム

さて、W杯を来年に控え、いよいよ、札幌ドームが今年デビューします。収容人数が今の厚別の2倍となる巨大スタジアムは、いったいどんな感じなのでしょうか。オープンが待たれます。
やはりコンササポとして気になるのは、サッカー場として機能した場合、どんな風な感じになるのか?観戦しやすいのか?などだと思います。そんな疑問も、今年、開催されるJリーグの試合の日を迎えれば、氷解することでしょう。でも、それまで待てないという方に、今回の小話を。
かくいう私が、そんな待てないサポの一人だったので、どんな感じなるんだろうと、手持ちの資料で遊んでいたのが、今回の小話です。最初は自分の疑問を確認するためだけでしたので、小話にするつもりはなかったのですが、できてみると、けっこういけるかもということで、小話に昇格デビューとなりました。


[厚別競技場]

スタジアム関係で、手元にある資料といえば、以下の小話で、ビッグフラッグを紹介した時に使った図くらい。

ビッグフラッグが、バックスタンドで広がったときにどれくらいの部分を占めるかというシュミレーション用の図。原図は、設計図なので、比率は正確。

これにはバックスタンドと、ゴール裏席が半分しか写っていないので、コピーして反転して、合成。

バックスタンドが二つある奇妙な厚別競技場の図が完成。多分実際の厚別は、メインスタンドがもっと大きいと思われます。また、陸上のトラック部分とピッチ部分は描かれておりません。

[札幌ドーム]

※上のドームの写真は、1999年頃のもの

左の厚別競技場の図と、発表されている上記の札幌ドームの図を重ね合わせる。皆さんよくご存じだと思いますが、手前がメインスタンド側です。移動式ピッチがおさめられるフィールド部分は正円。ただし、実際はメインスタンドとバックスタンドの最下部には、移動式スタンド(野球場の場合は、左右の内野席の最下部となる)が配置されるので、上記図では、フィールド部分が一見、正円に見えません。

ここで、問題となるのが、縮尺比。スケールが不明なので、両者の比率を一致させなければならないのですけど、双方の図の縮尺比は不明。ここで、写っているものを参考に、かってに拡大縮小して両者を合わせてみる。まず、厚別側のビッグフラッグは、全長(横幅)が先の小話のページによれば、80~90m。また、札幌ドーム側の移動式グラウンドの大きさは、120m×85mと発表されている。

これによると、厚別のゴール裏に比べると、ドームのゴール裏は完全に内側に収まってしまいますね。メインスタンド以外の最上部以外は今の厚別のスタンドと同じか内側に位置することになります。厚別のスタンド面積に比べ、ドームのスタンド部分の面積が倍の数の収容人数を誇るにしては、小さいような感じがします。拡大縮小作業ががうまくいっていないか、厚別のゴール裏スタンドなどに比べると傾斜があるかのどちらかだと思われます。
ビッグフラッグも、バックスタンドだけでなく、ゴール裏でもメインスタンドでもどこでもサイズ的には収まりそうな感じです。
皆さん楽しんでいたただけましたか? 何となく期待できそうな感じです。ちなみに、これらのインポーズ作業はあくまで手作業で目検討で行っているということをお忘れなく。実際見て、感じが違うと言われても困ります(^^)。
さて、本物のドームのスタンドはどんな感じでしょうか? まもなくわかります。