【BBS CLASSIC】敵を知ろう!(第6回:浦和レッズ) by Dion Bergerさん

Dion Bergerさんがまとめた、今期のコンサドーレのライバルJ2全チームの選手名簿。発言は、分散されて書き込まれましたが、選手名一覧の発言分をまとめました。発言によっては、フォローがついたものもありましたが、ここにまとめてあるのは、それぞれ最初の発言にあたる選手名簿が掲載されている分のみです。フォロー等は掲示板の方でご確認ください。全11回。


Dion Berger さんのコンササロンへの書き込み
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発言番号:コンササロン8402番
日時: 2000年1月31日
件名: 敵を知ろう!(第6回:浦和レッズ)
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今シーズンJ2で最も注目されるチーム、浦和の今季背番号が昨日発表されました。
ここは新ツリーを立ち上げて論じましょう。

監督  斉藤 和夫
コーチ 吉田 靖
コーチ 名取 篤  

(背番号/選手名/ポジション/生年月日/身長/体重/前所属、○=新人、□=移籍)
  1 田北 雄気   GK 1967/05/16 183/80 NTT関東
  2 山田 暢久   DF 1975/09/10 175/66 藤枝東高校
  3 ピクン     DF 1972/02/14 185/75 フェイェノールト
  4 土橋 正樹   MF 1972/07/23 175/69 国士舘大学
  5 石井 俊也   MF 1978/01/19 173/63 静岡学園高校 
  6 ペトロヴィッチ MF 1965/11/13 175/70 PSVアイントホーフェン
  7 岡野 雅行   FW 1972/07/25 175/66 日本大学
  8 小野 伸二   MF 1979/09/27 175/74 清水商業高校
  9 福田 正博   FW 1966/12/27 176/68 中央大学 
 10 福永 泰    FW 1973/03/06 172/64 青山学院大学
 11 永井雄一郎   FW 1979/02/14 184/70 カールスルーエSC 
 12 西野 努    DF 1971/03/13 186/75 神戸大学
 13 大柴 健二   FW 1973/11/19 174/74 国士舘大学
 14 城定 信次   DF 1977/08/28 180/72 市立船橋高校 
 15 盛田 剛平   FW 1976/07/13 188/82 駒澤大学 
 16 西部 洋平   GK 1980/12/01 186/75 帝京第三高校
 17 安藤 智安   GK 1974/05/23 182/73 アビスパ福岡
 18 広瀬 治    MF 1965/06/06 176/72 帝京高校  
 19 内舘 秀樹   MF 1974/01/15 180/65 仙台大学
□20 阿部 敏之   MF 1974/08/01 180/70 鹿島アントラーズ 
□21 室井 市衛   DF 1974/06/22 183/70 鹿島アントラーズ
 22 土田 尚史   GK 1967/02/01 187/87 大阪経済大学
 23 田畑 昭宏   DF 1978/05/15 185/77 西武台高校
○24 早川 知伸   MF 1977/07/11 183/73 順天堂大学 
 25 小島 徹    DF 1976/02/22 183/78 亜細亜大学
 26 河合 竜二   MF 1978/07/14 183/75 西武台高校
 27 池田 学    DF 1980/07/03 183/80 清水商業高校
 28 宮沢 克行   MF 1976/09/15 174/66 明治大学
 29 吉野 智之   MF 1980/07/09 178/67 習志野高校
○30 千島 徹    MF 1981/05/11 170/58 浦和レッドダイヤモンズユース
○31 鈴木 啓太   MF 1981/07/08 177/67 東海大学翔洋高校
 32 高橋 厳一   MF 1980/06/28 169/60 浦和レッドダイヤモンズユース
 33 路木 龍次   MF 1973/08/25 178/70 横浜F・マリノス
(登録33人、残留28人、移籍2人、新人3人、外国人FWorMF獲得予定)

まず何より目を引くのは、2部に落ちたにも関わらず残留が28人、主力がほぼ残った
という世界でも例のないメンバー構成になったことです。
主力級で抜けたのは引退したチキとレンタルの終了したミニラで、入ったのが阿部と
室井ということで言えば、戦力の減少はあってもごくわずかと言えるでしょう。
これは昨年のコンサとは明らかに違う点です。
小野、福田以下元代表、現代表級の選手が並ぶ様は壮観と言っていいですし、何より
ほぼ昨年のままのメンバー構成は、新メンバー加入による修正に時間を取られる事が
ないという点で、開幕へのチーム熟成にかけられる時間が増えるのが強みでしょう。
また、年間予算27億円というJ2では桁の違う予算も長丁場では強みとなるでしょう。

ただ、「落ちたのがおかしい」といわれるほどのメンバーではありますが、しかし、
現実に2部落ちした以上は、所詮その程度のもの、と考えなければなりません。
全ての責任を中川、横山、原、デモスにかぶせるかのごとき風潮には首を傾げざるを
得ません。

「浦議」でも激論となった斉藤監督の手腕については、いかに過去の事があったとは
いえ、現段階では云々できるものではないでしょう。
松本育夫を監督に迎えたフロンターレを嘲笑した事の愚は、胸に刻んでおかねばなりません。

率直に言って、今の所浦和が優勝と昇格に最も近い所にいる事は否めないでしょう。
ただ、関係者やサポーターのコメントの影に隠れた、去年札幌も陥った「無用のプライド」
が感じられるのが、最大の弱味のようには思います。
結局去年の私達が二部落ちした現実を完全に受け入れるのには、昇格が絶望的になるまでの
時間を必要としたように思っていますが、そうした「心理面の暗黒ループ」にはまると
崩れる可能性はあるでしょう。

その意味で、浦和をマークする各チームとも、第一巡の対戦がカギを握るでしょう。
浦和の場合、もし開幕ダッシュに成功すれば捕まえる事は難しいでしょうから。