コンサ初となるトレーニングウエアスポンサーが決定

 この日、北海道フットボールクラブ(HFC)は、今シーズンのクラブスポンサー契約の進捗状況を発表した。J1昇格効果のためか、既に昨年の総額を上回る4億6千万円を確保。目標の5億円まであと一息の状態となっている。

 このクラブスポンサーに今季より、新たに「トレーニングウエアスポンサー」のカテゴリーがもうけられた。これは、コンサドーレ札幌の練習着に社名が入るもの。日本代表のトレーニングウエアに入っている「KIRIN」や「ADIDAS」の様な感じのものである。Jリーグクラブチームでも、この「トレーニングウエアスポンサー」を持つクラブは、既に何チームかあり、札幌がJリーグ最初というわけではない。スポンサー料は推定3500万円で、試合で着用するユニフォームにロゴが入るユニフォームスポンサーに次ぐ、大口スポンサーとなる。
 今年は、コンサドーレ最初の「トレーニングウエアスポンサー」として札幌の大手学習塾の「札幌セミナー」が決定。札幌セミナーは昨年まで2年間、ゴールドスポンサーとしてチームをサポートしてきている。

 今年で発足5年目となるコンサドーレは、従来の試合における宣伝効果だけでなく、日々の練習における宣伝効果もスポンサーに売り込んでおり、「トレーニングウエアスポンサー」に加え、「宮の沢白い恋人練習場」の維持費(年間約3千万)をまかなうための練習場周囲の看板広告などが知られている。ちなみに、「トレーニングウエアスポンサー」はHFCが営業活動を行って決めたスポンサーだが、「宮の沢白い恋人練習場」の場合は、石屋製菓所有の練習場をHFCが借り受ける形になっているので、練習場周囲の看板広告などは、石屋製菓が中心になって募集管理している。