柏レイソルの棚田伸選手を獲得

 コンサドーレ札幌は、柏レイソルの棚田伸(MF)選手を期限付き移籍で獲得したことを発表した。期間は12月31日まで。
 棚田伸(たなだしん):1969年7月25日生、広島工高(85)-順天堂大(88)-日立・柏(92)。165cmと小柄だが、運動量豊富で、突破力、得点力のある中盤の選手。Jリーグ通算69試合18得点。日立に入団した翌年(93)JFL新人王を獲得。Jに昇格した最初のシーズンの95年は、44試合に出場16得点を決め、チーム内得点王。背番号10を付けることもあり活躍したが、天皇杯で前十字靭帯を断裂。翌年を棒に振った。怪我が直って復帰後は、レギュラーに定着できず。今季は、従来の攻撃的MFではなく、サイドバックでの出場が多く、持ち味の攻撃力と突破力が生かせていない。スーパーサブ的な起用法で使われることも多くあり、出場すればなにかしてくれる選手として人気があった。コンサドーレには貴重な、左利きのプレーヤー。
 今季Jリーグは、シーズン終了後、入れ換え戦を控えている。そのため、成績の下位チームは、どこもシーズン途中の選手補強に乗り出している。棚田選手の獲得は、入れ換え戦に向けてのチーム補強に、ついにHFCも動いたことになる。10/7に入団発表、10/8から練習に参加の予定。