Jリーグ1stステージ終了

 この日、京都西京極競技場で行われたJリーグ1stステージ第17節京都サンガ戦で、コンサドーレ札幌は初めてのJリーグステージを終えた。最終節を逆転負けで落としたコンサドーレ札幌は、1stステージ16位で終了した。
 コンサドーレ札幌は、W杯による中断後、5連勝をねらったものの、5連敗。Jリーグに昇格して初めて行われた本拠地厚別競技場での試合でも連敗し、同競技場での初勝利は2ndステージにお預けとなった。W杯中断前13位まで上がった順位も、この連敗でジリジリと順位を落とし16位で終えることとなった。今年はシーズン終了後の入れ換え戦を控えて、下位チーム安穏とできないシーズン。二年間の成績を合わせた総合順位で決まる入れ換え戦の順位も、現在16位。入れ換え戦免除になるためには、13位以上に入る必要がある。入れ換え戦に回ったとしても、3チームはJリーグに残れることになっているが、その試合を有利に進めるためにも、もう少し上の順位が欲しいところ。
 1stステージを終えて、2ndステージが始まるまで、2週間。下位でステージを終えたことで、チームにかかるプレッシャーは高く、モチベーションの維持も難しい。クラブ周辺は、「補強が必要」「いやいらない」など、だんだんと騒がしくなってきている。経済的に苦しい台所事情と、ここ二年、シーズン途中の補強では、効果的な補強を行えていないフロントの力量を考え合わせると、この二週間でこの状況を打開できる様な選手を補強できるかは、難しそうである。しかしながら、怪我人を多く抱えるチーム事情を考慮すると、このまま時がたてば好転するとも考えにくい。ここらへんのことをどう判断するかで、フロントの力量がわかる。それぞれの立場の人が、それぞれの立場の責任を持って事に当たり、状況の打開を図っている。2ndステージは、フロント、現場、選手、サポーター共々、真価の問われることになりそうである。