J2リーグ開幕!!コンサドーレ厳しい船出

 J1リーグに遅れること一週間、J2リーグが始まった。来季再びトップリーグへの昇格を目指すコンサドーレ札幌は、アウェイ大分での開幕戦。雨の中13:00にキックオフされた試合は、序盤お互い様子見の展開が続く。ゲームが動いたのは、前半40分。オフサイドトラップのかけそこないでこぼれたボールを札幌DFラインの裏へ放り込まれ、大分MFウィルに蹴り込まれてしまった。札幌ベンチは、ボランチの栗田を下げ、FWリカルジーニョを投入。ダブルボランチをシングルボランチにして、攻撃に厚みを増す作戦にでるも、全体に単調なコンサドーレの攻撃のテンポはかわらず、時間だけが過ぎていった。後半40分過ぎには、大分ゴール前のセットプレーからのカウンターを体で止めに行った大野が退場。結局試合はこのまま終了、0-1で敗れた。
 FWの要に期待されている吉原が天皇杯での累積警告で出場停止。先発に予定していた関と村主が開幕直前になって怪我でリタイアと、従来のフォーメーションが組めないといった事があったとはいえ、札幌の攻撃は全体に単調で、サイドを使った攻撃や中盤でパスをつなぐ攻撃などまったく見られなかった。アシスとリカルジーニョのラインも生彩を欠き、チームとして機能するには、まだまだといった感がぬぐえない。新生コンサドーレにとって、厳しい船出となったJ2リーグ開幕日であった。