| (最終更新日:11/17/02) | ||
| J1寸評 | 第15節:札幌ドーム初試合!!そしてシーズン最終戦 | |
| 01.07.21 | 札幌1−1横浜FM in 札幌ドーム | |
3月に開幕したJ1リーグははやくも1stステージ最終節の15節。コンサにとっては、札幌ドームでの初のゲームとなる。6月に完成したばかりの札幌ドームで開催する初のホームゲームは、昨季1stステージチャンピオンの横浜Fマリノス戦。
6月に完成したばかりの札幌ドームでの記念すべき最初の試合は、北海道に初めて登場した4万人を越える大スタジアムでのゲームとあって、前売りチケットは発売2時間半で完売。この日もキックオフ三時間前の開門時には、既に7千人の行列がドームの周りに出来、試合開始時には大きな一層のスタンドが4万人で一杯になった。オープニングゲームとあって、イベントが行われたが、メインはスポンサーからプレゼントされたユニフォーム型ビッグフラッグの初お披露目であろう。ホーム側ゴール裏に二枚の巨大ユニが翻った。
この日までのコンサドーレの順位は6位。対する横浜は15位。とはいえ、日本代表を多く抱える横浜に対し、0の札幌。何よりも大きいのは、横浜のキーになる中村俊輔選手が前節から復帰したこと。これが一番コンサにとってはやっかいな代物。当然、順位を反映した楽勝の試合展開を予想するサポは皆無。厳しい試合が予想された。
試合の方は、序盤から、中盤を支配し優勢にでる横浜に対し、ディフェンシブに戦う札幌といった展開で進む。しかしながら、記念すべき最初のゴールを決めたのは、やはりコンサドーレ札幌の播戸竜ニ選手。前半35分に右サイドをしぶとく抜け出た山瀬功治選手からのパスをゴール正面で受け、きっちり横浜ゴールにたたき込んだ。アウェイ側の一角を除いて、360度スタジアム中がコンサの応援を繰り広げていたスタンドはこの瞬間はじけて、大騒ぎとなった。先制したコンサだったが、その後はピンチの連続。後半13分にCKから小村選手に決められ、追いつかれると、そのまま延長戦へ。両チームのゴールキーパーの活躍が目立つ目の離せない展開に、ピッチ上のボールの動きに、選手たちの一挙一動に4万人のスタンドが反応する。コンサは交代枠一杯の4人を投入し勝負をかけるも、両チーム決められず、結局ドーム初戦はドローとなり、ドームでの初勝利はお預けとなった。
今節で、1stステージが終了。候補の磐田の優勝は、早々と13節の段階で決定。一方で名門チームが沈んだのも今ステージの特徴。不振にあえぐ東京Vはこの日も負け最下位のまま。横浜も引き分けたもののブービー脱出はならず。昨年三冠の鹿島は11位で1stステージを終えた。何が起こるかわからない勝負の世界。2ndステージにも泣いた笑ったの大きなドラマがあるのだろうか。
上位常連チームにとって、消化試合となったラストの2節であったが、残留を目指すチームと下位に沈むチームにとってはそんなことはいってられない貴重な二試合。終盤失速したとはいえ、この2試合でモチベーションを失わず、勝ち点4をあげた事は評価したい。
結局、コンサは8位で1stステージを終了。6勝6敗3引分け、勝ち点21、得失点差−1がその成績。コンサ初のトップリーグでのAクラス入りを決めた。この日の試合に勝っていれば勝ち越し、場合によっては得失点差もプラスと、こちらも初の記録を残すところだったが、そうは問屋がおろさなかったようだ。これらの記録達成については、次ステージ以降となった。
さて、この後リーグは、しばらく中断。オールスターゲームをはさんで、8/11に2ndステージが開幕。1stの最終成績はまずまずだったが、1stステージラスト6試合で勝ち点5しか稼げなかった札幌。このペースのまま2ndに突入すると、計算上2ndで上乗せできる勝ち点はわずかに12。これでは、目標の勝ち点39には届かない。岡田監督が常々2ndに向けてさらにもう一ランクのレベルアップが必要と言っている所以だ。1stもそこそこやれたが、同じ頑張りでは2ndでは通用しないと言っているわけで、プロスポーツの世界はシビアで厳しい。いつものことながら、2ndでは厳しいぎりぎりの戦いを強いられそうな我らが札幌。2ndにむけてサポも一ランクレベルアップした応援で頑張りましょう。
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| J1寸評 | 第14節:苦手博多の森で連敗を止める | |
| 01.07.14 | 札幌2−0福岡 in 博多の森 | |
今期二回目の連敗をひきずり4試合で3敗中の札幌は、これ以上負けるとそのままずるずる行ってしまいそうな感じで、とにかく早く1勝がほしい。対する福岡も同じく3連敗中。同じようなタイプのチームの対戦は、どちらのチームがより勝利に飢えているかの我慢比べの展開を予感させた。その札幌は、山笠祭りで熱気渦巻く博多の地に必勝の覚悟で乗り込んだ。
コンササポにはよく知られている“コンサは九州のスタジアムと相性が悪い”、という事実。博多の森では勝ったことがないどころか得点を上げたことすらない(大分市営陸でも同様)。連敗脱出をはかる札幌にとって、直接戦うアビスパに加え、意識せずに入られない過去の記録(ジンクス)がいや〜な雰囲気をかもしだしてくれる。
試合の方は、岡田監督が動き、連敗脱出へのてこ入れとして、先発メンバーの顔に若干の入れ替えが行われた。中盤のレギュラーだったアウミールをベンチに下げて、左サイドに韋駄天和波を起用。DFラインを押し上げてくる福岡に対し、徹底的に裏を狙うという意図をもっての起用となった。これが当たる。前半7分和波からのクロスに反応してウイルが先制点をたたき込む。その後試合は五部五部の展開に、時に押し込まれるシーンも見られるようになるが、コンサ守備陣が守りきる。コンサはさらに後半33分、ウイルがペナルティエリアのわずか外から技ありの一発をたたき込むと、完全にコンサペース。シュートは倍の15本を福岡に打たれるも、これを守りきり、五試合ぶり(実に二ヶ月ぶり)の勝利をあげると共に、コンサ守備陣にとっては、八試合ぶりに完封となり、良かったときのコンサを思い出したのではないだろうか。
コンサはこの日の福岡戦の勝利で、星を五分に戻した。得失点差も−1、順位も6位と、次節最終節の試合結果では、クラブ初のトップリーグでの勝ち越し、得失点差+、Aクラス入りの可能性を残した。今節の対戦相手が12位に沈んでいた福岡が相手とはいえ、なぜかしらん勝てない博多の森で初の一勝をあげたことは、やはりコンサにとっては大きい。チームが連敗中の状態ならなおさらである。そして快進撃というのは、こういったジンクスを破った試合のあとからよく始まったりする。
さて今節の他会場は、既に優勝が決まったトップ争いよりも名門が苦しんでいる下位争いに焦点が移ってきた。その争いの結果はというと、最下位のC大阪が勝って最下位脱出。揃って敗れた横浜FMと東京Vが順位を落とし、それぞれブービーと最下位に。今週、ついに両チームの監督が交代。横浜FMは2ndステージから新監督を迎え、東京Vは松木監督が実質くびになった。下位チームが地道に勝ち点を積み上げてくるので、どんどん圧縮されていく勝ち点差。中位チームの団子状態は特筆もので、1つの勝った負けたで、順位が5つも6つもすぐ変わってしまう。コンサにとってはまだまだシビアな試合が続きそう。
次節は、その横浜FMを札幌ドームに迎えての試合。今節の勝利で一息つきたいところではあるが、一休みするのは、1stが終了してから。コンサ初のドームの試合となるメモリアルマッチであるだけに、お祭り気分の試合いになりがちだが、この日の勝利は、コンサのドームのこけら落としの試合、コンサのクラブ記録達成がかかかっているなど、クラブの歴史を後日語る上でも絶対負けられない重要な試合となった。
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| J1寸評 | 第13節:神話も好調市原の前に崩れる | |
| 01.07.07 | 札幌2−3市原(延長Vゴール) in 札幌厚別 | |
引き分けをはさんで連敗中の札幌は、ホーム厚別で何とか連敗脱出をはかりたいところ。対する市原は、開幕直後はもたもたしたものの、その後、連戦連勝を重ね、今やリーグ二位。はっきり言って、今のコンサには厳しい相手だ。
試合は両チームの状態をそのまま反映したような立ち上がりを見せる。押し込む市原がそのままの勢いで、先制。開幕当初は怪我で出遅れるも、ここに来て調子のあがってきたチョヨンスが前半7分に頭で押し込んだ。その後も押し込む市原だったが、もたもたしてくれてるうちに、前半終了間際コンサがPKで追いついた。後半に入って、20分播戸が久しぶりのゴールを決めて逆転に成功したときは、“やはり厚別は違う”と誰もが思ったものだったのだが。その3分後、再びチェにゴールを決められ追いつかれると、試合は延長戦へ。この時点で、市原の優勝の目はなくなったのだが、元々優勝候補だったわけでもなく、そんなことで気落ちしたりするはずもなく、延長Vゴールを決められてしまった。コンサは引き分けはさんで3連敗。夜明けは遠い。対する市原は5連勝。
さて今節の注目は、磐田の優勝が決まるかどうか。横浜M−磐田戦がナイターのため、先んじてデーゲームで行われた試合で、2、3位チームの結果次第で、夜の試合前に磐田の優勝が決まる。札幌−市原が延長に入った時点で、市原の優勝の可能性が消えたが、清水は広島に爆勝したため、結局ナイターの横浜M−磐田戦の結果次第となった。その試合、ここまで調子の上がらない横浜Mであったが、昨年前期チャンプの意地にかけて、目の前での優勝決定はさせじと延長まで食い下がる。も、最後はVゴールを決められ、ジ・エンド。13節にして磐田の前期優勝が決まった。
その他の試合では、今節は大差のついた試合が多く、清水5−1広島、G大阪5−0東京V、福岡0−4名古屋。後半ぼこぼこと点を入れられ、勝負の決められた広島、福岡はまだよしとして、前半で4失点のヴェルディは重傷の感が。この大量失点のおかげで、勝ち点で並んでいた横浜Mと入れ替わりブービーに。また最下位C大阪は神戸に負け、いまだ上昇機運見えず。
コンサはこの日の市原戦の敗北で、今季初めて黒星が先行する借金状態に。順位の方もドッドッドッと落とし、5位から9位へ。残り二試合の結果次第で4位から13位の可能性がある。とはいえ、ここは一つや二つの順位よりも勝ち点自体を積み上げる方が大事。まずは勝ち越しを目標にして残り二試合を戦おう。98年Jリーグを戦ったときは、調子が良かった2ndステージでも勝ち越してはいない。
次節コンサは博多の森で福岡と。未だ福岡にはリーグ戦で勝利を収めたことのない札幌。しかもアウェイ博多の森では1得点もあげていない。札幌は引き分けをはさんで4試合で3連敗だが、福岡も3連敗中。お互い負けられない試合は、暑さ渦巻く苦手九州で。より勝利を渇望しているチームに女神が微笑みそうな正念場の試合は、両チームのスピリットの比べ合いか。
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| J1寸評 | 第12節:コンサドーレ駒場に沈む | |
| 01.06.23 | 浦和2−0札幌 in 駒場 | |
昨年は4試合で無敗の浦和戦であったが、小野が調子を取り戻した今季の浦和はひと味違う予感がした。その小野がコンフェデ杯でさらに自信をつけた上に、舞台が駒場ということが、一層難しそうな試合を予感させた。コンサの頼みは、駒場に相性の良いビジュが累積警告による出場停止明けから復帰すること、播戸・ウイルのツートップが鹿島戦以来復活することぐらいか。
試合の方は、序盤から浦和ペース。前半10分、20分と立て続けにゴールを奪われるこれ以上ないまずい展開。トゥットと永井の両FWに加え、小野、アドリアーノの攻撃的MFの調子がいい、浦和は試合を優勢に支配。後半に入って、前節初J出場を決めたルーキー曽田を投入し、3トップで攻撃的にでるも得点は入らず。試合はこのまま0−2で終了し、完敗。引き分けをはさんで、今期初の連敗となった。
さて今節他会場の結果は、トップをひた走る磐田はここのところ調子が落ち目に見えるも、福岡を延長でしぶとく下し勝ち点2を積み上げた。2、3位対決となった清水と市原の一戦は市原が勝ち、清水をかわして二位に浮上。市原の好調さは止まらず、これで4連勝。一方、4位の名古屋は柏に完敗。これによって、次節磐田が勝利をさめると1stステージ優勝が決まる。またこの日、コンサの1stステージ優勝が数字上無くなった。
一方、最下位争いの方は、V東京が神戸を下し最下位脱出。代わってF東京に負けたC大阪が最下位に。鹿島に負けた横浜Mがブービーの位置に戻ってきた。
札幌はこの日負けるも5位のまま。中位チームがもたもたしているためだが、おかげで勝ち点が圧縮されていて、1試合分(勝ち点3)に9チームもいる状態。次節は勝敗が順位に大きく影響を与える節となった。その次節コンサは絶好調と言っていい市原を厚別に迎えての試合。早く連敗を脱したい札幌にとっては、非常に厳しい試合になりそうだ。
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| J1寸評 | 第11節:Jリーグ再開、気まぐれなのは妖精か女神様か | |
| 01.06.16 | 札幌2−2名古屋 in 札幌厚別 | |
コンフェデレーションカップ開催のため中断していたJ1リーグがこの日から再開した。泣いても笑っても第1ステージ残り5試合、とはいえチャンピオン争いは大勢が決まりつつある。さて、その再開後の最初の試合は名古屋を厚別に迎えての試合。G大阪戦から三試合連続でホームゲーム前売りチケット完売、記録更新中。満員の厚別となった。
第1ステージ限りで引退に決まっているストイコビッチを軸にほぼ万全の名古屋に対し、播戸、ビジュを累積による出場停止で欠く札幌はウイルの相棒に怪我の明けた深川を、ボランチに位置に森川を入れた布陣。控えにはルーキーの曽田の名前も見える。
前半はお互い決め手無く無得点で過ぎるも後半になって試合が動く。ウイルがフリーキックを直接叩き込み先制。その後ストイコビッチのPKで追いつかれるも、後半終了間際、ゴール前に縦一本放り込まれたバックパスの様なボールをGKがミスキック。蹴り損なったボールは詰めていたウイルの前へ、これをウイルがしっかり決めて2−1。勝利が決まったかと思われたが、気まぐれ勝利の女神は札幌に微笑んでくれない。ロスタイム、ロングパスをポンポンと繋がれ、最後は福田に同点のゴールを決められてしまった。前節磐田と同じような展開。試合はこのまま延長戦へ。
延長にはいると名古屋優勢に試合が進むが、両者攻めきれず。女神様もどちらに微笑むか決めかねたようで、このまま試合終了。引き分けとなった。前節磐田に負けて、連敗を避けたい札幌だったが、二試合続けてのロスタイムでの失点で、勝ちはおあずけとなった。ちなみに延長戦で、ルーキー曽田がプロデビュー。
さて今節他会場の結果は、ブービー争いになった最下位V東京とC大阪の試合。V東京が小倉の活躍でしぶとく勝ちをおさめて勝ち点でC大阪に並んだ。一方、トップをひた走る磐田はここのところ調子が落ち目に見えるも、この日もしっかり勝って万全。一方、二位の清水は延長勝ちとなり、勝ち点1離された。ここに来て絶好調の市原は、この日も止まらず。G大阪を下して三位をキープ。その他中位チームは勝ったり負けたり、団子状態のまま。札幌は引き分けるも5位のまま。
次節コンサは駒場で浦和と。コンフェデで調子を取り戻した小野が絶好調の浦和に対し、札幌は駒場に相性が良いビジュが出場可となる。そろそろ札幌に微笑んでくださいよ、女神様。
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| J1寸評 | 第10節:コンサが頂点に一番近づいた日 | |
| 01.05.19 | 磐田2−1札幌(延長Vゴール) in 磐田スタ | |
トップをひた走る磐田特急。前節清水に止められて連敗できない磐田に対し、札幌はウイルが怪我で出場せず。未だ静岡のJリーグチームに勝ち星のない札幌。当然のごとく苦戦が予想された。
現J1で実力ナンバー1である磐田に礼をはらい、チャレンジャーとしてぶつかった札幌は播戸のワントップ、予想通りの守ってカウンター狙い。中盤に豊富なタレントを要する磐田に中盤を支配されるもしぶとく守る札幌は、磐田DFの田中が二枚目のイエローで退場した直後の後半18分に左サイドに先発で入った和波が、右サイドの田渕からのセンタリングにピンポイントで合わせて見事なヘッドを決め、先制。試合は札幌のプラン通りに進む。そして後半ロスタイム、最後のプレーというところで、磐田MF服部から前線に送られたボールをFW高原がもみ合いながらも押し込んで同点ゴールを決められてしまった。このまま延長戦へ。試合終了間際に守備的な選手交代を行っていた札幌に押し返す勢いはなく、大岩にVゴールを決められ、大金星を逃してしまった。
記憶をさかのぼってみると、トップリーグの試合で、首位を走っているチームを、これだけ追いつめた事はない(コンサがトップリーグで戦ったのは今年と98年の2シーズンだけですが)。そのような対戦カードでは、いつも実力通り、内容も順当負けしていた。そういった札幌が、あと数秒のところまで磐田を追いつめたのは、札幌の勢いを感じると共に、磐田の底力を感じた試合でもあった。この壁がなかなか越えられないんだろうけれども、コンサがトップチームに一番近づいた日だったのかもしれない。
今節の順位は札幌は5位。他会場の結果は、2、3位の直接対決になるはずだった名古屋-清水戦が、清水のアジアカップ戦出場のため延期となって、未開催。代わって、好調市原が連勝で3位に上がってきた。磐田優勢で節が進む首位争いに対し、“そんなチームが”というほどの名門チームが争っている最下位争いの方は、最下位東京Vが5連敗。ブービーの横浜Mは勝利あげて順位を上げたのに対し、これに負けたC大阪が代わってブービーに。次節この15、16位チームが対戦。
J1リーグは、この10節を持って約1ヶ月の中断となる。その間、日本代表が出場するコンフェデレーションカップが日韓両国で開催されるが、各クラブにとっては、この中断期間の過ごし方が、その後のシーズンの展開に影響を与えるだけに中断明けの試合が注目となった。次節、コンサは厚別に名古屋を迎えての試合。
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| J1寸評 | 第9節:ホーム厚別開幕 | |
| 01.05.12 | 札幌2−1鹿島 in 札幌厚別 | |
いよいよコンサが札幌に戻って来た。ここ数年は厚別の開幕戦はチケットがほとんど完売状態になる。今年も発売開始4日で完売。完売最短記録を更新した。徹夜組も多数でたスタジアムは、2万人(公式発表は1万9920人で観客記録更新)のサポで埋まった。選手入場時には2万人による大パフォーマンス。赤黒のカラーで360度覆われたスタンドに浮かぶSAPPOROの白い文字。
毎年異様な盛り上がりとなる厚別の開幕戦。今季の対戦相手は昨季三冠の鹿島。その鹿島もけが人続出、出場停止者多数の満身創痍状態で現在14位。誰もが予想しなかった順位にいる。それでも、来札したメンバーには元代表、現代表、代表候補がずらり。札幌よりタレント面では上を行っている。
試合の方は前半から札幌が押し気味に進めるが、0−0のまま後半へ。後半開始早々CKからヘッドで先制のゴールをウイルが決めて均衡が破れる。待望の先取点が入るも、鹿島もゴール前でボールをつなぎ最後はビスマルクが蹴りこんで、同点においつく。延長が見え始めたロスタイム、アウミールからのスルーに反応したウイルがカウンターで抜けだした所を、秋田が倒してPK獲得。
大騒ぎになるスタジアム。2万人が注視する中、ウイルがこれをゴール右にしっかり決め、再び突き放した(さぞかしプレッシャーがかかったことだろう)。そして試合終了。厚別開幕戦を飾ると共に、連敗ストップ、鹿島に初勝利となった。
今節他会場の結果は、なんといっても頂上決戦となった清水−磐田戦。静岡エコパのこけら落としゲームとなったこの試合。清水が延長Vゴール勝ちし、ついにジュビロ特急を止めた。この日の試合は最後に行われた柏−F東京戦を除いて全て激戦となった。最初に行われた札幌−鹿島戦がロスタイムのPKで決着が付けば、続いて行われた東京V−市原戦も、ロスタイムのゴールで市原が競り勝った。ロスタイムのゴールで決着がついた試合の後は延長Vゴールのラッシュ。清水−磐田、G大阪−名古屋、神戸−浦和、広島−C大阪、福岡−横浜M、全て延長Vゴールで、清水、名古屋、浦和、広島、福岡が勝利を収めた。横浜M連敗、鹿島三連敗、東京V四連敗となり、下位3チームの順位変わらず。前節に続いて前年のチャンピオンチームがそろって14、15位にいるという何ともすごい状況の1stステージが続く。
次節、首位の磐田とアウェイで。これまでの対戦成績は全敗。ゴンのハットトリックギネス記録を献上するなどJリーグ時代に対戦したときは手も足も出なかった。今年の対戦もアリと象のような戦いになりそうだが、アリンコの戦いというのをじっくり見せてあげようじゃないか。ここで勝てるようだと、1stステージ台風の目という称号を胸を張って授かってもいいかなと思う。それに、次節は清水−名古屋戦が延期されたため無し。90分で勝てば暫定だけど2位にあがれる。
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| J1寸評 | 第8節:GWは負け越し | |
| 01.05.06 | F東京2−1札幌 in 丸亀 | |
GW中日の日本平清水戦で2−5と爽快に完敗したコンサドーレは、連敗を避けるべく、丸亀に乗り込んだ。昨季のエース、ツイットが移籍して調子の上がらないFC東京は現在最下位。負けるわけには行かない試合ではあったが、思惑通りに試合が進まないのがサッカーといった8節であった。
東京は調子の上がらないFWロペスを先発からはずし、新しいシステムの3−6−1。移籍獲得したロペスが東京の戦術にマッチしていないのが、ここまでの苦戦の原因と密かに思っていただけに実はロペスを下げられたのは痛かったりする。
試合の方は転戦転戦で疲労がたまっているのか、動きにさえが見られない札幌は前半から東京に押し込まれる。そして後半開始早々先制点を奪われると、終盤にPKをとられ0−2。傍目よれよれに見えるコンサだが、最後の1秒まで諦めないというスピリットは骨の髄まで染みついているようで、清水戦同様、反攻でロスタイムにしぶとく1点返すが、ここで時間切れ、1−2で今期初の連敗となった。
最下位相手だから油断したのかもしれないが、札幌のチームコンディションが落ちてきているのも事実ではある。札幌は毎年開幕前のキャンプでしっかりコンディション作りをして開幕にピークを持って来るも、その後4月、5月と遠征が続くために、じりじりとコンディションが落ちていく。札幌の場合、アウェイは全ての試合が遠征となり、その上、ホームゲームも札幌に腰を落ち着けて戦えるわけではない(実質全試合が遠征となる)。厚別の開幕戦では、精神力で再度ピークに持ってくるが、チームとしては5月は体力的に厳しいシーズンでもある。この時期、遠征による疲労をいかにためないようにコンディションを保つか、そして試合を戦うのか、スコアにでないところでの目に見えない戦いを毎年要求されるコンサである。
コンサというチームは、札幌に腰を落ち着けて戦えるようになる初夏の季節、7月攻勢をかけるチームと個人的に理解している。3年前のJリーグではこの時期に全敗したのが非常に痛かった。というわけで、この開幕から初夏にはいるまでの時期を良い成績で乗り越えられればいいが、実は悪くない成績で乗り越えてくれれば、先に望みが繋がるのが、札幌の年間の戦い方でもある。今年は、厚別の開幕戦を4勝3敗1分けの勝ち星先行の成績で迎えられた。これが悪くない成績であることは誰の目にも明らかである。連敗したが厚別の開幕戦で再度モチベーションを高めて、連敗ストップと行きたいところである。
今節と前節の他会場の成績は、まず磐田、7節8節連勝で開幕8連勝しかもオール90分勝ち。次節清水とのダービーマッチは一位二位の頂上対決となった。名古屋はもたもたしているも3位につけ、柏が連敗の札幌をかわして4位に浮上した。札幌は五位。そしてここのところ調子のいいのが市原、開幕前は最下位候補にあげられることの多かった同チーム。開幕三連敗と予想通りの戦いぶりを見せるも4節で初日を出すとその後4連勝。8節では広島に敗れるも7位につけ今勢いが一番あるチーム。7節で最下位に沈んだFC東京は、8節の札幌戦での勝利で最下位脱出。替わりに東京Vが最下位に。全く調子の上がらない横浜FMが15位。そして次節対決する鹿島も7節8節連敗で14位。連敗脱出をかけて対戦することになった。にしても前年のチャンピオンチームがそろって、14、15位にいるという何ともすごい状況の1stステージ。
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| J1寸評 | 第6節:コンサ勝利未踏の地についに凱歌が上がる | |
| 01.04.29 | 札幌1−0G大阪 in 函館千代台 | |
試合日1週間前にして前売りチケットの売り切れたこの試合、公式戦2試合目になる函館千代台競技場には15000人の観衆が訪れ、まさに立錐の余地がないスタジアムでの試合となった。ゴールデンウイークは一週で3試合こなす重要な週。是非ともこの日の初戦で勝利おさめ、勢いで乗り切りたいところ。
函館は道内ではコンサが公式戦では未だ勝利を収めていない唯一の地ということになっている。といっても何試合も行って負け続けていると言うわけではなく、昨年1試合行って1敗しただけなので、そう騒ぐほどのことでもないのだが、この寸評のタイトルにも使っているので、人のことはいえない。この未踏の地に勝利の旗を突き立てることが出来るだろうか。他にも、ガンバに移籍した元コンサの18番吉原選手の里帰りゴールなるか、その18番を継ぐ男山瀬選手のできはいかに、コンサの11番の因縁をうち破った男播戸選手の恩返しゴールは、コンサ守備陣の三試合連続完封なるか、等々見所一杯の試合となった。
当初、U-20南米遠征帰りの山瀬選手は起用しないはずだったが、左サイドに予定していた和波選手が発熱で欠場したため、急遽左サイドで先発。トップ下の伊藤選手と攻撃を組み立てる。一方対するガンバは吉原選手がFWで先発。中盤の底の要、稲本選手は日本代表のスペイン遠征帰りのためベンチスタートとなった。
注目の試合は、いきなり動く。開始前半4分。左サイドから放り込んだボールをファーサイドに走り込んだ播戸選手が見事なボレーシュート。いきなりの恩返し弾でガンバベンチに挨拶。試合は先制点の勢いそのままに前半は全体に札幌が支配して終了。後半になるとFWを三枚にし、さらに稲本選手を投入し攻勢にでたガンバが完全に試合を支配する。後半だけで16本ものシュートをコンサゴールに浴びせた(札幌は後半4本)。3分に1本のシュートを浴びたが、これがコンサのスタイルとばかりに守りきり、見事三試合連続の完封で今季四勝目をあげ、二位に浮上した。ガンバは連敗。
函館の地に凱歌が上がり、コンサ勝利未踏の地というありがたくない汚名を返上した。ちなみにコンサが公式戦を開催した他の道内の都市は、札幌、旭川、釧路、帯広、室蘭である。旭川、釧路、帯広はJFL時代に開催され、旭川と釧路では無敗である(1試合行って1勝しただけですけど)。
今節他会場の注目の試合は首位対決となった磐田−名古屋戦。磐田が終盤三発をぶち込み、名古屋を撃沈した(ちなみに、前回の寸評の続きですが、この試合終了後ストイコビッチ選手がギブアップ宣言)。磐田は無傷の6連勝、ホント強すぎる。一方で最下位決戦となった横浜−広島戦では、横浜に初日が出た。広島を下し今期初白星、最下位脱出。替わりに広島が最下位に。名古屋と共に磐田を追撃するはずの清水がC大阪に敗れ、結果、清水・名古屋をかわし、札幌が二位に浮上。柏は神戸に、鹿島も浦和に勝利を収め、本来の候補達がじりじりと順位を上げてきた。
6節終えてJ1リーグはほんとに混戦の模様を呈してきた。磐田を除く残り15チームがわずか勝ち点10の間に収まったいる。札幌が負けていれば9の間に収まっていた。岡田監督が心配しているとおり、実力のあるチームで開幕ダッシュに失敗しただけで下位に沈んでいるチームは今後チームを立て直し、順位を上げてくることが予想される。コンサも2位だ2位だと喜んでばかりいられない理由がここにあり、三節分で順位がどべちゃにもなりうる現状では、各チーム勝ち点を思うようにのばせず、下の方であんまり混戦になられるのも考えもんである。このまま1stステージは混戦が続くのか、そのうち序列化されるのか、ゴールデンウイークの残り二戦は注目である。
次節札幌は、清水とアウェイ日本平で2位4位決戦となった。こんな順位での対戦になるとは思わなかったが、三年前のJリーグ開幕戦で食らった逆転負けの借りをしっかり返して欲しいところである。
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| J1寸評 | 第5節:今季初の延長戦は両者決め手無く | |
| 01.04.14 | 神戸0−0札幌 in 神戸ユニバ | |
前節は北海道開幕戦となるホーム室蘭戦で快勝し、最大の懸案である連敗をしなかった札幌。今節はアウェイで神戸と戦う。神戸は開幕2連勝のあと2連敗しており連敗を止めたいところ。神戸は守ってカウンターが主体で札幌と似たようなスタイルだが、双方守備的なチームとなると、どちらが先に手を出すか(いつ攻撃的になるのか)という点が試合の要所となりそうであった(試合前までは)。
双方の静かな立ち上がりの予想に反して、試合は序盤からホーム神戸が攻勢にでた。早いサイドからのクロスで幾度と無くコンサゴールをおそう。が、札幌守備陣がゴールをしっかり守る。札幌も、時折、カウンターを見せるもこちらも神戸のゴールをこじ開けることが出来ず、0−0のまま今季初の延長戦へ。延長戦も0−0のまま進み、結局無得点ドローとなり、勝ち点1をゲットした。あと1点がでなかった攻撃陣だが、守備陣にしてみれば、2試合連続の完封試合だ。シュート数コンサ13に対し、神戸は倍の24。まさに守りきったといった試合だった。
話変わって、今節東京Vに負けた柏の西野監督がギブアップ宣言(コメントかも)をだした。1stステージの優勝に関してだが、まだたった5節なのに。前節は磐田に負けた鹿島のセレーゾ監督がギブアップしている(こちらは4節で)。柏は現在6位。ここがギブアップしたということは、残り10試合を上位5チームだけで優勝を争う事になる。すなわち、他の11チームにとっては残りはもう消化試合になってしまったわけだ。15試合で争われる2ステージ制の場合、開幕ダッシュが重要と言われるが、これでは、あまりにもつまらなくはないかい。
2ステージ制を採用しているのは、消化試合を少なくするためというのが理由の一つになっているが、2ndステージ全チームが同じスタートラインに立って仕切り直してもまたわずか5試合くらいで大勢は決まる。結局、年間30試合のうち、全チームにとって10試合くらいが真剣試合で、そこでいい結果がでなければ、その他は消化試合ということになる。1ステージ制(年間30試合)ならすくなくとも20節くらいまでは中位までのチームには可能性が残っているので息が抜けない。
元々消化試合が多かったように感じたのは、以前のJリーグでは下位チームが何の目的も無い試合を続けることになっていたからで、現在のようにJ2落ちが自動的に決まるのなら、少なくとも下位5チームくらいはシーズン終盤まで消化試合になんてことにはならない。
また、一巡(15試合)くらいなら、勢いに乗ってしまうとそのまま行ってしまうことが多いのも、開幕ダッシュに失敗するとギブアップコメントがでてくる理由の一つかもしれない。これが一年間の試合ならそうはいかない。かならずどこかで失速したり調子が悪くなる時期が来る。J2はその点厳しかったのはみんなが既に知っているとおりだ。だいたい、一巡だけの成績でよいのなら(J2は4巡するから4ステージ制にしてみると)、大分だって、他にも仙台だって大宮だってステージ優勝したことはある。
コンサは最初から今年のJリーグを30試合で勝負すると決めている。小さな目標かもしれないが、年間13勝、勝ち点39、10位でJ1残留が目標だ。1試合たりとも消化試合にはなり得ない。選手にとってもサポーターにとっても我慢の試合が、いつものことだけどずっと続く厳しいシーズンだ。すでに1stステージが終わってしまった優勝候補のクラブのサポーターや選手達は、残り試合何をモチベーションに戦うのだろうか。候補になったことのない札幌には、まさに未知の領域で想像がつかない。にしても、こんなつまらないステージ制にJ1のサポーターもよく耐えてきたもんだ。二部制になった現在、“絶対1ステージ制の方がおもしろい”、と思うんだが。
開幕すごく好調なのに、何でそんなに心配するかって?、それはコンサがまだ一度も残留したことがないからで、毎年14チームものクラブが残留してきているのを当たり前のように見ているが、コンサにとっては未知の領域。一年通じて戦うリーグ戦で好不調の波が訪れるのは、優勝争いをしているチームだけではなく、下位チームだって同じ事。
さて、今節他会場の結果は、磐田が0-2からC大阪に逆転勝ち開幕5連勝、強すぎる。そして名古屋が鹿島に、東京Vが柏に、市原が横浜に勝利を収め、未だ上昇機運に乗れない候補3チーム。横浜は未だ勝ち星無し。前節調子が悪いと指摘した東京2チームは揃って勝利を収めたが、今度は大阪2チームが揃って敗退。日本を代表する2大都市のクラブが今年は苦戦している。
次節、コンサはそのG大阪を函館に迎えての試合。未だ勝利を収めたことない(といっても何試合も行って負け続けていると言うわけではなく、1試合行って1敗しただけなのであるが)函館の地に勝利の旗を突き立てることが出来るだろうか。
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| J1寸評 | 第4節:Jリーグ前線北海道上陸、北海道開幕戦は今季初完封 | |
| 01.04.07 | 札幌2−0東京V in 室蘭 | |
さて四節目にしていよいよコンサドーレが北海道に帰ってくる。その待ちに待った北海道開幕戦は、室蘭で快晴の中9,289人の観衆を集め、スタジアムを満杯にして行われた。
リーグ戦が始まってしばらくしてから行われる室蘭での開幕戦は、その年のコンサの活躍を占う試合となっている。これまでの室蘭開幕戦での戦績は4勝1敗。この試合自体の成績は良いのだが、重要なのはそれまでの戦績で、この開幕戦を勝ち越しの成績で迎えた年はコンサが活躍している。5年の歴史の中で、昇格を決めた97年と2000年の二回だけである。99年は一勝一敗で迎えたが、唯一の開幕戦負けを記録し昇格を逃した。勝利の女神様が決めたルールによると、好成績を収めるためには、勝ち越して開幕戦を迎えさらに開幕戦で勝利を収める必要があるということのようだ。
前節広島戦に今季初完封負け、水曜から開幕したナビスコカップでは、鬼門の大分市営陸で大分に完封負け。実質公式戦二連敗。ナビスコではさらにアウミールが靱帯損傷をくらい、ビジュが一発レッドで2試合出場停止のおまけ付き。このためこの二人は今節欠場。代わってボランチにリーグ戦初先発となる新人の今野、左サイドに和波の新布陣。今日の注目である。一方の東京Vと言えば、未だ布陣が決まらずこの日も新しい布陣で室蘭に登場した。
さてゲームの方だが、新メンバーが早速活躍を見せる。前半12分、ピッチ中央でインターセプトを見せた今野からダイレクトに最前線ウイルに長いスルーパスが通る。これをウイル左に流れながらもゴールにたたき込み先制。単独得点王に立つ四点目をゲット。続く前半19分、左サイドを大森とのパス交換で抜け出た韋駄天和波がゴール前ニアサイドに走り込む播戸に早いセンタリング。これを相手DFより先に触り東京Vゴールに蹴りこんだ。開幕戦に続く両FWアベックゴールで、前半20分にして早くも2点先制のコンサペース。攻撃陣が仕事をした後は、DF陣が攻勢にでる東京Vを抑え、こちらも今季初無失点試合の仕事をきっちりこなす。
今季はコンサが守備のチームであることは異論のないところだが、ここまで三試合で三失点。昨年は1−0で勝てたコンサだが、今年は2−1でないと勝てないような雰囲気である。さすがJ1といってしまえばそれまでだが、FWが早く得点が欲しいように、守備陣は無失点試合が早く欲しかったのではないかと思う。圧倒的な攻撃力を誇るJ1各チームに対し完封試合は確かに難しいが、やはり自信にはなる。磐田みたいなチームとやるときに、キックオフ直後に何かの拍子に先制して残り80分近くサンドバックのように叩かれるだけの様な状況にもしもなったとしたら、そんなときの心のよりどころは、今日のような無失点試合を達成したという小さな自信の積み重ねである。
いつも試合終了間際に点を取られ、“良いところまで行くけれど、最後はなんでか決められちゃうんだよなあ”と思って試合をするのと、“試合終了間際まで、集中していけば何とかなる”と思って試合をするのでは、モチベーションが全く違う。根性論になるけれど、技量が上の相手に対するにはスピリットではせめて勝たねば話にならない。でも、そんな技量が上の相手がコンサと同じくらいのスピリットも見せたとしたら、そん時は手を挙げて降参しよう(力の差があるということだ)。でも、強い相手が100%フルパワーを見せる時は、少なくともコンサが先に120%くらいの力を見せている時である。コンサが80%くらいの力で戦ったとしたら、強い相手は50%くらいの力でコンサをひねることだろう。
毎試合120%の試合を見せるということは選手の負担は半端じゃない。そんな戦い方をして、長いシーズン最後まで持つか心配ではあるが、そのために20人を超える選手がコンサにいる。控えはいつまでも控えではなく、サブはいつまでもサブなわけではない。レギュラーメンバーに比べれば、チャンスは少ないかもしれないが、その少ないチャンスを生かし、常にレギュラーをねらう姿勢が大切である。
さて今節他会場の結果は、首位磐田が鹿島との直接対決に勝利をおさめ4連勝。今の磐田に付け入る隙を見つけるのは不可能なほど強い。一方、鹿島はここ三戦勝ち星無し。柏は広島を下し連勝、G大阪はC大阪とのダービーに勝利を収めた。清水は神戸を、名古屋はFC東京を下し、高い位置をキープ。札幌だけでなく、浦和もじわりじわりと順位を上げてきて昇格組が順調だ。市原は延長ながら初勝利。一方、全く調子のでない横浜は浦和に負けて最下位転落。勝ち星がないだけに事態は深刻なようだ。同じ状況が札幌だったら、“やっぱり”で片づけられるのだろうが、日本代表を抱えるチームだけにそうもいかないらしい。ゴーンさんも怒っているみたいだし。不振といえば、両東京チーム、今季東京スタジアムが完成し意気上がる両チームだが、揃って下位に沈んでいる。
コンサは次節はアウェイで神戸と。
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| J1寸評 | 第3節:三試合目にして土が付く | |
| 01.03.31 | 札幌0−1広島 in 広島ビッグアーチ | |
はっきり言って、思いもよらぬ開幕二連勝で迎えた広島戦。このまま三連勝と行きたいところだったが、そうは問屋がおろさないのか、三戦目にして今期初黒星。試合の方は前節柏戦と同じ先発メンバーだったが、広島の3トップを警戒して採用した変則守備フォーメーションが全く機能せず。そのせいで中盤がうまく作れない札幌は、前半広島のシュート9本に対し、わずか1本に押さえ込まれる。それでも、何とか最終ラインで踏ん張っていたのだが、前半39分、右サイドを突破されたセンタリングを久保にあわされ0−1。今季初めて先制された。後半フォーメーションを元に戻してからは広島を責め立てたものの最後までゴールを割ることが出来ず、このまま試合終了。今季初完封負けとなった。
これで、三試合終了して2勝1敗、一応3位にいる。今季の目標は勝ち点39、年間10位以上だが、この10位というのは、98年コンサがJリーグに在籍していた頃の2ndステージの成績と同じである。この時は17チームと試合をして8勝9敗10位だった。1stステージがよくなかったので年間成績はそれより下になるのだが、2ndステージだけでは結構調子が良かった記憶がある。それでも9敗したわけだが。
開幕からの好調さは当時と感じが似通っている。この時も開幕から結構飛ばした。2nd開幕はアウェイでC大阪と(今季と同じ)。これに勝利を収めると二節で広島(この時は勝った)を下したが、三節目で福岡に敗れた。そのあと京都を下し清水に破れと、勝ったり負けたりを繰り返すわけだが、最初に勢いに乗れればなんとかステージならそのまま乗り切ってしまえるようなところが、現在のJリーグにはある。
さて今節他会場の結果は、首位磐田はきっちり勝利を収め三連勝。柏は市原に競り勝ったものの、鹿島は引き分け。調子のでない横浜も名古屋と引き分け初日が未だでず。二連勝と好調だった神戸もG大阪に負け3連勝ならず。柏、名古屋、清水、G大阪と候補達がじりじりと順位を定位置にあげてきた。もう一方の候補(コンサの当面のライバル達)は市原が定位置に納まりつつある。
次節は室蘭に東京ベルディを迎え、J1前線がいよいよ北海道に上陸する。年間13勝の目標というのはトータルでは負け越すわけで、連敗が何度かあることを意味している。とはいえ、やはり連敗は避けなければいけない。
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| J1寸評 | 第2節:開幕二連勝 | |
| 01.03.17 | 札幌2−1柏 in 高知春野 | |
開幕戦で早くも白星を挙げたコンサドーレは、二戦目にして早くも三強の一角柏を高知春野に迎えての一戦となった。Jリーグ初開催となった高知は残念ながらこの日雨。それでも6,276人の観衆が訪れた。
札幌の先発はトップ下が、大黒から山瀬に代わった他は開幕戦C大阪戦と同じ。試合の方は、実力差がつきやすい雨天となった心配をよそに先制点がコンサに入る。右サイドをするすると抜けた山瀬から柏DFの頭をふわりと越える絶妙のセンタリングがゴール正面に走り込むウイルにビタリとあう。前半25分1−0。勢いに乗るコンサは前半33分、センターサークル付近からでた長いスルーパスに播戸が反応。柏DFにつぶされながらもしぶとくキープし、右後ろに駆け上がってきたウイルへ横パス。これをウイルがゴールにしっかりたたき込んで2−0。
予想外の展開に焦ったのか、柏は後半から中盤省略のパワープレイにでる。雨天であっても丁寧にこられた方が実はいやだったりしたかもしれない札幌にとっては、ラッキーだったかも。結局試合終了間際、ゴール前の混戦から黄に1点返されたものの、そのまま2−1で勝利。昨季年間勝ち点1位の柏から貴重な勝ち点3を得た。そして、順位も二位にあげた。
二節を終了して開幕二連勝、期待以上のできだが、ここまで札幌のFW陣が好調だ。開幕戦はウイル、播戸のアベックゴール。この日はウイル2ゴールに播戸1アシスト。開幕前ウイルがしょげていると言った話もちらほらでていただけに、ただ今3点で得点王、この活躍で従来のウイルを取り戻してくれるだろう。
FWの選手にとって、とりわけ新しくチームに来たFWにとって、初得点をいつ記録するかは非常に大事だ。FWの場合、4、5試合得点から見放されることは決して珍しいことではない。当然、開幕からず〜っと無得点といった事態もあり得るわけだ。とりわけ新メンバーの場合、昨季までを知らないことが多いから、早く1点を記録することは、チームメイトからだけでなくサポーターからの信頼を得る上でも非常に重要である。当人にとっても精神的なプレッシャーがスランプに繋がると悪循環にはまりかねない。とにかくどんな形であれ、記録に1点を記すことが大切なのだが、開幕二戦で早くも3点。ウイルはあっさり第一段階をクリア、コンササポの心をしっかりつかんでしまった。
新メンバーのFWが早い段階で点を取ることが大事だという話をするのなら、どこぞの新聞でも紹介されていたみたいだが、キングオブ東京といわれるアマラオの話を紹介しておかねばなるまい。長くFC東京の中心選手として活躍するアマラオはチームのエースなだけではなく精神的な柱でもある。自分のことだけでなく、チームのことチームメイトのことにも気を配るすばらしい選手としても知られている。そのアマラオが今季開幕戦の東京ヴェルディ戦でPKを得た。PKはアマラオが蹴ることになっていたらしいが「決める自信がない」といって今季移籍してきたロペスにゆずった。このPKを決めたロペスはそのあと、延長Vゴールも決めることになるのだが、はたして本当にアマラオは決める自信がなかったのだろうか。余人には彼の心を知る術はない。参考までにアマラオは昨季の開幕戦でもPKを得ていて、その時も移籍組のツゥットにゆずっている。その前年川崎Fではあまり活躍できなかったツゥットだが、この後J1台風の目になる東京の活躍を引っ張ることになるのはみんなが知っている通りだ。
さて今節他会場の結果は、三強では、柏の他に鹿島が東京Vに敗退、でも磐田はしっかり勝ちをキープ。昨季1stステージ活躍組のC大阪と横浜FMは未だ勝ち星無し。予想外組としては、札幌と共に開幕戦勝利を収めて注目された神戸も二連勝と好調をキープ。序盤だが、なんか混戦を予感させる第2節の結果ではある。でもtotoの一等賞金が高くなかったことを見ると、それほど波乱の節といったわけでもなかったよう。
次節札幌は、三連勝をかけてアウェイで広島と対戦する。
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| J1寸評 | 第1節:待ちに待ったJ1リーグ開幕!! | |
| 01.03.10 | 札幌2−1C大阪 in 長居 | |
待ちに待ったJリーグが始まった。今年の舞台はJ1。98年に降格して以来、念願のJ1復帰を果たしたコンサドーレ札幌は、まずは今季トップリーグ定着を目指す。振り返ってみると昨年までの5年のシーズンの中でトップリーグにいたのはたった一年。ほんとに長い2部暮らしだったことがわかる。今季の札幌は、オフの間に大幅な選手入れ替えを行わず、昨シーズンのメンバーがほとんど残り、戦術面を一層熟成させチーム力の底上げをはかることになったが、こんな年はめずらしい。毎年、シーズンの変わり目には選手の入れ替えが行われ、悲喜こもごもといった感があっただけに。
今年も、昨シーズン同様、守備を基本にした、まずはしっかり守ってといったスタイルの戦い方となりそうだ。もちろん、攻撃力がJ2に比べて格段に高くなるJ1。押し込まれ続けるシーンも続出するだろうが、13試合一点差勝ちをおさめた昨季のように今年もそこは辛抱して我慢の戦いとなるだろう。
開幕戦はアウェイの長居スタジアムでセレッソ大阪との対戦。昨シーズン1stステージは2位、年間でも5位の成績を収めたセレッソは、今季は優勝を目標においているチーム。開幕戦といえば、どこのチームも“今年のうちのチームの仕上がり具合は?”というのが課題になる。新戦力を補強し、先発メンバーが替わり、大きくチームが変わることが多いからだ。戦力の入れ替えがないチームにとっても、対戦チームの力量が変わるため、“今年はどれくらいの位置にいるのか?”という点は非常に気になる。コンサは舞台がJ1に変わって開幕戦を迎えるだけに、自分の力がどれくらいなのかといった点は非常に気になる。こういった点は、ずーっとJ1にいて、昨年一年だけJ2にいた浦和とは事情が異なる。浦和がJ2を知らずに苦労したように、J1を知らない札幌は今年は苦労するかもしれない。そういった点からも、早く自分のレベルが知りたいものだ。サポだけでなく、現場も同様だろう。まずは、自分たちのレベルを知らないことには、その後の対策が取りようがない。J2で接戦をものにしながら優勝した自信と、J1で戦える喜び、そして未知のJ1に対する不安がごちゃまぜになったような気持ちで、開幕戦を皆迎えることになった。
試合の方は、前日に雪が降るなどこの時期にしては寒い大阪となったが、スタジアムには札幌のサポーター約700人が駆けつけ、ゴール裏に陣取り熱気はむんむん。誰もが待ちこがれたJ1での開幕戦である。今季から始まったサッカーくじtotoでは、地元セレッソの勝利の投票率が69.63%。劣勢が予想された札幌であったが、立ち上がりをしのぐと、あとは攻めたり守ったりの互角の展開となる。そして先制点を決めたのは札幌。前半43分、今季大分から移籍のウイル選手がゴール前のこぼれ玉を反応よく押し込んだ。後半攻勢にセレッソがでるもコンサ守備陣の頑張りや、セレッソ攻撃陣の拙攻もあり、リードを保っていたが、後半32分ついにPKで追いつかれる。追い上げムードでスタジアム全体が盛り上がるセレッソに対し、文字通り踏ん張る札幌は後半44分にウイル選手のセンタリングから播戸選手がゴールにたたき込み、決勝点となる貴重な追加点をあげた。ロスタイム4分の表示がでる中、このリードを守りきり、三年ぶりのトップリーグでの勝利を開幕戦であげた。
30試合の中のわずか1勝にすぎないが、コンサドーレにとっては本当に価値のある大事な大事な1勝である。開幕三連敗した98年のコンサドーレを例に出すまでもなく、初勝利というのは時にほんのちょっとの運がないと逃げていってしまうこともあるので、大事な勝利を開幕戦であげられたことは非常に大きい。まだ危なっかしいところもあるが、コンサは今年守備のチームでいくだけに、我慢すればチャンスは必ず来る(なんとかなる)と早いうちからみんなが思えるかどうかは、シーズン全体を左右しかねないくらい重要なことだ。これが、手を替え品を替え、あれこれやっても全く歯が立たず、1勝もあげられずことごとく試合に負けてしまうようなことになると、選手もサポも思いがバラバラになり、必要以上に自信喪失、どんどん深みにはまると行った悪循環になりかねない。特に札幌はJ1での経験が少ないだけに、この点は非常に大事だ。
さて、今節開幕戦は、札幌をはじめ、福岡、神戸など劣勢が予想されたチームが軒並み勝利をあげた。昨年1stステージの優勝、準優勝の横浜FMとC大阪、さらに2nd最後まで優勝争いに絡んだG大阪が敗れた。昨年の1stステージのような混戦を予感させる気配が見られるが、誰もが認める三強(磐田、柏、鹿島)はしっかり勝った。昨季の様に混戦Jリーグになるのか、それともあっさり序列化されてしまうのか、数節すぎればはっきりするだろう。その時、コンサはどこらへんにいるだろうか。
次節は、その三強の一角、柏を高知春野にむかえての一戦。今節は中位のチームとはそれなりにやれることがわかった札幌。次は、J1のトップチームの強さとは一体どれくらいのものか、を肌で感じる試合となりそうである。今年の舞台はトップリーグ。全ての試合が、昨シーズンでいえば浦和や大分との試合の時のようなもの。コンササポにとっては、まさに両拳をにぎりしめ、水の中で息を止めて我慢しているような気になる苦しい試合が毎節続くことになる。長く熱いシーズンが今年も始まった。
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