コンサドーレ札幌ユースU-12が始動

この日より、新たに新設されたコンサドーレ札幌ユースU-12が活動を開始した。コンサドーレにとっては、U-18、U-15に続く三つ目のユース下部組織となる。このU-12は小学4年から6年の世代となる。監督はコンサ育成部の浅沼達也氏。コーチに名塚義寛氏が就任。ともに元コンサ選手のOBである。
Jリーグでは、リーグ参加クラブに三種類の下部組織を持つことを義務づけている。U-18、U-15、U-12の三種である。ただリーグ自体が創立10年に満たないこともあり、下部組織を持たないまま創立された新設クラブもあることを考慮して、現在では下部組織の所有に関する要件については猶予されることが多い。ただその際は、将来的なクラブの計画として、下部組織の設置が含まれていなければならない。コンサドーレは設立二年目の97年にU-18(高校1~3年)、U-15(中学1~3年)を創立。U-12に関しては猶予されていたが、今年のU-12設置によって、下部組織の所有に関するJリーグ会員の要件を満たすことになる。
今季のU-12は、昨年から実施が始まった「コンサドーレ札幌ジュニアサッカースクール」に参加したメンバーの中から構成されている。コンサドーレの場合、U-18、U-15、U-12の下にジュニアサッカースクールがあり、このサッカースクールが幼稚園から小学3年までをカバーする下部組織の構造となる。
U-18、U-15が創立された初年度は一番下の学年のみで構成され、それぞれ三年かけてすべての学年をそろえた。今回のU-12にしても、今季は小学4年のみで、今後三年かけて全学年をそろえる。

関連ニュース: