今後の展望(上位陣との5連戦)

投稿者: 二上英樹

 次節(第二十節)からの上位陣との五連戦が、コンサドーレ札幌にとって
96JFLのシーズン最大の山場となりそうなので、今後の展望をしたいと思い
ます。

 後半戦は始まって二連勝のあと、甲府に痛い敗戦を喫したものの大分戦は
とりあえず勝って、現在5位。甲府戦の敗戦は、本田や神戸が後半戦始まって
すぐに星の取りこぼしをしたのと同じようなもので、仕方がないでしょう。
気持ちを引き締め直して五連戦と行きましょう。この5連戦、全勝できれば
2位以内はほぼ確実でしょうが、それほど甘くはないでしょう。となると、
どういう風になるのか。

 星計算をすると、まずホームであたる本田と東京ガ、徳島は是非とも勝利
を収めなければ行けません。とりわけ、本田と東京ガは前回負けているだけ
に連敗は是非とも避けなければ行けません。この三チームの中でも、本田と
東京ガスは負けないチームだけにどっちに転ぶかはわかりません。しかしな
がら、準会員でもないチームに連敗するようなチームならば、昇格浪人はあ
たりまえでしょう。一方、前半戦ホームで勝った神戸と鳥栖は今度はアウェ
イ。先の三チームとは逆のシチュエーションになるだけに、これを2連勝す
るのは難しいでしょう。一勝一敗でも良しとしたいところです。とにかくア
ウェイで、敵サポーターもかなりの数に登ることから勝つのは難しいでしょ
うが、とにかくどちらかに1勝はしてほしいところです。2連敗すると、
トータルで3勝2敗の成績となり、2位以内は微妙なところです。

 そういうわけで、もちろん五連勝がベストですが、四勝一敗でも充分、
最悪でも三勝一敗一PK負けが、2位以内確保には必要な気がします。とは
いえ、三勝一敗一PK負けでも、対戦相手の力からするとできるかどうか難
しいところです。

 昨年2位の京都の負け数が7、三位の東京ガスが10でした。今期のJFLは
昨年以上に混戦となっていることから8敗まで許されそうな気がします。た
だし得失点差がものをいいそうな気配が。これから逆算すると、あと二敗は
できる勘定ですが、これも上位陣をたたいて混戦に持ち込めばの話です。従っ
て、今後上位陣相手に二敗してしまうことがあれば、かなり厳しくなります。
混戦ということは下位チームの力も侮りがたいということで、もし二敗して
しまえば、5連戦後の試合を無敗で切り抜けなければ行けませんが、無理で
しょう(アウェイの仙台戦も残っていますし)。

 勝利の女神様が気まぐれをおこして、上位陣が下位チームに星の取りこぼ
しを続けるようならば、また状況が変わってきますが、おきるかどうかわか
らないことに期待するよりは、コンサドーレの自力に賭けましょう。JFLシー
ズン通して本田や東京ガスに連敗したり、上位陣相手に勝ち越せないようで
は、Jに上がる力なしということです。

 ということで、勝ちを計算しなければならない、次節本田戦(札幌厚別競
技場)の試合は、前半戦の鳥栖や仙台戦なんか足下に及ばないぐらい大事な
試合となってしまいました。木曜日は是非とも頑張ってほしいものです。