今年のスローガンは整理整頓

 いやあ、早いもので、前回更新から半年が早くもすぎてしまった独り言です(全然早くないって)。すでに2002シーズンが開幕して、先日ようやく新生札幌闘将丸に初日が出ました。

 さて、久しぶりの独り言は、二年ぶりに今年の所信表明から始めたいと思います。今季の当サイトのスローガンは『整理整頓』。“なんやコンサドーレと関係ないじゃん”といわれればそうなんですが、とにかく『整理整頓』です。これはどういうことかというと、コンサデコンサには多くのコンテンツが収録してありますが、これらのコンテンツを整理してより利用しやすくするということです。
 具体的には、これまで蓄積してきた古いコンテンツを見直しやすくして、コンサドーレを再発見をしてもらうと言うことです。コンサデコンサのスタイルは万年蓄積型です。更新タイプのコンテンツでないかぎり、一度掲載したものは、基本的にそのままず~っとサイトに掲載され続けます。当然古いコンテンツになっていきますが、コンサドーレを取り巻く出来事を風土記のようにまとめておくというのが一つの運営ポリシーなので、たとえ古くなろうとも一度掲載したコンテンツは貴重なコンサを語る資料となるため削除されません。利益を追求するコマーシャルな運営した場合は、古い記事はアクセス数が少ない、サーバーの容量を占めるなどの関係で対コスト効果が薄いため、古いコンテンツはサイト上から除かれていきますが、趣味で運営してスクラップブックでありつづけるコンサデコンサではそのようなことはありえません。

 収納しているページが多いため、今でもある程度カテゴリー別、年度別、タイトル別などに整理はできているのですが、これらは収納するために便利な整理の仕方であって、必ずしも利用する上で便利な整理の形ではありません。どういうことかというと、すでに分けられているカテゴリー別、年度別、タイトル別ではない分け方を求める場合、これらをまたがるテーマのことについて情報がほしい場合には対応できていないと言うことです。また、コンテンツが多いことはそれはそれでよいのですが、逆に欠点もあって、一から読み直そうと思ったときや、ちょっと読みなおそうと持ったとき、膨大すぎて読む気が失せてしまうことです。

 これらの課題を克服して、古いコンテンツをより利用してもらうためにということで、図書館や博物館・美術館のスタイルを参考にすることにしました。これらの場所は所蔵している古いものを利用するための施設で、運営スタイルが非常に参考になることに気がつきました。図書館の司書さんや蔵書録検索機能のような欲しい情報を探しやすくアクセスできるようにすること。博物館・美術館が所蔵品をアレンジしなおして定期的に企画展を開催するように古いコンテンツを定期的に目にしやすくすること(TV局が古い番組を再放送するような感じといった方がいいかもしれません)。などです。

 そのためのツールとして、今オフに三つのプログラムを投入しました。全文検索プログラムであるNAMAZU、カレンダープログラムのWebCal(コンテンツ名;コンサ万年暦)、リンク集プログラムであるYellowPage(コンテンツ名;コンサリンク集)の三つです。NAMAZUは前者(図書館の検索)、WebCalを後者(TV局が古い番組を再放送)の目的を実現するためのものです。NAMAZUは念願であった収録コンテンツの全文検索を可能にしてくれました。また、WebCal(コンサ万年暦)は、本来は、グループウエアで未来のスケジュールを掲載するためのものですが、プログラムを改造して当サイトに収録しているニュースを年度に関係なく『今日の出来事』としてカレンダーに組み込みました。別段捜し物はないけれど、ふとした機会に目にした出来事のタイトルを見て、“あのときはそうだったな”と古きコンサドーレに思いをはせてくれれば、と言う思いがこもってっています。コンサに在籍した全選手の誕生日も組み込み、さらにはコンサガイド内にある「選手データベース」にリンクして選手のプロファイル、成績も見れるようにして、選手達のことも振り返られるようになっています。NAMAZUは捜し物がある人が利用する能動的なコンテンツですが、それに対し、コンサ万年暦は受動的でいてそれでいて、定期的に古いタイトルが定期的に目にできるように(一年に一回ですが、今後毎年一回は表示されます)というスタイルです。他には、掲示板書庫内に作成されたテーマ別「スタジアム口コミガイド」、サイトマップ内の「目的別インデクス」のような、一定のテーマに従ってサイト内リンク集を横断的に掲載したようなページも後者(博物館の企画展)のスタイルです。テーマ別リンク集は手作業になるのでなかなか増やせませんが、ゆっくりとでも増やしていければと思っています。

 YellowPage(コンテンツ名;コンサリンク集)は上記二つとは、気風が若干異なるもののやはりリンクのページを整理して使い勝手をよくしたいということです。当サイトのリンクのページには、URL集に該当する「コンサリンク集」、それに「新着紹介」、その後のサイトの更新を反映した「サイト紹介」、さらにはテーマ別リンク集(現在は「活動ジャンル別」の一つだけですが)などの幾つかのページに分散しています。管理する上でも不便なわけで、利用する方もいまいち使いづらいだろうなと想像しています。これらを一つに統合して、さらに便利にしたいというのが最終的な目標です。ちなみにYellowPageプログラムを採用した理由は、改造しやすそうだったから。でも統合(改造)作業は結局、オフ中にはできなかったので、今後と言うことになりました(来オフかなあ?)。

 これらの新コンテンツの投入においては、利用する側が便利であるということはもちろんですが、管理する側も便利でなくてはいけません。管理の手間が増えると更新頻度が落ち、コンテンツがどうしても廃れていってしまうからです。機能が豊富で便利なCGIプログラムを利用する場合、投入前と投入時に少々自サイト用に改造しなくてはいけないため、手間がかかりますが、その後は一定の機能を提供し続けてくれます。

 で、ここまで説明したような、運営プロセスをスリムにしつつ(管理人が楽ししつつ)、便利度(利用する人と管理人双方の)を上げることを実現しようということが、最初に述べた今季の目標『整理整頓』の意味です。まっ、ほとんど管理人サイドの話ですが(利用する人に取って本当の意味で便利な機能ということは、これといって意識することもなく気がつかないうちに使っている(使いこなしてしまっている)ということですので)。『整理整頓』は、今季のコンサドーレの目標ではなく、サイトの目標ということで(^^)

 というわけで、サイトの改造も何となく一段落してきたので、W杯が始まる頃には通常コンテンツ(更新の滞っている新着紹介や小話など)の更新頻度をもう少し上げられると思います。以上、新シーズン開幕に当たっての所信表明でした。