吉原宏太選手が五輪日本代表に選ばれる

この日、日本サッカー協会は、五輪アジア一次予選香港ラウンドに望む、五輪日本代表21名を発表した。この中に、コンサドーレ札幌の吉原宏太選手(FW)が初めて代表に選ばれた。J2からただ一人の参加。同選手は、これまで三度五輪代表候補に名前を連ねたが、四度目にして初の代表。一度ははずされた代表候補合宿であったが、高原選手(磐田)の辞退で追加召集。このチャンスに、自分の持ち味を積極的にアピール、見事ものにした。同選手は、日の丸を着るのが夢と以前から語っており、その夢が晴れてかなった。
吉原宏太コメント:正直、びっくりしています。とにかく自分にとっての大きなチャンスだと思います。チームに残っているみんなのためにも自分の力を出し切って、精一杯頑張ってきます。今後も応援をよろしくお願いします。

五輪代表は、この後、6/12から始まる一次予選香港ラウンドに出場。その後は、ラウンド毎にメンバーの変更が行われる可能性があり、6/26から行われる日本ラウンド、9~11月に予定されているアジア最終予選のメンバーに残れる保証はない。代表での実績のない吉原選手には、数少ない出場チャンスで結果をだす必要がある。是非レギュラーの座を獲得してほしいものである。

吉原宏太(よしはらこうた):1978年2月2日生まれの21歳。大阪府藤井寺市出身。身長:170cm、体重66kg。初芝橋本高校(和歌山県)―札幌(96)。高校三年生の時、冬の高校選手権全国大会の得点王。コンサドーレ札幌が札幌に来た最初の年に、入団。ルーキーながら、初年度から公式戦に出場するなど活躍したが、レギュラー定着にはいたらず。二年目三年目と、フィジカル面で強くなるにつれ、着実に成長し、昨年は、五輪代表候補(U-21)に初めて選ばれ、合宿に参加した。四年目を迎えた今年は、レギュラーの座をがっちり確保。名実共にコンサドーレのエースに成長した。現在、J2リーグ得点王。スピードに乗ったプレーと、相手DFをかく乱させるトリッキーなプレーには定評がある。

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