J1寸評 第6節:9人で手にした大事な勝ち点1

G大阪0-0札幌(引き分け) in 万博

前節強敵清水を相手に連敗ストップを果たした札幌。初日さえ出れば、あとは連勝を目指すのみ。コンサドーレは万博に乗り込んだ。
連勝をもくろんだ札幌だったが、試合は予定通りに進まない。後半20分に、アダウトがイエロー二枚目で退場すると、34分には大森が同じく二枚目で退場。点こそ入っていなかったが、コンサドーレは9人で戦う羽目に。当然のごとく、G大阪の猛攻にあう。それでも、それから延長も含めた40分間、亀のように守り、時には反撃してゴールだけは守りきった。長いシーズン時に不運に見回れることもあるが、そんな試合でも勝ち点1をとれたことは流れが上向いたきた証拠かも。逆にG大阪にして見れば、完全に取りこぼした試合といえる。
さて今節は、首位鹿島は浦和を下しがっちりキープ。二位三位争いとなった名古屋-磐田戦は、磐田が名古屋を引き吊りおろし、順位が逆転。四位五位決戦のF東京-市原戦は引き分けで順位変わらず。札幌は、貴重な勝ち点1を加え、浦和を得失点差でかわして2nd14位に順位を上げた。
降格争いの方は、C大阪が6連敗。東京Vは当面のライバル福岡に破れ年間15位のまま。横浜が広島に破れ、3連勝のあとの3連敗。浦和は鹿島に破れ勝ち点3のまま。1stの成績がほぼ同じだった浦和と札幌は、年間順位でも同じ位置にいる。その下にいた、横浜、東京V、広島、福岡などが2ndに入って地道に勝ち点を積み上げてきているので、その差が無くなってきて、札幌も首筋が寒くなってきた。ただいまのコンサドーレ札幌の年間順位は11。