コンサドーレ札幌オーストラリア合宿へ出発

 コンサドーレ札幌は、この日成田空港から、オーストラリアで行われるキャンプに出発した。1/24に札幌つどーむで始動した新生コンサドーレは、雪の中、約一週間を基礎体力中心のメニューに当てた。舞台を夏のオーストラリアに移してのキャンプでは、戦術トレーニングなども開始される。2/13までキャンベラ、2/14からアデレードに移動。2/26に帰国。帰国後は、千葉、宮崎でキャンプを行い、札幌に戻らず、そのままJ2開幕戦を迎える。オーストラリア滞在中は、地元チームや、同じくキャンプを張っているサンフレッチェ広島やヴェルディ川崎と練習試合を行う予定。
 今回、キャンプが昨年(沖縄、宮崎)と異なりオーストラリアに決まった背景には、コストの面で、国内キャンプより安くあげられるというHFCの判断がある。スタッフ・選手の輸送費は、スポンサーのJALが持ち、物価が日本より安いため滞在費が国内より安くあげられ、トータルで節約になるという判断である。
 話は変わって、キャンプを張っているキャンベラのAISは、コンサドーレがJ昇格を決めた二年目のシーズン前にキャンプをはった縁起のいい場所でもある。AISは、Australian Institute of Sportの略で、有名な総合スポーツトレーニングセンター兼アカデミー。組織としても20を越えるスポーツ種目部門をもっている。日本にはこのような総合スポーツレーニングセンターはまだなく、設立は日本スポーツ界の昔からの悲願でもある。AISのユースは名門で、豪州ユース代表に数多くの選手を送り出している。