コンサドーレ札幌公式戦100勝目を飾る

 この日開催されたJ2リーグ第16節札幌-仙台戦を3-1で快勝したコンサドーレ札幌は記念すべき公式戦100勝目を、ホーム札幌厚別競技場の地に刻んだ。試合の方は、前半仙台ペースで進み、しかも先制点を奪われたこともあり、やきもきさせてくれたが、その後一気の逆転劇を見せ、今季初逆転勝利で100勝目を飾った。
 96年に誕生したコンサドーレ札幌。記念すべき1勝目は、96JFL開幕戦の福島FC戦。節目の50勝目は、97年のホーム厚別でのJFL最終戦のジャトコ戦。
 100勝の内訳をみてみると、リーグ戦(JFL、Jリーグ、J2リーグ)86勝、天皇杯8勝、ナビスコカップ4勝、北海道チャンピオンシップ2勝となる。
 北海道チャンピオンシップってなに?、公式戦に含まれるの?という疑問のわく2勝だが、れっきとした公式戦だったと思われる。コンサドーレは、98年からJリーグに所属しているため、天皇杯の予選は免除されているが、JFLに所属していた96年、97年の二年間は、コンサにも天皇杯の予選が科されることになっていた。それが、このチャンピオンシップである。ただ、JFLでは、春先の時点で上位にいた場合、天皇杯出場権を得て予選が免除されるルールにもなっていた。コンサドーレは、幸い、二年ともこのJFLの出場枠で、天皇杯に出場したため、チャンピオンシップで天皇杯出場をかけて戦うといったことはなかったが、JFLでの成績が悪かった場合、地域(北海道)予選にわまらなければいけなかった(それが、チャンピオンシップ)。結果的に、チャンピオンシップは二年ともエキシビションマッチのようになってしまったが、この大会自体はサッカー協会主催の公式戦である。98年以降は、コンサドーレがJリーグに所属し、天皇杯予選が免除されているので、コンサドーレが出場する大会は開催されていない(アマチームによる北海道知事杯が、天皇杯予選をかねている)。