臨時株主総会開催、今季決算見通しが明らかに

北海道フットボールクラブ(HFC)は、この日、札幌市内で臨時株主総会を開催。例年、HFCは春の時期に定時株主総会、秋のこの時期に臨時株主総会を開催している。
総会の席上、2001年上半期決算が報告され、それによると、上半期の当期損失は計2億6900万円の赤字となるが、下半期分も加えた通年決算では約500万円の経常黒字を計上できる見通しで、経常黒字に関しては二年連続の黒字。ただし、当期損益では1500万が特別損失があり、約1千万円の赤字となる見込みとなっている。
通年では収入は約19億6500万円を見込み、支出も同程度。当初の平成13年度予算は約17億円。昨年は14億円だったが、選手強化費を昨年の5億円からJ1の最低レベルである8億円ほどにあげた3億円分がそのまま支出増につながっている。これをまかなうために、収入も3億円増の経営計画を立てた。今季の通年見込みは、この計画から約2億円ともに増えている。従って昨年に比べ、収入支出とも約5億円増えていることになる。まず支出の方の内訳のおおよそは、選手強化費をJ1に合わせて約3億円を上乗せした分(予算が17億円に増えた要因)と残り2億は予定外の諸経費(ドーム開催時経費の予定外の出費など)と見られる。これを、札幌ドーム開催で大きく増えた入場料収入と、J1昇格で増えた広告料収入でカバーしたと言ったところ。最終決算で1千万円の赤字で達成できれば、かなり健闘したHFCの決算報告といえる。

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