アルゼンチンにてワールドユース開催、日本代表予選グループ敗退

6/17より、南米アルゼンチンにてワールドユース大会が開催されている。U-20世代を対象にしたこの大会には、24カ国が参加。将来飛躍期が期待される若手の有望選手が多く見つかる大会でもある。日本もアジア地区予選を勝ち抜き、イラク、中国と共に参加している。コンサドーレ札幌からは、山瀬功治、藤ケ谷陽介の両選手が選ばれている。U-20日本代表は前回の大会では準優勝を飾り、この大会でも四大会連続の決勝トーナメント進出が期待された。

同大会では、参加24カ国を4ヶ国ごとの予選リーグに分け、各グループ上位2カ国+成績の良い三位チーム4カ国の計16チームが決勝トーナメントに進む。日本はDグループに入り、オーストラリア、アンゴラ、チェコと同組み。

この日、日本代表は予選グループ最終戦となるチェコ戦を迎えた。初戦のオーストラリア戦0-2、二戦目のアンゴラ戦1-2と連敗した日本代表は、わずかに残る決勝トーナメント進出の可能性に賭けてこの日を迎えたが、この試合に先立ち行われたアンゴラ-オーストラリア戦が引き分けに終わったため、最終戦の結果を待たずにグループ四位が決まり、予選グループ敗退となってしまった。

試合の方は、プレッシャーから開放されたからか、それともこれが最後の試合となったためか、日本が押しまくる。初戦のオーストラリア戦から先発出場を続けるコンサドーレの両選手。攻めては山瀬選手がアンゴラ戦に続く二戦連続ゴールを決めれば、守っては藤ヶ谷選手が三戦目にして初完封。終わってみれば3-0の完勝で最終戦を飾ったが、選手達にはほろ苦い世界の舞台での1勝となった。

この世代は、U-17の時に世界大会への出場権をとれず、谷間の世代と呼ばれていたが、U-20にして世界大会への出場権を獲得。韓国がこの世代での世界大会への出場権を逃し、沈んでしまったのとは対照的である。この世代の次なる目標は、アテネ五輪となる。世界の舞台での貴重な経験を積んだ二人のみならず、コンサドーレの若手選手の頑張りに期待したい。

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